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11章
180 娘に頼み事
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カグリア 視点
まず、あたしが向かったのはリリスのいる受付だ。
ギルド長を探してから向かうより抑制力があるクリスを先に行かせた方が暴走をとめられると思う。
「リリスはどこかしら?」
受付に着くとすぐにリリスを発見できた。
どうやら第二陣の列の整理をしているようだ。
「随分と人が増えたわね。」
スタンビートが発生すれば長期化になりやすい為、多くの冒険者は面倒な設営がある先発組よりすぐに交代で戦闘参加できる第二陣に参加する。
通常ではこのような横取り行為は禁止で罰則対象になるが今回は緊急クエストである為に黙認されている。
なので、第二陣に参加しようと人が一気に増えたわけだ。
「リリス、お疲れ様。」
「リアお母さん!お帰りなさい!あれ?ティーちゃんは?」
「その事でお願いがあるのよ。今、ティーは外で捕まえた魔獣の側でおやつを食べているの。リリスはティーが逃げないように、ティーと遊んでもらえるかしら?」
「魔獣の近く!?でも、ティーちゃんの近くなら大丈夫かな?リアお母さんのお願いだし…わかった!」
「あの見えてる魔獣に近くに居るからね!」
「お、大きい…わかった行く!」
リリスはその後、魔獣の方向に走って行った。
「さて、ミスズは手が離せないみたいね。」
人がさっきより増えた為、ミスズはその対応に追われていた。
「はぁ、リリスが抜けた分は何かしないとね。」
あたしの判断で娘を手伝いから外したので補填した方がいいと思った。
まぁ、勝手に娘を手伝わさせたミスズに文句を言いたくなるが職員総出で対応しているのを見ていると助け船を出したくなる。
あたしはアイテムボックスから5体の魔導人形を出し、列を作らせる命令を与え、槍に布を付け「並ばぬ者に慈悲は無し」と看板と共に書き解き放った。
これでトラブルが起きても喧嘩両成敗で排除出来る。
「なんだこれ?邪魔すんじゃねぇ!ギャー!!」
うんうん、ちゃんとマナーが悪い冒険者を排除しているわ。
さて、ギルド長を探さないと…
まず、あたしが向かったのはリリスのいる受付だ。
ギルド長を探してから向かうより抑制力があるクリスを先に行かせた方が暴走をとめられると思う。
「リリスはどこかしら?」
受付に着くとすぐにリリスを発見できた。
どうやら第二陣の列の整理をしているようだ。
「随分と人が増えたわね。」
スタンビートが発生すれば長期化になりやすい為、多くの冒険者は面倒な設営がある先発組よりすぐに交代で戦闘参加できる第二陣に参加する。
通常ではこのような横取り行為は禁止で罰則対象になるが今回は緊急クエストである為に黙認されている。
なので、第二陣に参加しようと人が一気に増えたわけだ。
「リリス、お疲れ様。」
「リアお母さん!お帰りなさい!あれ?ティーちゃんは?」
「その事でお願いがあるのよ。今、ティーは外で捕まえた魔獣の側でおやつを食べているの。リリスはティーが逃げないように、ティーと遊んでもらえるかしら?」
「魔獣の近く!?でも、ティーちゃんの近くなら大丈夫かな?リアお母さんのお願いだし…わかった!」
「あの見えてる魔獣に近くに居るからね!」
「お、大きい…わかった行く!」
リリスはその後、魔獣の方向に走って行った。
「さて、ミスズは手が離せないみたいね。」
人がさっきより増えた為、ミスズはその対応に追われていた。
「はぁ、リリスが抜けた分は何かしないとね。」
あたしの判断で娘を手伝いから外したので補填した方がいいと思った。
まぁ、勝手に娘を手伝わさせたミスズに文句を言いたくなるが職員総出で対応しているのを見ていると助け船を出したくなる。
あたしはアイテムボックスから5体の魔導人形を出し、列を作らせる命令を与え、槍に布を付け「並ばぬ者に慈悲は無し」と看板と共に書き解き放った。
これでトラブルが起きても喧嘩両成敗で排除出来る。
「なんだこれ?邪魔すんじゃねぇ!ギャー!!」
うんうん、ちゃんとマナーが悪い冒険者を排除しているわ。
さて、ギルド長を探さないと…
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