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第一章 ヒロイン編
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「俺、リティの事が大好きなんだ。俺以外にリティに何かしたと思うと駄目だ。リティの心もそうだ。前世とわかっていても受け入れがたい…………このまま俺以外のことを考えられないようにリティをめちゃくちゃにしたいよ。」
かぶりついたところをペロリと舐めながら熱烈な告白を受け、身体が熱くなっていく。
恥ずかしいからなのかカルの行動からなのかわからないけれど、カルがやきもちを妬いてくれてることに気持ちが嬉しくなる。
嬉しくなる時点で私もおかしくなっちゃったのかもしれない。
「前世のことはなかったことにできませんが、こうやってキスしたりこれ以上の事もカルとしか出来ませんわ。」
カルの頬を両手で覆い瞳を見つめ微笑んでからそっと優しくキスをした。
「カルが大好きですわ。私が恋愛感情で一番好きなのはカルだけですわ。私の前世の話を疑わずに聞いてくれてありがとうございます。私を選んでくれて嬉しい。」
今のカルには態度だけではなくて言葉も必要な気がして素直な気持ちを伝え、カルのサラサラした柔らかい金髪の髪に触れた。
これから先もずっとカルの髪を触れるのは私だけであってほしいな…………。
「リティ、これは誘ってる?」
カルの言葉にハッとして気づいたら髪だけでなく頬や唇に触れてました。
「ちっちち違いますわ。無意識に触ってましたわ………ごめんなさい。」
「なんで謝るんだ?俺はリティに触れられて嬉しいよ。それに俺に触れていいのはリティだけだ。」
「カル大好きです。私の全部に触れていいのはカルだけですわ。」
嬉しくて嬉しくて興奮して言ってしまった後にカルが瞳を潤ませとろんとした顔で見つめてきて
「このままリティを俺のものにしたい。」
やめてください。
本当にやめてください。
カルわざとですか??
真剣な話をこんなカルに跨がってする時点でヤバイですよね………本当にどこから突っ込んでいいのかわからない状況です。
こんな………こんな……ここまで求められて嫌だなんて突き放せるほど私も余裕がありませんわ。
「急すぎて…………恥ずかしいです。」
「ずっと待ち望んでたから俺は長かったな。無理強いはしたくない。リティは俺とは嫌?」
「嫌じゃないから困ってます。………………………前世と今世含めても経験ありませんがカルがいいです。」
私の言葉に満面の笑みで喜んでるからきゅんとしてしまうではないですか。
「大切にするよ。リティ大好きだ。」
ふんわりしたベッドに倒れこみカルからのキスが軽いものからだんだんと激しく深くなっていった。
これからさらにカルの異常な溺愛が加速していくことを、このときの私はまだ知らない。
かぶりついたところをペロリと舐めながら熱烈な告白を受け、身体が熱くなっていく。
恥ずかしいからなのかカルの行動からなのかわからないけれど、カルがやきもちを妬いてくれてることに気持ちが嬉しくなる。
嬉しくなる時点で私もおかしくなっちゃったのかもしれない。
「前世のことはなかったことにできませんが、こうやってキスしたりこれ以上の事もカルとしか出来ませんわ。」
カルの頬を両手で覆い瞳を見つめ微笑んでからそっと優しくキスをした。
「カルが大好きですわ。私が恋愛感情で一番好きなのはカルだけですわ。私の前世の話を疑わずに聞いてくれてありがとうございます。私を選んでくれて嬉しい。」
今のカルには態度だけではなくて言葉も必要な気がして素直な気持ちを伝え、カルのサラサラした柔らかい金髪の髪に触れた。
これから先もずっとカルの髪を触れるのは私だけであってほしいな…………。
「リティ、これは誘ってる?」
カルの言葉にハッとして気づいたら髪だけでなく頬や唇に触れてました。
「ちっちち違いますわ。無意識に触ってましたわ………ごめんなさい。」
「なんで謝るんだ?俺はリティに触れられて嬉しいよ。それに俺に触れていいのはリティだけだ。」
「カル大好きです。私の全部に触れていいのはカルだけですわ。」
嬉しくて嬉しくて興奮して言ってしまった後にカルが瞳を潤ませとろんとした顔で見つめてきて
「このままリティを俺のものにしたい。」
やめてください。
本当にやめてください。
カルわざとですか??
真剣な話をこんなカルに跨がってする時点でヤバイですよね………本当にどこから突っ込んでいいのかわからない状況です。
こんな………こんな……ここまで求められて嫌だなんて突き放せるほど私も余裕がありませんわ。
「急すぎて…………恥ずかしいです。」
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「嫌じゃないから困ってます。………………………前世と今世含めても経験ありませんがカルがいいです。」
私の言葉に満面の笑みで喜んでるからきゅんとしてしまうではないですか。
「大切にするよ。リティ大好きだ。」
ふんわりしたベッドに倒れこみカルからのキスが軽いものからだんだんと激しく深くなっていった。
これからさらにカルの異常な溺愛が加速していくことを、このときの私はまだ知らない。
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