絶望的に愛してる
「お兄さんは、自分が汚れてるって思ってるから、私を遠ざけるんでしょ?」
生まれた時からそばにいる、お兄さんは完全無欠のスーパーマン。
「君が汚れることなく綺麗であることが、そのまま僕の生きる意味になるんだ。」
そうやって頭を撫でてくれるけど、お兄さん。
私はお兄さんとならどこまでも汚くなって堕ちてしまってもいいと思ってる。
「お兄さん、じゃなくて名前で呼んでよ。」
「お兄さん!」
「………強情だね。」
そんな目で見ないでよ、お兄さん。
眉目秀麗、頭脳明晰な完璧なお兄さんの正体は、日本で一番大きな極道の一門の跡取り。
お兄さんはいつも優しくて、素敵だけど、もうこんなことはやめてほしい。
まるで私を好きみたいな態度を取らないで。
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どうせ最後は私のことを捨てるって、いつも言ってるくせに。
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