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12章

218 発射!!

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キラティア 視点

僕は隠し通路を抜け、本棚を戻しじーじを探した。

すると廊下にいた!

「お!?あのウサミミはティーちゃんか?」

しまった!?ウサミミが見えてしまったか!?

僕は慌てて図書館に戻り逃げたが静かにしなければならない。
なので走れなかった。

「あっきゃ!あっきゃ!」たったった…

じーじも僕を見て察したのか静かに追いかけてきた。
だが、大人と赤ん坊すぐに壁際に追い詰められた。

「ティーちゃん!もう行き止まりだよ!」

いつもならここで終わりだろう。
だが、こっちには秘密兵器がある。バーン!!

『いやいや!?あの方創造神様じゃん!無理矢理!』

やらなきゃやられる!!

「む!?それは…反欲の水鉄砲!?なぜティーちゃんが?」

『やめて!!』

発射!!ピュー!!

「おわ!?」

ハンスイちゃんから発射された水はじーじの足下に着水した。

『圧が足りません!!』

なんと~!?

『水圧が足りません!!』

言い直さなくていいから…
しかし、となると…ダラダラ…

「ティーちゃん捕まえた!!」ヒョイ!

「あっきゃ!!?」ジタバタジタバタ…

じーじにあっさり捕まってしまった。
せめて、ハンスイちゃんを取らないようにと服の中にハンスイちゃんを隠した。

「なんじゃ?ティーちゃんはその水鉄砲を気に入ったのか!いいぞ!持って行って!楽しい死神ごっこじゃたのう。ティーちゃん!」スリスリ…

「あっきゃー!!!!」

こうして、サンおじさんが来るまですりすりされ続けた。

「父上、ティー!アルテミアさんを連れてきましたよ。というか水浸しですね。」

「ちと、ティーちゃんと遊んでいて片付けるのを忘れておったわ。」パチッ!

じーじが指を鳴らすと水が一瞬で乾いた。

「うう…うきゅ…」

「キラティアちゃん?顔色悪いわよ?大丈夫?」

うう…やっと解放される!早く紫髪のお姉さんをルナママの所に連れていかなければ…

僕は紫髪のお姉さんにアホ毛をくっ付け転移した。
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