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VS愛川結美④

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「そうだよカズ君。流石にスノウちゃん一人で私の影に勝てるわけない。そろそろミルティちゃん辺りを召喚したら?」

 と言う彼女の問いに俺は首を横に振る。

「いや、いい」

「なんで? 何を狙っているのか知らないけど、このままじゃスノウちゃんやられちゃうよ?」

 ボロボロになった彼女を指差して彼女は笑う。

「それとも何か策でもあるの? ないのならこのままサクッと倒しちゃおっ」

 結美は影に指示を出して自身の魔法と挟み撃ちの形で挟撃してきた!

「...今だ!!!」

 俺の指示にスノウは結美の魔法を受け流し影の方にぶち当てた!

「なっ!? 私の魔法を利用した!?」

 結美の魔法をスノウがいい感じに受け流した結果、結美の影が消失した。

「最小限の動きで結美の影を倒すにはこれが1番良いんでね。まともに倒そうと思うと凄く大変だが、お前の魔法なら簡単に倒せると踏んでよかったよ」

「...なるほど。流石カズ君♡ 大好き♡ 抱いて♡♡♡」

 そんな言葉現実で言う奴初めて見たぞ? と言うか普通に見ている奴らが周りにいるんだからそんなこと言うなよ。

 こっちあが恥ずかしいだろ。

「...今は一応戦闘中だからな。後にしてくれ」

「後なら抱いてくれるの!? と言うかさっきも私が勝ったらキスしてくれるって言ったよね!? だったら私が買ったらこの後カズ君の家で抱いて貰えながら1時間くらい濃厚ベ◯チューしてくれるって訳だよね!? 絶対に負けられないじゃん!」

 などと言うよこしま気持ちの彼女と最終戦を飾る事になろうとは...。

 誰も予想しなかっただろう。
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