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油断【改☆】
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「ヤシャちゃんと遊びに行ってきま~す!!」
朝からリウの声がしたかと思うとヤシャを連れて外の行ってしまった。
「お昼ご飯までには帰ってこいよ~!」
一応注意しはしたし、リウの奴も「うん!」と元気な声で返してくれたので心配などしていなかったのだが...。
~12時前~
「まだ帰ってきてないのか...、まあお昼ご飯とは言ったしもうちょっとかかるだろうな」
その間に俺が今日の分の仕事を終わらせておこう、午後からは妹達と混ざって遊べるようにする為である。
チュリアも俺が真面目に仕事をしている所を見ているので特に何も言ってこない。
「さっさと仕事を終わらせますか!」
俺はそういいながら来年度の予算の使い方などを計算する。
~1時前~
(もうそろそろお昼ご飯だな...)
時計を見ながらそう思っているとミユキが俺の部屋に入ってきた。
「アリカ様、昼食の準備ができましたので居間までお越しください」
「分かった、ところでリウを見ていないか?、先ほどから見当たらないんだ」
俺の言葉にキョトンとする彼女。
「えっと...、リウ様でしたら朝に出かけた後から見かけていませんね」
「そうか...、では外に探しに行くとしようか」
どうせその辺をうろついているのだろうとたかを括っていたのだが、意外にも見つからない。
~20分後~
空から探していたミユキが地上に降りてきたので聞いてみる。
「リウ達を見かけたか?」
彼女はドラゴン形態からひとがたに人形に戻ると首を横に振った。
「いえ...、見当たりませんでした」
「そうか...」
ミユキが空から探しても見つからないと言うのは妙だ。
この村は見渡しが良いし、空から確認すれば子供のいきそうな場所くらい目に止まるはずなのだが...。
そこまで考えると二つの線が出てきた。
一つはリウ達が遊びで結構遠くまで行ってしまったか森の中で隠れんぼでもしているか。
もう一つは考えたくはないが誰かに誘拐されてしまったか...。
まあ、後者の方は線が薄いと言える。
なぜなら、ああ見えてもリウは強力な【もん娘】だからだ。
そこら辺の男衆や魔物なんかよりも遥かに強いのは確証済みである。
流石我が妹なだけはあるな!!。
...えっ? 俺の実力も気になるって?。
そりゃあもう凄いとしか言えないな。
どうでもいいやりとりをしながらも、俺はリウ捜索に乗り出すのでした。
朝からリウの声がしたかと思うとヤシャを連れて外の行ってしまった。
「お昼ご飯までには帰ってこいよ~!」
一応注意しはしたし、リウの奴も「うん!」と元気な声で返してくれたので心配などしていなかったのだが...。
~12時前~
「まだ帰ってきてないのか...、まあお昼ご飯とは言ったしもうちょっとかかるだろうな」
その間に俺が今日の分の仕事を終わらせておこう、午後からは妹達と混ざって遊べるようにする為である。
チュリアも俺が真面目に仕事をしている所を見ているので特に何も言ってこない。
「さっさと仕事を終わらせますか!」
俺はそういいながら来年度の予算の使い方などを計算する。
~1時前~
(もうそろそろお昼ご飯だな...)
時計を見ながらそう思っているとミユキが俺の部屋に入ってきた。
「アリカ様、昼食の準備ができましたので居間までお越しください」
「分かった、ところでリウを見ていないか?、先ほどから見当たらないんだ」
俺の言葉にキョトンとする彼女。
「えっと...、リウ様でしたら朝に出かけた後から見かけていませんね」
「そうか...、では外に探しに行くとしようか」
どうせその辺をうろついているのだろうとたかを括っていたのだが、意外にも見つからない。
~20分後~
空から探していたミユキが地上に降りてきたので聞いてみる。
「リウ達を見かけたか?」
彼女はドラゴン形態からひとがたに人形に戻ると首を横に振った。
「いえ...、見当たりませんでした」
「そうか...」
ミユキが空から探しても見つからないと言うのは妙だ。
この村は見渡しが良いし、空から確認すれば子供のいきそうな場所くらい目に止まるはずなのだが...。
そこまで考えると二つの線が出てきた。
一つはリウ達が遊びで結構遠くまで行ってしまったか森の中で隠れんぼでもしているか。
もう一つは考えたくはないが誰かに誘拐されてしまったか...。
まあ、後者の方は線が薄いと言える。
なぜなら、ああ見えてもリウは強力な【もん娘】だからだ。
そこら辺の男衆や魔物なんかよりも遥かに強いのは確証済みである。
流石我が妹なだけはあるな!!。
...えっ? 俺の実力も気になるって?。
そりゃあもう凄いとしか言えないな。
どうでもいいやりとりをしながらも、俺はリウ捜索に乗り出すのでした。
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