それって食べ物ですか？いいえ飲み物です。

14章

273 親登場！！

レヴァン　視点

『え！？誕生日に来た人に襲われた！？今からそっち行くわ。ねぇ～ルナ！ティーの所に転移よろしく！』

く、母親まで来るか…
まずい！！動け俺の身体！！

「…はっ！？あきゃ！」プシュ！

「ギャーー！！」

逃げようとした俺に気付いたキラティアは俺に再度、反欲の水鉄砲を発射し、水浸しになった。

パァーッ！！シュン！

地面が光りカグリアが現れた。

「あれ！？レヴァンさん？てっきり…」

カグリアは別の誰かと思っていたようだ。
逃げれてたらバレずに済んだかもしれないのに…チクショー！！

「まーま！あきゃ！むきゃ！！」

「えーと…なるほど…レヴァンさんがティーを襲った犯人ですか…」

どうやらカグリアはキラティアの話がわかるようだ。
ここまで来たら正直言うしかない。

「…う、キラティアの実力を測るのつもりだった…」

「実力って…ティーはまだ赤ん坊なんですからやめて下さい。あたしだって我慢しているのに…」

「すまん…」

「あきゃ！？」

キラティアは驚いているが武神ならこれが当たり前の事だ。
武神とは常に強者を求めているのだ。
カグリアも分かるはずだ。

「気持ちは分かりますが、娘を襲ったので何か償いをして欲しいですね。」チラッチラ…

「わかった…」

水は乾き俺が動けるようになると、いつ間にかルナールも来ていて、契約書の束を持って待っていた。

「うふふ…レヴァンさん。こんにちは！
ゆっくり話し合いましょう？」

ミスった…一番手を出してはいけない家族に手を出してしまったのだと後悔した。

その後、俺は契約書を書かされた。