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運命の発情期
誠の本性は※
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俺は既に新と叶斗と番ったばかりだってのに、誠を欲しがっている。その事がこの世界では異常な事だ。けれど身体の熱は一途に目の前のアルファを欲しがって、自分のものにしようと涎を垂らしているんだ。
「まこと…、俺のものになって…。」
口からついで出て来るのは、そんな浅ましい言葉だけだ。なのに誠は俺をうっそりと暗い眼差しで見つめて言う。
「ああ、早く私も岳と番いになりたい。自分だけのものにならなくても、岳が欲しいんだ私は。この匂い最高だ…!」
すっかり猛り切った、逞しく反り返った誠自身が臍に繋がる体毛を濡らしていた。俺は手を伸ばしてそのビクビクする天辺をゆっくりなぞって、まるで引き立てるかの様な柔らかな体毛を指先に絡めた。
「俺、誠のこれ好き…。誠はいつもスマートで優しげなのに、服を脱げばこんな色っぽいものを持っているのがギャップ萌えって言うか。本性は激しい…?」
すると誠は俺の顎を掬って、目を合わせて唇を柔らかく合わせた。
「ああ、本当の自分は誰にも見せられないよ。‥でも岳は私を受け入れるだろう?」
俺はゾクゾクするほどの期待と興奮を感じて、舌を伸ばして誠の口の中の柔らかな甘さを味わった。
「…怖いかって?俺が山駆けする時は、時々一瞬先に死を感じる危険さに興奮と恐怖を感じるんだ。それって、俺の大好きなものだよ。だから誠は俺の前で何も取り繕う必要は無いんだ。俺の本能が誠を欲しがってるのが返事だよ。」
誠は赤らんだ顔で、声を掠れさせた。
「まったく、岳は私を唯の男にする。日頃自分を飾り立てているものなど、岳は興味など無いんだから。…愛してる。一生を岳に捧げるよ。」
俺はどうしてこんなに大人の男である誠が可愛いく感じるのか不思議だった。でも俺がそう余裕を持ってられたのはほんの一瞬だった。本気を出した上位アルファはサンプリングでも十分思い知った筈なのに。
ベッドルームにもつれる様に向かっていると、ダイニングに居た新達はバスローブを着て何か飲んでいた。俺は思わず手を伸ばして叶斗の飲んでいるものを欲しがった。
叶斗が口移しで飲ませる冷たい水が口の中を震わせると、俺を抱き抱えた誠が強張った声で呟いた。
「…私も早く番わないと、この身を焼く様な嫉妬心に殺されそうだ。」
俺は叶斗の手からペットボトルを受け取ると、誠の手を引っ張ってベッドに腰掛けさせた。そして口に水を含むとゆっくりと誠に飲ませてやった。
「どう?まだ殺されそう?」
誠はギラついた眼差しで俺を見つめながら、コクリと喉を動かして味わう様に飲んだ。それからぐいと俺を引っ張ってひっくり返すと、見たことのない表情で囁いた。
「ああ、岳の可愛さに殺されそうだよ…。」
肌を鳥肌立てる様な強烈なフェロモンに晒されて、俺は息を浅くして誠が俺を貪るのを待った。
「まこと…、俺のものになって…。」
口からついで出て来るのは、そんな浅ましい言葉だけだ。なのに誠は俺をうっそりと暗い眼差しで見つめて言う。
「ああ、早く私も岳と番いになりたい。自分だけのものにならなくても、岳が欲しいんだ私は。この匂い最高だ…!」
すっかり猛り切った、逞しく反り返った誠自身が臍に繋がる体毛を濡らしていた。俺は手を伸ばしてそのビクビクする天辺をゆっくりなぞって、まるで引き立てるかの様な柔らかな体毛を指先に絡めた。
「俺、誠のこれ好き…。誠はいつもスマートで優しげなのに、服を脱げばこんな色っぽいものを持っているのがギャップ萌えって言うか。本性は激しい…?」
すると誠は俺の顎を掬って、目を合わせて唇を柔らかく合わせた。
「ああ、本当の自分は誰にも見せられないよ。‥でも岳は私を受け入れるだろう?」
俺はゾクゾクするほどの期待と興奮を感じて、舌を伸ばして誠の口の中の柔らかな甘さを味わった。
「…怖いかって?俺が山駆けする時は、時々一瞬先に死を感じる危険さに興奮と恐怖を感じるんだ。それって、俺の大好きなものだよ。だから誠は俺の前で何も取り繕う必要は無いんだ。俺の本能が誠を欲しがってるのが返事だよ。」
誠は赤らんだ顔で、声を掠れさせた。
「まったく、岳は私を唯の男にする。日頃自分を飾り立てているものなど、岳は興味など無いんだから。…愛してる。一生を岳に捧げるよ。」
俺はどうしてこんなに大人の男である誠が可愛いく感じるのか不思議だった。でも俺がそう余裕を持ってられたのはほんの一瞬だった。本気を出した上位アルファはサンプリングでも十分思い知った筈なのに。
ベッドルームにもつれる様に向かっていると、ダイニングに居た新達はバスローブを着て何か飲んでいた。俺は思わず手を伸ばして叶斗の飲んでいるものを欲しがった。
叶斗が口移しで飲ませる冷たい水が口の中を震わせると、俺を抱き抱えた誠が強張った声で呟いた。
「…私も早く番わないと、この身を焼く様な嫉妬心に殺されそうだ。」
俺は叶斗の手からペットボトルを受け取ると、誠の手を引っ張ってベッドに腰掛けさせた。そして口に水を含むとゆっくりと誠に飲ませてやった。
「どう?まだ殺されそう?」
誠はギラついた眼差しで俺を見つめながら、コクリと喉を動かして味わう様に飲んだ。それからぐいと俺を引っ張ってひっくり返すと、見たことのない表情で囁いた。
「ああ、岳の可愛さに殺されそうだよ…。」
肌を鳥肌立てる様な強烈なフェロモンに晒されて、俺は息を浅くして誠が俺を貪るのを待った。
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