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Ready Move!!!
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芸能事務所だからお洒落な間取りとかかなと思っていたら普通の会社、うちの部署と同じだった。
莉杏さんはキョロキョロとし、お目当ての人を見つけたらしく、悪巧みをする表情になり。
「おーい!!カイトっち!!来たわよ!!!」
静さんの様に大声で叫び”ブンブン”と音を立て手を振った。
すると、真ん中にいた男性が勢いよく立ち上がりこっちに近づいて来た。
「莉杏さん!寝てる人もいるんだからでかい声出さないでくださいよ!!って・・・もしかして南風成か!?俺だよ、俺!八女!八女カイト!女帝様元気ですか?」
黒縁眼鏡の髪の毛ボサボサな男性が莉杏さんに苦情を言っていたが、後ろの私に気付き目を大きく見開いた。
「八女君!久しぶり。悠理ちゃんの結婚式以来だね。悠理ちゃんめちゃくちゃ元気だよ。バリバリ働いてるし」
彼、八女カイトは私と悠理ちゃんと敦啓ちゃんと同じ中学のクラスメイトで・・・
悠理ちゃんの信奉者でFC総括会長で親衛隊隊長です。女帝様と崇めています。
外の応接室に移動して座ると、カイトは一枚の紙を私たちの前に差し出した。
「雑誌社から久しぶりに栄君に仕事の依頼が来たんだけどね。低反発クッションのモデルだって。いきなりだから意味不明だったけど、莉杏さんから理由聞いてムカついてムカついて。女帝様のメアド聞いてたらすぐに報告している案件だよ」
カイトは怒りで紙を握り潰しそうになったので急いで紙を取り見ると莉杏さんとエイレンが静かに立ち上がりスマホを取り出し何かを検索し左に向いて2人とも掌をかざし始めたので無意識にタックルして莉杏さんの脇に挟んだ紙を取り上げた。
ぶっちゃけ、今回の問題の原因である私が見ないとと紙面を見て震えが止まらなくなった。
『御社の栄 蓮氏に『 It’s Cooler!』9月号に掲載される低反発クッションの広告(1P)を依頼します。この号は、専属モデル茂木キンヤ生誕記念号で表紙と特集で巻頭カラー20Pとします』
紙の両端を握り締めながら震える私がブチ切れてると見たエイレンと莉杏姉弟は心配そうに覗いたが、まったくの逆。
笑いを堪えるのに必死で震えが止まらなかったのだ。
エイレンを普通にモデルとして扱ったならあの読モの輩が軍団でかかってきたとしてもデコピン一発で奴等は惨敗確実だろう。公衆の面前で決闘申し込んで勝たないとプライドがもたないからこんな形になったんだなと。
「うん!やっぱりウチの嫁の大勝利だわ!」
満足げに微笑みながら呟いてカイトに紙を返そうとしたが後ろにも何か書いてあったので読んでみると、今度は怒りで体が震えてきた。
掲載される9月号は申し訳ないですが、1週間後発売なので、今日中に撮影と編集して送ってくださいと。
「はぁ?なめてんのか?『 It’s Cooler!』編集部!!今日の今日でだよ!!」
顔を上げるとエイレン、莉杏さん、カイトは動き出していた。
「上の階のスタジオの許可とっといたよ。クッションは俺が愛用してるメーカーのだから未開封の使って」
「カイトっち!うちのペットにカメラマン居るから頼んだ。すぐ来るって」
「カイトさんだっけ?スタイリングに化粧姉ちゃんが出来るから頼まなくても大丈夫だから」
莉杏さんの秘書の人もカメラマン出迎えで下の階に向かった。何もしてないのは私だけ。
「翼は見てくれればモチベーション上がって最高の撮れるからさ」
わかりやすい程落ち込んだ表情していたのか私の肩を叩いてエイレンは微笑んだ。
5分後にカメラマン到着してスタジオへ。
莉杏さんはキョロキョロとし、お目当ての人を見つけたらしく、悪巧みをする表情になり。
「おーい!!カイトっち!!来たわよ!!!」
静さんの様に大声で叫び”ブンブン”と音を立て手を振った。
すると、真ん中にいた男性が勢いよく立ち上がりこっちに近づいて来た。
「莉杏さん!寝てる人もいるんだからでかい声出さないでくださいよ!!って・・・もしかして南風成か!?俺だよ、俺!八女!八女カイト!女帝様元気ですか?」
黒縁眼鏡の髪の毛ボサボサな男性が莉杏さんに苦情を言っていたが、後ろの私に気付き目を大きく見開いた。
「八女君!久しぶり。悠理ちゃんの結婚式以来だね。悠理ちゃんめちゃくちゃ元気だよ。バリバリ働いてるし」
彼、八女カイトは私と悠理ちゃんと敦啓ちゃんと同じ中学のクラスメイトで・・・
悠理ちゃんの信奉者でFC総括会長で親衛隊隊長です。女帝様と崇めています。
外の応接室に移動して座ると、カイトは一枚の紙を私たちの前に差し出した。
「雑誌社から久しぶりに栄君に仕事の依頼が来たんだけどね。低反発クッションのモデルだって。いきなりだから意味不明だったけど、莉杏さんから理由聞いてムカついてムカついて。女帝様のメアド聞いてたらすぐに報告している案件だよ」
カイトは怒りで紙を握り潰しそうになったので急いで紙を取り見ると莉杏さんとエイレンが静かに立ち上がりスマホを取り出し何かを検索し左に向いて2人とも掌をかざし始めたので無意識にタックルして莉杏さんの脇に挟んだ紙を取り上げた。
ぶっちゃけ、今回の問題の原因である私が見ないとと紙面を見て震えが止まらなくなった。
『御社の栄 蓮氏に『 It’s Cooler!』9月号に掲載される低反発クッションの広告(1P)を依頼します。この号は、専属モデル茂木キンヤ生誕記念号で表紙と特集で巻頭カラー20Pとします』
紙の両端を握り締めながら震える私がブチ切れてると見たエイレンと莉杏姉弟は心配そうに覗いたが、まったくの逆。
笑いを堪えるのに必死で震えが止まらなかったのだ。
エイレンを普通にモデルとして扱ったならあの読モの輩が軍団でかかってきたとしてもデコピン一発で奴等は惨敗確実だろう。公衆の面前で決闘申し込んで勝たないとプライドがもたないからこんな形になったんだなと。
「うん!やっぱりウチの嫁の大勝利だわ!」
満足げに微笑みながら呟いてカイトに紙を返そうとしたが後ろにも何か書いてあったので読んでみると、今度は怒りで体が震えてきた。
掲載される9月号は申し訳ないですが、1週間後発売なので、今日中に撮影と編集して送ってくださいと。
「はぁ?なめてんのか?『 It’s Cooler!』編集部!!今日の今日でだよ!!」
顔を上げるとエイレン、莉杏さん、カイトは動き出していた。
「上の階のスタジオの許可とっといたよ。クッションは俺が愛用してるメーカーのだから未開封の使って」
「カイトっち!うちのペットにカメラマン居るから頼んだ。すぐ来るって」
「カイトさんだっけ?スタイリングに化粧姉ちゃんが出来るから頼まなくても大丈夫だから」
莉杏さんの秘書の人もカメラマン出迎えで下の階に向かった。何もしてないのは私だけ。
「翼は見てくれればモチベーション上がって最高の撮れるからさ」
わかりやすい程落ち込んだ表情していたのか私の肩を叩いてエイレンは微笑んだ。
5分後にカメラマン到着してスタジオへ。
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