神託など戯言です ~大聖女は人より自分を救いたい~
え? 実は別の前世も記憶もある? ここが乙女ゲーで私が悪役令嬢? 聖女候補になったら破滅?
成程、それは好都合。ではまず自分を救済するために神託など捨て置きましょう。殿方との恋愛も楽しそうですね。
※小説家になろう様にも投稿しています。第三章完。第四章はしばしおまちを。
今から歯噛みしても船は戻らない。
無事に生き延びて帰還したら『聖女を置き去りにして逃げ出した』と糾弾してやれば良いさね。リストアップだけしておきな。
間違いなく、あの時逃げるんじゃ無かったと後悔する事だろう。
強き力を持つ者は、より強い心を持たなくてはならない。
聖女の修行というのは、信仰心というものを、自らを支える芯として強く鍛える為にあるのかも知れませんね。
その上で、浄化の、や正義の、の様に一皮剥ける事が出来るか、信託の、の様に思考を放棄して信仰に依存するかは、個人の資質とも言えるかも。
あまりにも危険な慈愛の、の能力。
扱うには、まだまだ強さが足りないですね。
やっぱり慈愛様は恐ろしい…セーブ機能と言っても過言ではありません。ですがこれがせめてならば、慈愛様のいるところでは戦わなければいいだけでしょう。ナポレオンに対抗したプロイセン参謀本部方式というやつです。クラウゼビッツの戦争論は今読み直しても面白い…自分的にはリデル=ハートの戦略論の方が好きですけど。
こちら側の、正にJOKER
毒電場発信魚雷こと『慈愛の』
いや、凄いねぇ。この洗脳電波。
これでまだ発展途上なのだから、完成されたら洒落にならない。
とは言え、気軽に使える手でも無いので早いところ聖域の、との合流と撤退はしたいところ。
甘い…砂糖ではなく人工甘味料のように甘い…これは王子さまの脂肪フラグ?
今回の状況からどうやって脱出するのか?やはり慈愛様だより?
私が攻囲がわでしたら、まず最低10倍の正規兵で囲みます。物資集積所も10個所用意して、各々焼き討ちにあっても「官途状態」にならないように手配します。
もちろん土塁木柵を張り巡らして連絡線が切断されないように手配するでしょう。
もし聖女が打って出た場合は誰によるかで対応を変えます。浄化様や主人公ならその正面は持久を試み、側面から兵を削ることに専念させます。その方が奇跡の消耗が激しいからです。慈愛さまが出てきたらそこの戦場は一旦ストップで多方面から攻勢をかけます。
という感じですが、これはあくまで最低限のものだというのにどうやったら撤退が可能なのか皆目検討つきません。
奇跡の相性という天の刻に恵まれず、包囲されて聖域の奇跡が破られた以上地の利にも見捨てられ、戦略戦術を考えられる人材まで枯渇してしまった聖国勢、これで生き延びられたらまさに奇跡…今や脱出もままならず、もしかして神は主人公を処分したくて神託を出したの?
どうやら軍事的才能は向こうのほうが上っぽいですね。神様が3魔女を現代社会に転生させたときにある程度転生先の考慮をするものだと思っていましたが、戦略的才能は上の妹ちゃんで戦術的才能は下の妹ちゃんが学んだのかな〜そして主人公は政治学系?と想像したりしています。
大丈夫ですよ!主人公!あなたは聖国王家がこれ以上の無脳と害悪を曝け出さないように名誉を「救った」のですから!あと無脳に巻き込まれないようその他の人々も救ったとも言えます。正に全てを救ったと言えますのでお気になさらず!
ふむ。
実質、なんの役にも立たない愚物であっても、曲がりなりにも国王は国王。王族を皆殺しにされた時点で、とりあえず国の存続は不可能。
戦力が残っていようが、いまいが関係なく、既に国の命脈は絶たれた。
されば、このような『土地』に最早、用など有りはしない。
聖域のをこちらから迎えに走り、一刻も早く脱出せねば。
これで平地と同じになってしまいましたね。聖国王には責任を持っていただいて主人公は速やかに脱出を。
第一優先:自分関係者
第二優先:浄化様及び関係者
第三優先:聖域様
以下は囮にしてok
特に慈愛様はここで切り捨てないと後々祟りますのでご注意を!
瞞天過海、夜討ち朝駆けは兵家の常、声東撃西、兵は詭道なり…前世の諺を忘れてますね!風林火山ぐらい思い出しとかないと!
主人公はせっかく神託を受けていながら危険に近づきすぎです。下手すると自分たちだけがやられちゃいますよ!
浄化様!聖域様が戻られてから作戦を考えても手遅れですよ…今すぐ主人公と一緒に考えないと!そして聖域様が脱出を拒む可能性もちゃんと考慮しないとね。最悪見捨てる方向で。慈愛様の方は最初から見捨ててもいいけど。
国王陛下ちゃんと正しい認識を持ってるじゃん。そう!戦いは数だよね!そんでもって戦力で劣るのはどっちかな?
兵士数、兵站、補給線、決戦兵器数、指揮官比べてみると凄まじい差が見えませんか?
聖女様型は国王陛下に責任を取ってもらって脱出を!
寵姫の定義が予想とは違ってました。残念…因みに私の考えでは、「聖女」という言葉自体が偶像崇拝に繋がるので、あえて「神の寵愛で奇跡を授けられた少女」という意味で「寵姫」としたのだと。姫という漢字自体が元々は「女の臣下」を意味していたこともありました。
脱出の奇跡がない以上、ダンケルク撤退なみの脱出は難しいと言えましょう。あれはあれで奇跡ですけど。そうなると聖域様と慈愛様の2重結界を極狭い範囲で張りつつ、浄化と活性で聖女の体調を維持しながら敵に捕捉されるたびに慈愛様に頑張ってもらい、現地との交渉に統語を使うと言ったところでしょう。もし主人公が積極的なら、統語によって指揮官に収まるのも有効ですが…どちらにせよ切り捨てるべきものとの取捨選択は生まれそうですね。
ふと思いついた主人公の奇跡の仮説を1つ…マルタさんが復活を得てマーリアさんが転生を得てキアラさんが統語を得たのかも?つまり転生の奇跡とは、能力や知識の継承を司る物なのかも…そして前世では任意発動型奇跡なぞ存在しないため転生の奇跡の恩恵を受けられず、現世において2つの人格として現れたのかも?などと電車に揺られながら思いました。大学院で深く学んだ者が統語を操るなんて、どう考えても神の差配ってもんです。
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