人形皇子は表情が乏しい自覚が無い

喜怒哀楽が顔に出やすいと思っている皇子様は、密かに侯爵令息に思いを寄せていた。

家柄にも容姿にも能力にも恵まれた侯爵令息は、敬うべき皇子から嫌われていると思っていた。

人形皇子と冷徹男の確執に口を出す者は、彼等の周囲にはいなかった。



※ゆるゆる設定・明るめ設定です。
※第一皇子以外は多少歯がゆい・切ない思いをしますが、第一皇子はそれらに無縁です。
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