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11章
187 サッ!!つ◻︎
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カグリア 視点
「ティー何やってるの!?」
「あきゃ!」サッ!!つ◻︎
ティーを怒ろうとしたら毛皮服から絵本を取り出した。
そのタイトルは『よいこの応急処置』
…ナニコレ?
あたしはティーから受け取り、絵本を開くと簡単なケガの応急処置が絵で描かれていた。
そして、最後のページに血だらけの人が気絶して、止血と治療師を呼びに行く絵が描かれていた。
この絵本描いたのは誰だ!
怪我人を気絶させるとかありえないでしょ!
作者 アルテミア
「アルテミアさんか~!!」
医療の神のアルテミスさんの本なら事実なのだろう。
というかこの絵本はどこから持って来たのかしら?
「えっと、ティーごめんね。ティーの対処間違ってないかも。」
「あい!」
娘の行為は間違ってなかった。と思いたい。
あたしは、娘が成長しているのだと実感したかった。かもしれない。
というかティーにアルテミアさん呼んで来てもらった方が早くないかしら?
ティーならアルテミアさんの所に転移出来そうだし…試すか。
あたしは離れそうになっていたティーを呼び止めた。
「ねぇ、ティー!アルテミアさん連れて来てくれない?」
「あう?」
誰って…
「健康診断受けた時に会ったでしょ?」
「???」
そういえばこの子寝ていたわ。
「じゃあ、覚えてるかな?ティーの誕生日会に来てたメガネをかけた紫髪のお姉さん。」
「うきゅ~。」
ダメだ…覚えてなさそう。ティーは頭をひねってる。
しょうがない。
「それじゃあ。サンおじさんは覚えているかな?」
「…あい!!」
覚えてるようだ。
「サンおじさんに手紙を書くから届けてね。」
「あーい!」
あたしは紙とペンを取り出し用件をまとめ書きティーに渡した。
「この手紙をサンおじさんに渡して、紫髪のお姉さんを連れて来てね。」
「あいあい!」シュン!
ティーは転移した。
「リアお母さん。このおじいさん大丈夫なの?手伝うことある?」
銀髪の子と一緒に来ていたリリスも心配のようだ。
リリスも目の前で家族を失っているからなんとかしてあげたいのかもしれない。
「あたし達が出来る事はもうないわ。ティーかミスズが治療師を連れて来るまで持ってくれるかどうかよ。」
「…うん。」
「ティー何やってるの!?」
「あきゃ!」サッ!!つ◻︎
ティーを怒ろうとしたら毛皮服から絵本を取り出した。
そのタイトルは『よいこの応急処置』
…ナニコレ?
あたしはティーから受け取り、絵本を開くと簡単なケガの応急処置が絵で描かれていた。
そして、最後のページに血だらけの人が気絶して、止血と治療師を呼びに行く絵が描かれていた。
この絵本描いたのは誰だ!
怪我人を気絶させるとかありえないでしょ!
作者 アルテミア
「アルテミアさんか~!!」
医療の神のアルテミスさんの本なら事実なのだろう。
というかこの絵本はどこから持って来たのかしら?
「えっと、ティーごめんね。ティーの対処間違ってないかも。」
「あい!」
娘の行為は間違ってなかった。と思いたい。
あたしは、娘が成長しているのだと実感したかった。かもしれない。
というかティーにアルテミアさん呼んで来てもらった方が早くないかしら?
ティーならアルテミアさんの所に転移出来そうだし…試すか。
あたしは離れそうになっていたティーを呼び止めた。
「ねぇ、ティー!アルテミアさん連れて来てくれない?」
「あう?」
誰って…
「健康診断受けた時に会ったでしょ?」
「???」
そういえばこの子寝ていたわ。
「じゃあ、覚えてるかな?ティーの誕生日会に来てたメガネをかけた紫髪のお姉さん。」
「うきゅ~。」
ダメだ…覚えてなさそう。ティーは頭をひねってる。
しょうがない。
「それじゃあ。サンおじさんは覚えているかな?」
「…あい!!」
覚えてるようだ。
「サンおじさんに手紙を書くから届けてね。」
「あーい!」
あたしは紙とペンを取り出し用件をまとめ書きティーに渡した。
「この手紙をサンおじさんに渡して、紫髪のお姉さんを連れて来てね。」
「あいあい!」シュン!
ティーは転移した。
「リアお母さん。このおじいさん大丈夫なの?手伝うことある?」
銀髪の子と一緒に来ていたリリスも心配のようだ。
リリスも目の前で家族を失っているからなんとかしてあげたいのかもしれない。
「あたし達が出来る事はもうないわ。ティーかミスズが治療師を連れて来るまで持ってくれるかどうかよ。」
「…うん。」
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