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船は進むよ海原を
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「おっと時間もないんだったな。いくぞ皆のもの!」
宰相家族御一行様は何の疑いもなく乗り込んでいく・・・ソレに続けとギルド関係者と平民も入っていく・・・尻込みしてるのは貴族連中だ。早々に脱落を告げられた三男は
「うるさいうるさい!俺は選ばれたんだ!行くぞ!」
入っていった・・・
「ま、待てよ!」
残りの貴族組も入っていった・・・そして
「全員乗り込みましたね?では出港!出発!」
機械音と共に鋼鉄の船は動き出し・・・ものの数秒で全速力の馬と変わらない速度になり・・・甲板に出てた子供たちは大はしゃぎだ
「これはすごいな・・・これ程のスピードなのに揺れがほとんどない・・・しかもこの大きさ・・・」
王国一同が乗ったのは・・・プ■メテウスという空母だ・・・そう・・・彼の左手だ・・・そして当然帝国側に迎えにいったのは・・・ダイダ■スである・・・であれば?島で待つのは本体・・・ということになるかもしれない
「さて、これから向かう島には多種族が生活をし、ソコはすでに国家と言えるほどの規模となっています。ソレに関しては宰相閣下は国王陛下から聞き及んでますね?」
「はい。私はその島の全容を確認しつつ、この度の参加者が粗相をしないよう見張る役割・・・と聞いています」
「それだけではありませんよ?」
「は?」
「同時刻帝国側からも出港の連絡がありました。同じような時間で島に到着予定なので、帝国相手にも使節団ということですよ?」
「・・・それは国王様からは何も聞かされてないのですが・・・」
「それは国王様のお考えがあったかどうかは、預かり知らないところです・・・残念ながら」
どこの国でも宰相の扱いはこうなるのね・・・
「まぁ、何か困ったことがあったら私を頼りなさい。私は帝国側の存在ですから」
「???」
「我は帝国領に棲んでおった【竜】だ。今は訳あって人の姿をしておるがな・・・」
洒落にならん・・・
「因みに竜の姿に戻ると、この船とほぼ同じサイズだな」
オワタ・・・
「ま、悪さしなければなんにもしないさ」
その後はなに事もなく進み・・・ませんでした・・・
「おい!この船の中は宝の山だな!」
例の三男が・・・艦内の内装調度品や、用途不明の品々を勝手に盗り・・・自分の懐に入れ始めたのだ・・・その中には・・・見るからに危険とわかる・・・赤い円筒形の・・・物があり
「大人しくそれを元の場所に戻せ!他のものならくれてやるから」
彼女が狼狽していた・・・それに気を良くしたのか
「はっ!さっきまでの威勢はどうしたんだよ!」
彼は調子に乗ったのだ・・・
宰相家族御一行様は何の疑いもなく乗り込んでいく・・・ソレに続けとギルド関係者と平民も入っていく・・・尻込みしてるのは貴族連中だ。早々に脱落を告げられた三男は
「うるさいうるさい!俺は選ばれたんだ!行くぞ!」
入っていった・・・
「ま、待てよ!」
残りの貴族組も入っていった・・・そして
「全員乗り込みましたね?では出港!出発!」
機械音と共に鋼鉄の船は動き出し・・・ものの数秒で全速力の馬と変わらない速度になり・・・甲板に出てた子供たちは大はしゃぎだ
「これはすごいな・・・これ程のスピードなのに揺れがほとんどない・・・しかもこの大きさ・・・」
王国一同が乗ったのは・・・プ■メテウスという空母だ・・・そう・・・彼の左手だ・・・そして当然帝国側に迎えにいったのは・・・ダイダ■スである・・・であれば?島で待つのは本体・・・ということになるかもしれない
「さて、これから向かう島には多種族が生活をし、ソコはすでに国家と言えるほどの規模となっています。ソレに関しては宰相閣下は国王陛下から聞き及んでますね?」
「はい。私はその島の全容を確認しつつ、この度の参加者が粗相をしないよう見張る役割・・・と聞いています」
「それだけではありませんよ?」
「は?」
「同時刻帝国側からも出港の連絡がありました。同じような時間で島に到着予定なので、帝国相手にも使節団ということですよ?」
「・・・それは国王様からは何も聞かされてないのですが・・・」
「それは国王様のお考えがあったかどうかは、預かり知らないところです・・・残念ながら」
どこの国でも宰相の扱いはこうなるのね・・・
「まぁ、何か困ったことがあったら私を頼りなさい。私は帝国側の存在ですから」
「???」
「我は帝国領に棲んでおった【竜】だ。今は訳あって人の姿をしておるがな・・・」
洒落にならん・・・
「因みに竜の姿に戻ると、この船とほぼ同じサイズだな」
オワタ・・・
「ま、悪さしなければなんにもしないさ」
その後はなに事もなく進み・・・ませんでした・・・
「おい!この船の中は宝の山だな!」
例の三男が・・・艦内の内装調度品や、用途不明の品々を勝手に盗り・・・自分の懐に入れ始めたのだ・・・その中には・・・見るからに危険とわかる・・・赤い円筒形の・・・物があり
「大人しくそれを元の場所に戻せ!他のものならくれてやるから」
彼女が狼狽していた・・・それに気を良くしたのか
「はっ!さっきまでの威勢はどうしたんだよ!」
彼は調子に乗ったのだ・・・
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