【奨励賞】恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
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SKYTRICK様の物語は謎解きをしながら読み進めるようで、何度も読み直しして、この時はこうだったのかと気づくことも多いです。
ロイ視点になって、やっぱり両思いなの?とびっくりします。
5年前の状況がわからないので、どうして魔法を使うことになったのか?記憶をなくしたロイと恋愛感情をなくしたサラが今後どう進んで行くのか?更新が楽しみです。
片や記憶なし、片や記憶あり。
何か…と心に引っ掛かるものを感じつつ、それが分からない。
思い出して欲しいけれど、でも…。
切なくて、切なくて。
2人のお互いを想う気持ちが重なる日を待っています。
SKYTRICKさんの作品は、どれも胸に迫ってきて、これでもかっ!と鷲掴みにしていきます。
切なくなるのが解っていても、読まずにいられません。
第2章を読み終えて…
作者様の作品には、音が感じられます。何か風景を描写した、とかではないのに自然音が聴こえてくることが、チョイチョイございます。これは一体何なのだろ? と思いつつもいつもわからずw でも楽しいから、ま、いっか…
クラシック音楽も聴こえます。「イクセル師匠と大樹城」「消去したのは」ではマーラーの交響曲第5番第4楽章アダージェットの甘く切ない調べがずっと聴こえていました。あまりにも有名過ぎる曲ですが、曲に負けない物語展開かと存じました。
第3章も期待して。
読めばわかる!唯一無二の輝き。
もうライトノベルではなくヘビーノベルかと思うような構成、文章力、人物描写。お蕎麦食べよ...と探してたら豚骨ラーメン背脂増しが出てきたかのような、アルファポリスの中でも異彩を放つ作品。ファンタジーながらも小説の中にのめり込んでいけるのは、数多くの作品を生み出した作者様の圧倒的な説得力にあり。
容赦なく登場人物を苦境に落とすが、その後の救いの過程には、「面白い」以上の何かを強烈に読み手に放ってくる。
破壊と再生を司るかのような作者様だが、読了感は海辺の空を眺めるような爽やかさを感じてしまうのであった。
アァ……地獄だァ……………でもこれが見たかったんです……!!!ありがとうございます……!!!
とても大好きです❗
間違えて承認してしまいました!すみません🙇♀️
改めて考えるきっかけになったので、返信送った後、「こうした質問は大変助かるな…」と思ってました。
あの時リネの味付けだと主張したオーラと、サラの内心は、今後本文には記述はしない(匂わせ的な笑)箇所なので、こうしてお伝えできて良かったです。
今後も楽しんでくださると嬉しいです!
Tectorumさんコメント有難うございます!嬉しい〜。
師匠、お気にキャラなので今後出してくのが私も楽しみです🦄💕
memoさん有難うございます!
今後どんどん、進んでいきます〜🌊
ミートボールに関してはちょうど次の話に記載されているので、そちらを読んだ方が早いかもしれませんが、二件もご質問書いてくださってお手数おかけしてしまったので(申し訳ないです)、ご説明致します。長文すみません!
ロイは元帥閣下なので普段豪勢な食事をしています。サラの作るミートボールはロイ専属料理人の腕ではありません。サラが使ったと言えばあの段階のロイは手をつけません。確実に食べさせるためにオーラが代わりに作ったと言いました。サラは特に指示していませんが、オーラが察して「僕が作った」と申し上げました。
サラが胸を抉るような悲しみを抱くのは、それがたとえ料理人が作ったとされてもそうです。オーラであっても他の料理人であっても変わらない。サラは純粋に、ロイに料理を振る舞えない状況を悲しく思っています。
しかしながらオーラは、どうしてもこれを奥様の味だと言いたくて、あえて「リネの味付け」と言っています。その時のロイの反応を見て、抱いたサラの心情を10話では書きませんでしたが、後から足すなら「喜び」です。オーラの「あなたのため、」の『あなた』はサラのことです。
それとこれも後で記載しますが、サラはそもそもこの期間にロイとヨリを戻そう仲良くしようなどとは全く考えていません。なので自らが作ったとは言いませんし、オーラの気遣いも本来不要です。これに関しても後述しますので、引き続きお読みいただければと存じます。
nicoさんありがとうございます!
そもそも、毎話感想と疑問を抱き、きちんと送ってくださるのがすごいなと思って拝見しています。なかなか出来ることではないので。
尊敬します。
さまざま考察してくださり有難うございます。
感想嬉しいし、有難いです。コメント欄があるおかげで、「いや完全書き方間違ったわ!」がわかるので笑
今後もよろしくお願いします。
続き頑張ります。
やったります。
ちりさん…深いお方ですね。
この段階のロイが好かれるとは思っていなかったので、そんな風に読んでくださり、恐れ入ります。
その感性を尊敬します。
感情を…消します!
今後も楽しんでくださると嬉しいです。
疲れ、ぶっ飛ばせて良かったです。
出来る限りさくらさんの疲れをぶっ飛ばしていきたい所存です。
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