7 / 7
7 その後
しおりを挟む
「ねーねー、パパー。この銅像ってなにー?」
とある街にある、とある広場。そこを通りがかった男児が、中央に鎮座する像を指さした。
「ここにある像はね、この国――ううん。この世界をより良い方向に導いてくださった人達を称えるために、建てられているんだよ」
「たた、える……。???」
「ごめんごめん、言葉が難しかったね。つまり、『とっても偉い人だから皆が忘れないように作った』ってことだよ」
「へ~、そーなんだ~。ねえねえママ、像になってる人のお名前は? なんてゆーの?」
「レオン・ハールン様と、サーシャ・ハールン様。10代前の国王夫妻様よ」
「お二人は当時の王族としては珍しく20歳をこえて結ばれ、それはもう幸せな家庭を築いた――誰もが憧れる夫婦になったんだよ。実はパパとママはね、お二人のような関係を目標にしてるんだ」
「ふーん、そーなんだぁ。だから女の人の像は特に、とっても幸せそうな顔をしてるんだね」
とある街にある、とある広場。そこを通りがかった男児が、中央に鎮座する像を指さした。
「ここにある像はね、この国――ううん。この世界をより良い方向に導いてくださった人達を称えるために、建てられているんだよ」
「たた、える……。???」
「ごめんごめん、言葉が難しかったね。つまり、『とっても偉い人だから皆が忘れないように作った』ってことだよ」
「へ~、そーなんだ~。ねえねえママ、像になってる人のお名前は? なんてゆーの?」
「レオン・ハールン様と、サーシャ・ハールン様。10代前の国王夫妻様よ」
「お二人は当時の王族としては珍しく20歳をこえて結ばれ、それはもう幸せな家庭を築いた――誰もが憧れる夫婦になったんだよ。実はパパとママはね、お二人のような関係を目標にしてるんだ」
「ふーん、そーなんだぁ。だから女の人の像は特に、とっても幸せそうな顔をしてるんだね」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
451
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(10件)
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
討伐する力なんて無いくせに 死人に口無しとばかりに 自害を討伐と偽って手柄をでっち上げてたわけで、先祖代々クズな王家だったんだなぁ、と。。。
王家周辺がスッキリ大掃除されて、国家無き国土は周辺国が分割かな?
新婚夫婦には曰く付きのアレコレを丸ごと背負わせたくないですから(笑)
seraia様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
そうですね(笑)。
せっかくこうして結ばれた2人、ですので。そのあたりは、うまくやってくれているのだと思います(笑)。
あんなことがありました。でも、その後。
悪いことばかりではなく。ああいった未来を、手にすることができました……っ。
ども、ランヤード田中と申します。楽しくお話を読ませていただきました。さて、因果応報、自業自得をこれでもかと言える位のサーシャ嬢の容赦ない対応は流石ですね。やられた連中は消滅して当然の塵屑ですからね。綺麗に塵一つ残さず絶望を味会わせて滅ぼすのはスッキリしましたし、醜い物体を残さず消しているのはある意味環境に優しいエコな始末ですね。本来であれば前世にも隣国の王太子様な方々がいれば良かったですが、それがきっかけとなって今世の出逢いとなったと思えば無駄な行動ではなかったのでしょう。
ランヤード田中様。通知を見落としてしまっており、お返事が遅れてしまい申し訳ございません。
わざわざ読んでくださり、ありがとうございます。
しかも沢山の感想までいただけて……。本当に、幸せです。
にもかかわらず、こんなにも遅くなってしまいまして。繰り返しになってしまいますが、申し訳ございません。
反省、しております。
久しぶりにじっくり読み返し中。これもよき話ですわ(⌒▽⌒)
蓮様。通知をかなりの期間見落としてしまっており、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
せっかく送ってくださったのに、何度も来ていただいているのに、本当に申し訳ございません。
今後は一層、通知欄のチェックを心がけます。
わざわざ送ってくださり、そして、お褒めのお言葉をくださり、ありがとうございます。