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婚約破棄を宣言されました(やったあ!)
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「カトリーナ・ドクスウェル公爵令嬢!君との婚約を破棄する!」
金髪碧眼の、いかにも王子然とした容姿の王子が高らかに宣言しました。
「やったあ!」
間髪入れずに喜びの声をあげた相手の令嬢を、王子が目を見開いて凝視します。
「は?」
その視線で我に返った令嬢は、言い直しました。
「あ…………コホン。もとい。…な、なんでですか殿下!理由をお聞かせください!」
「今ものすごくはっきり「やった!」って言ったよな」
「いや、むしろ「やったあ!」だろ」
「いやいや、「ぃやっはあああ!」じゃなかったかな」
あっというまに尾ひれが付く、貴族社会の怖いところです。
「なんにせよ、よくあそこから仕切り直せるな」
「うむ、失言をなかったことにするテクニック。実に勉強になる」
「押し切った者勝ち、ということか」
「流石は高位貴族。無理を押し通すためにそこらの役者より演技が上手い」
「ああ。見ろよあの計算され尽くした首の角度といい、溢れないギリギリで目にためた涙の量といい」
そんな周りの喧騒をよそに頑張って悲しそうな演技を続ける令嬢と、無視しきれずに額に青筋を立てる王子。
王子は本当は怒鳴り散らしたいのですが、そうすると婚約破棄を言い渡した相手に喜ばれた、と認めることになってしまい恥をかくので仕方なく相手の演技に乗っかります。
「理由だと?そんなのはーーー」
「うわぁ、続けるんですのね」
「婚約破棄を人前で叩きつけるその神経がわかりませんわ」
「配慮とかないのかしら」
「言いたくてたまらないって感じが気持ち悪いです」
「こんな無神経なのが王族だなんて心底嫌ですわ」
しかし今度は女性陣からキツすぎる駄目出しが聞こえてきて、さしもの王子も口を閉ざしました。
言ってやりたかったのに。
いろいろと。
不満顔で押し黙る王子の袖を、一人の少女がクイっと引っ張りました。
無駄に豪奢なピンクのドレスを身につけた、まあまあ可愛い顔の少女です。しかし、所作が服の豪華さに思いきり負けています。
「どうしてはっきり言わないんですか?」
その質問に、王子の顔が引きつりました。
さっきの女性達の声が聞こえていただろうにそれを聞くのか、と。
「いや、流石にこんなに大勢の前で言うのはかわいそうだろう」
ちょっと前まで言う気満々だったくせに、王子はそう誤魔化しました。ですが
「王子が言えないなら私が言います」
空気を読むという概念自体がなさそうな令嬢は、そう言って一歩前に出ようとしました。
王子はそれを慌てて引き止めます。
これ以上周りの貴族達からいろいろ言われるのは嫌なのです。
「待て待て待て。後でこっそり言えばいいではないか」
しかし王子のその様子を好機と見て、元婚約者の令嬢が追撃に入りました。
「殿下、理由をお聞かせくださらないのですか?」
あくまで悲しげに、儚げに、公爵令嬢は王子を見つめます。
「あ、う、いや…」
その視線に気圧されて、王子は一歩後ずさりました。
しかしその腕にしがみつき胸を押し当てる男爵令嬢に睨まれてそれ以上身動きが取れません。
「ほら、相手も聞きたがってるんだから言ってあげましょうよ」
「いや、その…」
元婚約者の令嬢はともかく、周りの貴族達の視線が痛すぎます。
どうしてこんな人前で婚約破棄を宣言してしまったんだと、いまさら後悔しても遅すぎます。
「私、何か殿下のお気に障るようなことをしてしまっていたのでしょうか?」
元婚約者は、畳み掛けます。
涙がひとしずくだけ、頰を伝い落ちました。
その妖精のように儚げな美しさに、演技だとわかっている王子でさえ、ついドキリとしてしまいました。
しかし困りました。
実を言えば、周りを納得させられるような理由などないのです。
男爵令嬢からは、睨まれたとか(言いがかり)無視されたとか(用もないのにわざわざ声をかけるわけがない)順番を抜かされたとか(上位の貴族がどこでも優先されるのは当たり前)とか物がなくなった(彼女は普通によく物を落としたりしてなくす)とか聞いてはいますが、それはあまり真に受けてはいません。
ただ、いつも自分のことをおだててチヤホヤしてくれる彼女の隣があまりに居心地が良くて、何かと『王族としての振舞い』を口にする婚約者が鬱陶しくなっただけなのです。
取り立てて相手に非はないけれど、人目のあるところで婚約破棄を宣言すれば国王もなかったことにはできずに認めてくれるだろうと、そう思っただけなのです。
王子が彼女に言いたいことと言えば、一緒にいると息が詰まるとか、そんなに大きなおっぱいしてるんだからケチらずちょっとくらい触らせろとか、そんなことくらいでした。少し頭の冷えた王子は、流石に人前で言うことではないと気づいたため口を閉ざしました。
それなのに
「何よ!ちょっと綺麗な顔してるからってお高くとまっちゃって!いくら公爵家の娘でもそんな大きすぎる胸なんて下品だわ!王子だって私くらいの大きさの胸の方が好きなんだから!」
「いや、正直おっぱいは大きい方がいい」
つい、いらないところで口を挟む王子でした。
真っ赤になって腕で胸を隠す公爵令嬢と、怒り狂う男爵令嬢。
「はあ!?あんなにいっぱい触っておいて、そんなこと言うわけ!?」
爆弾発言でした。
一瞬、場が静まり返ります。
二人がどこまでやったのかはわかりませんが、この国では普通、婚約者でも胸を触らせたりしません。そういうことは、すべて婚姻後なのです。
それが婚約者でもない男に胸を触らせていたとは、大スキャンダルです。
顔を真っ赤にして囁き合う女性陣と、思わず女性の胸に視線を吸い寄せられてしまう男性陣。
段々収集がつかなくなってきました。
「殿下は…その…胸を好きなだけ触らせてくれる女性がいいということなのでしょうか…」
恥ずかしそうに顔を赤らめながら、もごもごと呟く公爵令嬢。
「当たり前だろう!男なんだから!ネアはむしろ積極的に触らせてくれるというのに、おまえときたら婚約者でありながら偶然を装って手が当たっただけで物凄く怒るではないか!」
残念、そこは胸を張らずに否定するところでした。
うんうんと共感して頷く男性陣と、それを虫ケラでも見るような目で見る女性陣。
「やっぱり、わざとだったのですね…」
いらないこともカミングアウトしていました。
「当然だ!いまいちボリュームに欠けるネアのでさえ、あんなに気持ちいいんだ。そんなに大きなおまえのおっぱいに顔を埋めたら、どれほど気持ちいいか。男なら誰だって一度は想像することだ!」
堂々と言い切りました。どセクハラです。真昼間に衆人環視の中、言うことではありません。
女性陣は、もはや死ねばいいのに、という目で王子を見ています。
男性陣は流石にちょっと気まずげに視線を彷徨わせています。胸は大きい方がいいという一般論には頷けても、ピンポイントで目の前にいる公爵令嬢の胸に顔を埋めたいとは、なかなか言えません。
王子の言葉と周囲の空気に、公爵令嬢は首まで真っ赤になりました。そしてその細い腕では隠しきれない胸をなんとか隠そうとしながら、ドレスの裾が汚れるのも構わずその場にしゃがみ込んでしまいました。
腕に押し潰された胸が、却ってちょっと卑猥です。
対して男爵令嬢は鬼の形相で王子の腕を握りしめました。
「王子、私の胸は、いまいちだと、思いながら、触って、たんですか」
低い声と腕の痛みに王子は慌ててフォローを入れます。
「い、いや。形は悪くないと思うぞ、垂れ下がってないし。ウエストもコルセットを外すと多少寸胴すぎないかとも思うが尻に肉がしっかりついていて、つかみ心地がいい」
ですが少々具体的すぎました。フォローのついでに、服を脱がせたこともあると暴露してしまっています。
いくらなんでもせいぜい服の上からちょっと揉んだ程度だろうと思っていた周囲は言葉を失いました。ドン引きです。
しかし、再びシンと静まり返った空気に王子は気づきません。目を閉じて腕を組み、何かを思い出すようにうんうんと頷いています。
色々と耐えきれなくなったのか、公爵令嬢が〆に入りました。
「で、では…誠に残念で悲しいことではございますが…今を持って、殿下の仰る通り婚約者の座を引かせていただきます…殿下、どうぞお幸せに…」
胸の大きさを散々弄られ多大な精神的ダメージを受けながらも、よろよろと立ち上がった公爵令嬢はなんとか自力でその場から立ち去りました。その後ろ姿を見送る貴族達の目には、公爵令嬢の狙い通り、同情が溢れていました。
演技とわかっていても流れが有力な方に乗る、貴族の大切なスキルです。
この後王子は、勝手に婚約破棄をしたことや、男爵令嬢とはいえ貴族の端くれと婚姻どころか婚約もしていないのに最後までいたしてしまったことなどを王にこっ酷く叱責されることでしょう。
男爵令嬢に至っては、貞操観念の緩さが大勢に知られてしまったため、将来は誰かの愛妾になるくらいしか選択肢はありませんが、スタイルも特にいいわけではなく手軽にヤレるくらいしかチャームポイントがないのでは、妾達の中で抜きん出るのに苦労することでしょう。だってあっさりヤらせてくれる女性達と競うのですから。
しかしこうして王子の体面と男爵令嬢の将来、そして自らの羞恥心を犠牲にして、公爵令嬢は見事失言を乗り切ったのでした。
めでたし、めでたし!
金髪碧眼の、いかにも王子然とした容姿の王子が高らかに宣言しました。
「やったあ!」
間髪入れずに喜びの声をあげた相手の令嬢を、王子が目を見開いて凝視します。
「は?」
その視線で我に返った令嬢は、言い直しました。
「あ…………コホン。もとい。…な、なんでですか殿下!理由をお聞かせください!」
「今ものすごくはっきり「やった!」って言ったよな」
「いや、むしろ「やったあ!」だろ」
「いやいや、「ぃやっはあああ!」じゃなかったかな」
あっというまに尾ひれが付く、貴族社会の怖いところです。
「なんにせよ、よくあそこから仕切り直せるな」
「うむ、失言をなかったことにするテクニック。実に勉強になる」
「押し切った者勝ち、ということか」
「流石は高位貴族。無理を押し通すためにそこらの役者より演技が上手い」
「ああ。見ろよあの計算され尽くした首の角度といい、溢れないギリギリで目にためた涙の量といい」
そんな周りの喧騒をよそに頑張って悲しそうな演技を続ける令嬢と、無視しきれずに額に青筋を立てる王子。
王子は本当は怒鳴り散らしたいのですが、そうすると婚約破棄を言い渡した相手に喜ばれた、と認めることになってしまい恥をかくので仕方なく相手の演技に乗っかります。
「理由だと?そんなのはーーー」
「うわぁ、続けるんですのね」
「婚約破棄を人前で叩きつけるその神経がわかりませんわ」
「配慮とかないのかしら」
「言いたくてたまらないって感じが気持ち悪いです」
「こんな無神経なのが王族だなんて心底嫌ですわ」
しかし今度は女性陣からキツすぎる駄目出しが聞こえてきて、さしもの王子も口を閉ざしました。
言ってやりたかったのに。
いろいろと。
不満顔で押し黙る王子の袖を、一人の少女がクイっと引っ張りました。
無駄に豪奢なピンクのドレスを身につけた、まあまあ可愛い顔の少女です。しかし、所作が服の豪華さに思いきり負けています。
「どうしてはっきり言わないんですか?」
その質問に、王子の顔が引きつりました。
さっきの女性達の声が聞こえていただろうにそれを聞くのか、と。
「いや、流石にこんなに大勢の前で言うのはかわいそうだろう」
ちょっと前まで言う気満々だったくせに、王子はそう誤魔化しました。ですが
「王子が言えないなら私が言います」
空気を読むという概念自体がなさそうな令嬢は、そう言って一歩前に出ようとしました。
王子はそれを慌てて引き止めます。
これ以上周りの貴族達からいろいろ言われるのは嫌なのです。
「待て待て待て。後でこっそり言えばいいではないか」
しかし王子のその様子を好機と見て、元婚約者の令嬢が追撃に入りました。
「殿下、理由をお聞かせくださらないのですか?」
あくまで悲しげに、儚げに、公爵令嬢は王子を見つめます。
「あ、う、いや…」
その視線に気圧されて、王子は一歩後ずさりました。
しかしその腕にしがみつき胸を押し当てる男爵令嬢に睨まれてそれ以上身動きが取れません。
「ほら、相手も聞きたがってるんだから言ってあげましょうよ」
「いや、その…」
元婚約者の令嬢はともかく、周りの貴族達の視線が痛すぎます。
どうしてこんな人前で婚約破棄を宣言してしまったんだと、いまさら後悔しても遅すぎます。
「私、何か殿下のお気に障るようなことをしてしまっていたのでしょうか?」
元婚約者は、畳み掛けます。
涙がひとしずくだけ、頰を伝い落ちました。
その妖精のように儚げな美しさに、演技だとわかっている王子でさえ、ついドキリとしてしまいました。
しかし困りました。
実を言えば、周りを納得させられるような理由などないのです。
男爵令嬢からは、睨まれたとか(言いがかり)無視されたとか(用もないのにわざわざ声をかけるわけがない)順番を抜かされたとか(上位の貴族がどこでも優先されるのは当たり前)とか物がなくなった(彼女は普通によく物を落としたりしてなくす)とか聞いてはいますが、それはあまり真に受けてはいません。
ただ、いつも自分のことをおだててチヤホヤしてくれる彼女の隣があまりに居心地が良くて、何かと『王族としての振舞い』を口にする婚約者が鬱陶しくなっただけなのです。
取り立てて相手に非はないけれど、人目のあるところで婚約破棄を宣言すれば国王もなかったことにはできずに認めてくれるだろうと、そう思っただけなのです。
王子が彼女に言いたいことと言えば、一緒にいると息が詰まるとか、そんなに大きなおっぱいしてるんだからケチらずちょっとくらい触らせろとか、そんなことくらいでした。少し頭の冷えた王子は、流石に人前で言うことではないと気づいたため口を閉ざしました。
それなのに
「何よ!ちょっと綺麗な顔してるからってお高くとまっちゃって!いくら公爵家の娘でもそんな大きすぎる胸なんて下品だわ!王子だって私くらいの大きさの胸の方が好きなんだから!」
「いや、正直おっぱいは大きい方がいい」
つい、いらないところで口を挟む王子でした。
真っ赤になって腕で胸を隠す公爵令嬢と、怒り狂う男爵令嬢。
「はあ!?あんなにいっぱい触っておいて、そんなこと言うわけ!?」
爆弾発言でした。
一瞬、場が静まり返ります。
二人がどこまでやったのかはわかりませんが、この国では普通、婚約者でも胸を触らせたりしません。そういうことは、すべて婚姻後なのです。
それが婚約者でもない男に胸を触らせていたとは、大スキャンダルです。
顔を真っ赤にして囁き合う女性陣と、思わず女性の胸に視線を吸い寄せられてしまう男性陣。
段々収集がつかなくなってきました。
「殿下は…その…胸を好きなだけ触らせてくれる女性がいいということなのでしょうか…」
恥ずかしそうに顔を赤らめながら、もごもごと呟く公爵令嬢。
「当たり前だろう!男なんだから!ネアはむしろ積極的に触らせてくれるというのに、おまえときたら婚約者でありながら偶然を装って手が当たっただけで物凄く怒るではないか!」
残念、そこは胸を張らずに否定するところでした。
うんうんと共感して頷く男性陣と、それを虫ケラでも見るような目で見る女性陣。
「やっぱり、わざとだったのですね…」
いらないこともカミングアウトしていました。
「当然だ!いまいちボリュームに欠けるネアのでさえ、あんなに気持ちいいんだ。そんなに大きなおまえのおっぱいに顔を埋めたら、どれほど気持ちいいか。男なら誰だって一度は想像することだ!」
堂々と言い切りました。どセクハラです。真昼間に衆人環視の中、言うことではありません。
女性陣は、もはや死ねばいいのに、という目で王子を見ています。
男性陣は流石にちょっと気まずげに視線を彷徨わせています。胸は大きい方がいいという一般論には頷けても、ピンポイントで目の前にいる公爵令嬢の胸に顔を埋めたいとは、なかなか言えません。
王子の言葉と周囲の空気に、公爵令嬢は首まで真っ赤になりました。そしてその細い腕では隠しきれない胸をなんとか隠そうとしながら、ドレスの裾が汚れるのも構わずその場にしゃがみ込んでしまいました。
腕に押し潰された胸が、却ってちょっと卑猥です。
対して男爵令嬢は鬼の形相で王子の腕を握りしめました。
「王子、私の胸は、いまいちだと、思いながら、触って、たんですか」
低い声と腕の痛みに王子は慌ててフォローを入れます。
「い、いや。形は悪くないと思うぞ、垂れ下がってないし。ウエストもコルセットを外すと多少寸胴すぎないかとも思うが尻に肉がしっかりついていて、つかみ心地がいい」
ですが少々具体的すぎました。フォローのついでに、服を脱がせたこともあると暴露してしまっています。
いくらなんでもせいぜい服の上からちょっと揉んだ程度だろうと思っていた周囲は言葉を失いました。ドン引きです。
しかし、再びシンと静まり返った空気に王子は気づきません。目を閉じて腕を組み、何かを思い出すようにうんうんと頷いています。
色々と耐えきれなくなったのか、公爵令嬢が〆に入りました。
「で、では…誠に残念で悲しいことではございますが…今を持って、殿下の仰る通り婚約者の座を引かせていただきます…殿下、どうぞお幸せに…」
胸の大きさを散々弄られ多大な精神的ダメージを受けながらも、よろよろと立ち上がった公爵令嬢はなんとか自力でその場から立ち去りました。その後ろ姿を見送る貴族達の目には、公爵令嬢の狙い通り、同情が溢れていました。
演技とわかっていても流れが有力な方に乗る、貴族の大切なスキルです。
この後王子は、勝手に婚約破棄をしたことや、男爵令嬢とはいえ貴族の端くれと婚姻どころか婚約もしていないのに最後までいたしてしまったことなどを王にこっ酷く叱責されることでしょう。
男爵令嬢に至っては、貞操観念の緩さが大勢に知られてしまったため、将来は誰かの愛妾になるくらいしか選択肢はありませんが、スタイルも特にいいわけではなく手軽にヤレるくらいしかチャームポイントがないのでは、妾達の中で抜きん出るのに苦労することでしょう。だってあっさりヤらせてくれる女性達と競うのですから。
しかしこうして王子の体面と男爵令嬢の将来、そして自らの羞恥心を犠牲にして、公爵令嬢は見事失言を乗り切ったのでした。
めでたし、めでたし!
応援ありがとうございます!
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みんなの感想(4件)
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むしろ罰として貧乳と婚約させられるくらいあるかもしれません(><)
・・・めで・・・たし?⁝(ृòωó ृ )ु⁝
めでたし!
サラッと読めて内容も濃かったようなそうでないような(笑)
面白かったです(≧ω≦)✧︎
微妙な濃さw
ありがとうございます!