魔王になった元落ちこぼれの姉に飼われています。

王国の次代の守護者と期待されている光の御子アネットには、姉のリエラがいる。リエラはそれなりに優秀であるが、光の御子である彼女に比して、力も弱く、落ちこぼれと見做されていた。
しかしアネットが十六歳の誕生日、パーティーのさなかにリエラは魔王の力に目覚めた。
魔性たちを召喚し、瞬くうちに王国を制圧するリエラ。
王国の主だった者はそれでも難を逃れたが、光の御子であるアネットは囚えられた。
豪壮な部屋の中、大きな鳥籠のような檻に彼女は入れられ――

そうしてリエラはアネットに宣言するのである。

「今日からあなたのご飯は、これよ」

床に置かれたのは麦粥の皿と、それに差し込まれた匙。
妖艶に笑うリエラは言った。

「だって、あなたは私のペットだもの」

それは、運命に弄ばれた、二人の姉妹の愛と憎しみの物語。
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