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12章

209 姉護り

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キラティア 視点

(ティーちゃん…また、食べ始めちゃた。どうしよう。)もじもじ…

「ね、ねぇ…ちょっと私…「ぶぉーーー!!!」ひゃ!?なに!?」

おや?もう1体の鹿も目覚めたか!
リリ姉ちゃんが何か言おうとするけど待ってね。

「あっ!?いや…うっ…」ジュワ~…

「あきゃ?」

ん?リリ姉ちゃんどうしたの?

僕はリリ姉ちゃんから降りるとリリ姉ちゃんの周りに小さな水溜りが出来ていた。



見るな!!くわ!

僕は全力で見えるモノ全てを睨めつけた。
効果はあり次々と倒れていった。
だが、原因の鹿だけは暴れていた。

おまえのせいだ!

ピコン!

僕は転移で鹿のおでこに移動し、ピコハンで鹿のおでこを叩いた。
鹿はすぐに気絶したが、僕の虫は治らない。
なので、何度も叩いた。

ピコン!ピコン!ピコン!

ガシッ!

ん?なんだ?

「ティー?大人しくしてなさいって言ったでしょ!」

あ!?リアママ!?

僕はリアママに捕まった。

そしてグイグイされた。

あっきゃー!!!
やー!やー!

ごめんなさい!ごめんなさい!
いつもよりグイグイは長くなに謝っているかわからなくなって来た。

何度も謝ってなんとか解放された。ぷしゅ~…
なんか動きたくないので僕はリアママのじっとする事にした。
はぁ…落ち着く。

少し聞き耳を立ててると、どうやらさっき子供達を親の所に帰したいらしい。
そういえば、帰りたいと言っていた子もいたなぁ…
そうだ!

くいくい!

リアママ!!ちょっとみんなを家に送ってくる。

「ちょっと待つの~!保護者の確認も必要なの!適当に転移して放置してたら困るの~!」

知らない大きな妖精さん?が割り込んで来た。

んー…つまり親を連れてくればいいのね!
わかった!ちょっと行ってくる。

すちゃ!

僕はリアママから飛び降り近くにいた男の子に近付いた。

はい、ちょっと失礼!
はむ…んー…よし!

この子と同じ魔力は何処かな?
ぐるぐる…

お!?反応あり!

シュン!

僕は男の子に近い魔力を見つけ転移した。
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