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第一章 ヒロイン編
29.
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軽く触れただけでしたが確かに触れましたわ。
……………柔らかかったです。
そう思うと顔に熱が集まっていくのがわかります。
真っ赤な顔と触れた唇を隠そうとしてるとガシッと手を持たれ
「リティの可愛い顔が間近にあると我慢できなかった。隠したら駄目だよ。全部俺に見せてほしい。真っ赤な顔をしてるリティ可愛いな。」
「私こういうこと慣れてなくて……びっくりしましたわ。」
可愛いととても優しい瞳で見てくれてたのに、私の言葉を聞いてカルの目が鋭くなって
「慣れてない?リティは初めてのキスだよね?」
「えっ!?違いますわ。キスくらいしたことありますわ。」
私は何でカルが機嫌悪くなってるのかわからずキョトンとした顔をしながら答えるとカルの機嫌が更に悪くなっていますわ。
「……………今まで見張っていたのにいつそんなことが出来たんだ?」
今さらりと怖いこと言いませんでしたか!?
心の準備がないと爆弾発言されそうで………ここは流しましょう!!
私はカルの発言の方が驚愕なのですが…………とりあえず、誰だって家族とキスくらいしたことありますよ。
「カルはキスしたことなかったのですか?」
逆に聞きたいです!!
お父様にお母様とキスされたことないとか王族は厳しいのでしょうか??
「俺はリティが初めてだよ。だからリティが俺が初めてじゃないと思うと腸が煮えくり返るよ。」
怒りのオーラを纏いながら私の頬に触れる。
そこまで怒ることですか?カルがわかりませんわ。
家族ともしたことがないとは………王族は大変ですわね。
「ごめんなさい。そこまで考えてませんでしたわ。皆さんしていると思っておりました。」
「皆がしてる??誰とでもできるわけないだろ。リティは誰としたんだ?」
「えっ!?誰ってお父様にお母様にクラリスお兄様とですわ。先程初めて家族以外のカルとしました…………家族とするのと違ってとても恥ずかしいですわね。」
照れながら言う私に大きくため息をつきながらおでこをあわせてきました。
「えっえっ!?」
先程唇に触れるキスはしましたが、おでこを合わせるのもとても恥ずかしいです!!
「びっくりした。リティ1つ確認だけど、キスをここにしたのは初めてだよな?」
私の唇を触りながら言われて
「あっあっ当たり前ですわ!!家族でも頬にしかしませんもの。………………唇って柔らかいのですね。」
キスをされたことを思い出しながら話してたから最後はポロッと口走ってしまいましたわ。
「リティが経験済みなんて言うから焦ってそいつを殺すところだったよ。家族以外とはしてはいけないよ。家族は頬までは許すが唇に出来るのは俺だけだ。婚約者になると唇にするんだよ。これから覚えていこう。」
さっきとは全くの別人のようににっこり笑顔で話されてますが、最初の辺りは全然よくありませんでしたわ。
なに??私の発言で人が死ぬの??
恐ろしいわ。恐ろしいですわ。
「わかりました。唇はカルだけに捧げますわ。………こんなこと宣言するのも恥ずかしいです。」
人の生死がかかっていると分かり、しっかりとカルだけだと誓う。
カルは皇太子だから簡単にそんな物騒なことを言わせてはいけないわ!!
私がしっかりしなければいけませんわね!!
「ねぇ、俺の首に腕を回して。」
私は言われた通り回しましたが………なにこれ!初めてしましたが近すぎて恥ずかしいですわ。
「これから二人の時はこの体制を基本にしような。」
これからこれが基本??毎回恥ずかしくて私倒れないかしら。
私が返事をする前にカルの熱を帯びた瞳が近づいてきてキスされた。
……………柔らかかったです。
そう思うと顔に熱が集まっていくのがわかります。
真っ赤な顔と触れた唇を隠そうとしてるとガシッと手を持たれ
「リティの可愛い顔が間近にあると我慢できなかった。隠したら駄目だよ。全部俺に見せてほしい。真っ赤な顔をしてるリティ可愛いな。」
「私こういうこと慣れてなくて……びっくりしましたわ。」
可愛いととても優しい瞳で見てくれてたのに、私の言葉を聞いてカルの目が鋭くなって
「慣れてない?リティは初めてのキスだよね?」
「えっ!?違いますわ。キスくらいしたことありますわ。」
私は何でカルが機嫌悪くなってるのかわからずキョトンとした顔をしながら答えるとカルの機嫌が更に悪くなっていますわ。
「……………今まで見張っていたのにいつそんなことが出来たんだ?」
今さらりと怖いこと言いませんでしたか!?
心の準備がないと爆弾発言されそうで………ここは流しましょう!!
私はカルの発言の方が驚愕なのですが…………とりあえず、誰だって家族とキスくらいしたことありますよ。
「カルはキスしたことなかったのですか?」
逆に聞きたいです!!
お父様にお母様とキスされたことないとか王族は厳しいのでしょうか??
「俺はリティが初めてだよ。だからリティが俺が初めてじゃないと思うと腸が煮えくり返るよ。」
怒りのオーラを纏いながら私の頬に触れる。
そこまで怒ることですか?カルがわかりませんわ。
家族ともしたことがないとは………王族は大変ですわね。
「ごめんなさい。そこまで考えてませんでしたわ。皆さんしていると思っておりました。」
「皆がしてる??誰とでもできるわけないだろ。リティは誰としたんだ?」
「えっ!?誰ってお父様にお母様にクラリスお兄様とですわ。先程初めて家族以外のカルとしました…………家族とするのと違ってとても恥ずかしいですわね。」
照れながら言う私に大きくため息をつきながらおでこをあわせてきました。
「えっえっ!?」
先程唇に触れるキスはしましたが、おでこを合わせるのもとても恥ずかしいです!!
「びっくりした。リティ1つ確認だけど、キスをここにしたのは初めてだよな?」
私の唇を触りながら言われて
「あっあっ当たり前ですわ!!家族でも頬にしかしませんもの。………………唇って柔らかいのですね。」
キスをされたことを思い出しながら話してたから最後はポロッと口走ってしまいましたわ。
「リティが経験済みなんて言うから焦ってそいつを殺すところだったよ。家族以外とはしてはいけないよ。家族は頬までは許すが唇に出来るのは俺だけだ。婚約者になると唇にするんだよ。これから覚えていこう。」
さっきとは全くの別人のようににっこり笑顔で話されてますが、最初の辺りは全然よくありませんでしたわ。
なに??私の発言で人が死ぬの??
恐ろしいわ。恐ろしいですわ。
「わかりました。唇はカルだけに捧げますわ。………こんなこと宣言するのも恥ずかしいです。」
人の生死がかかっていると分かり、しっかりとカルだけだと誓う。
カルは皇太子だから簡単にそんな物騒なことを言わせてはいけないわ!!
私がしっかりしなければいけませんわね!!
「ねぇ、俺の首に腕を回して。」
私は言われた通り回しましたが………なにこれ!初めてしましたが近すぎて恥ずかしいですわ。
「これから二人の時はこの体制を基本にしような。」
これからこれが基本??毎回恥ずかしくて私倒れないかしら。
私が返事をする前にカルの熱を帯びた瞳が近づいてきてキスされた。
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