聖女は復讐の為なら何でもします!
私は馬鹿だった。なぜもっと早く事を起こさなかったのか。私の両手には幼なじみの灰色の右手が握られている。間に合わなかったのだ。
☆
それは突然の出来事だった。今から三年前、私ことメアリの暮らすアップル王国に魔王軍が攻め込んできた。
戦乱の最中、魔物サイクロプスの手から私を庇い逃がしてくれたお父さんは帰らぬ人となってしまった。
家が魔物によって破壊されたため、田舎のトンカチ村に移り住み今はお母さんとパン屋をしながら生活している。
そんな折、私は公園で猫のカティと散歩していると国王陛下の任命した勇者の馬車が、私の大切な猫を跳ね飛ばした。
故意でないと泣きながら助けをこうが、その勇者は最低な勇者で、私まで半殺しの目にあってしまう。
骨折や内蔵も損傷しながら猫を抱き病院へ向かうも誰も助けてはくれず、途方にくれるなか、たまたま聖女様が通りがかり魔法の薬で治してくれた。
憧れの聖女様のようになりたくて調合学園に通っていたのに、事件に巻き込まれ、単なる村人の私が魔王を倒さないといけなくなってしまった。
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それは突然の出来事だった。今から三年前、私ことメアリの暮らすアップル王国に魔王軍が攻め込んできた。
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