最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します！

10分後

　～10分後～

(...時間ね)

　私は時間が過ぎ去ったのを確認した後カズ君に笑顔を振りまく。

「カズ君♡ ちょっとお手洗いに行ってくるね♡」

「ああ！　分かった！」

　カズ君にそう呟いた後に私は部屋を出て携帯のGPSを確認した。

(...成香)

　確認してみるとかなり近場にいるようです。

(...やっぱり何かあったの？)

　私はGPS反応のある場所に近づいてみる。

　ちなみにこのGPSは私の方からはわかるけれど、成香以外の人間が成香のスマホを使ったとしても声帯認証機能により私の居場所が分からないように改竄される機能がある。

　私は一度車に戻ると【GRー12R】愛川結美カスタムを手にしてカバンの中に隠す。

(...使わないと良いんだけれど)

　そう思いながらもソ・レ・を手にした。

　そして成香のいる場所へと向かう。

　すると...！

(...何でここに成果がいるの？)

　GPS反応はどうやら地下の下水道の方から来ている。

　私は静かに近くにあるマンホールを調べていくと...。

「...あった」

　明らかに最近開けた形跡のあるマンホールがありました。

　それを掴んで見ると工具も無しに開いたので恐らくは...。

　私は慎重に階段を降りて地下に向かいます。

　そして足音を立てないように下水道を歩いていくと...！

「オラっ！　愛川家の金生み出し機！　愛川結美はどこにいるんだよ！」

「うぐっ！」

(成香！)

　成香が謎の黒服連中に袋叩きにあっている現場に出くわしてしまったのでした。