147 / 250
10巻
10-1
しおりを挟む第1章 プレオープン
1 予行演習当日
タクマのせいで随分と立派な町になってしまった、地方都市トーラン。
そんなわけで人の流入が爆発的に増えてしまっていたのだが、ひとまず宿を建てる事で対処する事になった。
宿自体の設備、宿泊客に出す料理、従業員の接客教育、従業員の制服、そしてお客さんに着てもらう寝間着――事前に準備しておかなければならない事はたくさんあったのだが、タクマの家族や協力者の頑張りによってそれも無事終えた。
そして、特別な客を招待して宿が上手く稼動するか試すという、プレオープンの日を迎えるのだったが――
◇ ◇ ◇
宿の予行演習当日。宿の運営を任されているスミス一家や従業員達は、緊張の面持ちでその日を迎えていた。
タクマの目の前で、彼の恋人である夕夏と日本人転移者のミカが食事をしている。
「まさか私達まで参加とはね……」
「うう……緊張する……」
夕夏はため息を吐きながらも食べていたが、ミカは食が進まないようだ。タクマがミカに向かって言う。
「緊張するのは分かるが、食べておかないと持たないぞ」
「タクマさんの言う通りだ。ミカが着付けをするわけじゃなくて、従業員がやるのを確認して、間違っていたら指摘するだけでしょ? 今からそんなに緊張しても仕方ないよ」
そう声を掛けたのは、ミカの夫のリュウイチだ。彼は赤ちゃんのタイヨウを抱いていた。
今回、夕夏とミカは着付け責任者として演習に参加する事になっている。ただ、着付け講習を受けた従業員のフォローをするだけ、それなのに二人は緊張していた。
ミカがため息交じりに応える。
「分かっているのよ、スージー様達はミスをしたくらいで怒らないって事は。私達が緊張しているのは、宿の売りになってしまった浴衣を気に入ってくれるかって事なの」
予行演習の招待客は、パミル王国の二人の王妃、スージーとトリスとその子供達。そして宰相のザイン一家であった。
また、浴衣はヴェルドミールに住む者にとって、相当斬新なデザインである。受け入れてもらえなければ、浴衣を寝間着にするという目論見自体崩れてしまう。そうなれば宿の魅力が減ってしまう、二人はそう心配していた。
「浴衣についてはギリギリで思いついたものだし、そこまで気にしなくていい。確かに受け入れられるかは分からないが、従業員達は問題ないって言っていたじゃないか」
タクマには勝算があった。
前日、従業員達に浴衣を見せた際、彼らはデザインを嫌うような態度を見せなかったのだ。あの反応であれば、客は問題なく来てくれるに違いない。
夕夏がミカを宥めるように言う。
「タクマの言う通り、従業員のみんなの反応は悪くなかったわ。色は淡く落ち着いたものにしたし、男性物も子供物の甚平も嫌われるデザインじゃないはずよね」
「ああ。自信を持って良いと思う」
二人にそう言われ、ミカは多少落ち着きを取り戻した。その後、ミカの顔色が戻る事はなかったが、彼女はしっかりと食事を取った。
食後、二人は宿のあるトーランへ向かっていった。
リュウイチはミカの事を心配そうに見ていたが、彼女のセンスを信じているようだった。彼はタイヨウを連れて自分の家へ戻っていった。
庭では、早起きをした子供達が、タクマの守護獣であるヴァイス達とともに体をほぐしていた。今日は王妃達の子供であるマギーとショーンが遊びに来るので、日課としていた鍛錬を休みにしたのだ。
タクマが子供達に近づくと、みんな元気に挨拶してくる。タクマの家では、挨拶するように厳しく教え込まれていた。人と会う時に最初に交わす挨拶ができていれば、相手は悪い気分にはならないのだ。
「これからマギー達を迎えに行くから、みんな仲良くな。それと、ヴァイス達はハクを鍛えるだろうけど、あまり無理は駄目だぞ」
「「「「はーい!」」」」
ハクというのは、猫の姿で転生してきた日本人男性だ。先日宿の看板猫になる事が決まったものの、まだ能力の使い方に不安があるので、ヴァイス達が鍛えてあげる事になっていた。
タクマはヴァイス達を送り出すと、招待客である王妃達を迎えに行くため、空間跳躍を使って城へ跳んだ。
城の謁見の間にタクマが到着をすると、目の前にはスージー達王族と、宰相のザインの一家が待っていた。移動する手間を省くために、集合してくれていたようだ。
「おはようございます。わざわざ集まってくれたのですね」
そう言ってタクマが頭を下げると、スージーが口を開く。
「同じ招待客として行くのですから、集まっておいたの。宰相の一家なら私達も面識があるしね」
ザインは苦笑いを浮かべていた。一応城の中なので、スージーの砕けた言葉遣いが気になったのだろう。ザインの後ろにいる彼の家族も驚いていた。
ザインは大きくため息を吐き、タクマに話しかける。
「王妃様の立ち振る舞いについては、この場にいる者の心に仕舞っておくとして……タクマ殿。本日は、私を含めた家族を招待してくれてありがとう。皆、この日を楽しみにしていたのだ」
タクマは笑みを浮かべると、ザインと彼の家族に挨拶する。
「そう言っていただき、俺も嬉しいです。ゆっくり過ごしていただけたら幸いです。家族の皆さん、俺はザイン様にお世話になっている、タクマ・サトウと言います。今日は、俺の商会で始める宿の予行演習に付き合っていただき、感謝申し上げます。不慣れで目につくところもあるでしょうが、寛いでいただけると嬉しいです」
ザインの家族は、タクマの優しげな様子を見て緊張を緩めた。
「初めまして。私はザインの妻でユーミと申します。本日はご招待をいただき、ありがとうございます」
ユーミはザインとは年の離れた若い女性だった。髪は長くきれいなブラウンヘアーで、スタイルはスレンダーで華奢に見える。
ユーミの後ろには、二人の子供が控えていた。二人はユーミから挨拶を促されると、タクマの前にちゃんと出てきた。
タクマは膝をつき目線を合わせると、二人の挨拶を待つ。
「おはようございます! わたしのなまえはシーナです!」
「おはようございます! わたしはルーナです!」
シーナの髪型は、母親譲りのブラウンヘアーを短く切り揃えた、いわゆるボブカットだ。ルーナは同じブラウンヘアーだが、腰まであるロングヘアーである。
きちんとした挨拶ができた二人に、タクマは笑みを浮かべる。
「丁寧な挨拶をありがとう。挨拶をできて偉いね」
二人の頭をいつもの感覚で撫でると、タクマはハッと気付く。
王族に対してさすがに失礼だったかもしれない。そう思ってザインを見ると、彼は笑みを浮かべて頷いていた。ザインはこれくらいで怒るような男ではないのだ。
タクマはシーナとルーナに声を掛ける。
「今日は宿にお泊まりだけど、その前に俺のお家で遊んでもらうよ。そこには俺の子供もたくさんいるから、仲良くしてくれるかな?」
シーナとルーナは、嬉しそうに笑みを浮かべる。
「おともだちになれる?」
「あそんでいいの?」
「ああ、たくさん遊んで、お友達になってくれると嬉しいな」
そう言ってタクマは二人を撫でて立ち上がる。
そして、全員に向けて口を開いた。
「さあ、ここで話していても時間がもったいないので、早速行きましょうか」
タクマは魔力を練り上げて八人を範囲指定すると、タクマ達の住む屋敷のある湖へ跳ぶのだった。
◇ ◇ ◇
「あはははは! ルーナちゃん、シーナちゃんこっちー!」
「マギーちゃんとショーンくんもはやくー!」
到着した途端に仲良くなった子供達は、タクマの自宅の庭で走り回っている。王妃二人とザイン夫妻は、楽しそうに遊ぶ自分達の子供を見て目を細めていた。
「やっぱりマギー達はここが好きみたいね。思いっきり体を動かせるというのもそうだけど、裏表のない友達がいる事は、掛け替えのないものなのね」
スージーがしみじみと言った。
ザインは申し訳なさそうに返事をする。
「マギー様とショーン様は、お立場上どうしても孤立しますからな。私共も気にはなっていたのですが……」
ザインは、マギー達に友達を作らせようとしていたのだが、貴族の子供は親に何を仕込まれているか分からないのでできなかったのだ。
つらそうに言うザインを見て、スージーとトリスは苦笑いを浮かべる。
「こればっかりは仕方ないわ。私達は王族なんだし。マギーも分かっているからこそ、我が儘を言わないし」
「ええ、ショーンもその辺は理解してます。それに、今はこうやってタクマさんのお宅で思いっきり遊べるから問題ないわ」
二人はザインに「気にしないように」と付け加えた。
ザインは恐縮しつつ、話題を変えるように尋ねる。
「ところで、マギー様達はここで何をして遊んでいるのですか?」
「そうねぇ。今みたいに外で身体を動かすのがほとんどね。疲れたら木陰でお昼寝したり、時には盛大に転んだりもするわね」
スージーの返答に、ザインは驚きを隠せなかった。マギーもショーンも、城ではとても大人しい子供だったのだ。
「それにね。身体を動かすようになってから、丈夫になっているみたいなの。体調を崩す事がほとんどなくなったわ」
横で聞いていたタクマも、それには驚いた。
二人はここに来るようになってから、健康優良児となっているようだ。きっと身体を動かす事で、基礎体力が向上しているのだろう。
ザインがタクマに話を振る。
「タクマ殿。マギー様とショーン様の身体が丈夫になっているようだが、それは何故なんだ?」
「特にこちらで何かをしているわけではないですよ。ウチでやっているのは、子供達と思いきり遊ばせて、疲れたら眠らせ、お腹がすいたらお腹いっぱい食べさせる。それだけです」
ちなみに、タクマはマギー達に禁止事項を与えていない。何をしては駄目とかいっさい言っていないのだ。
一方、城では乳母のような大人が子供達を監視し、何かと言うと止めたりしていた。タクマがスージーとトリスに、ここでは子供の好きに行動させるように頼んだ時、二人はそれを受け入れたのだ。
少し考え込んでいたザインに、タクマは告げる。
「まあ、子供は限界まで遊んで、いっぱい食べて寝る。それをしていれば自然と丈夫になると、俺は思ってますけどね」
そんな事を話していると、あっという間にお昼が近くなってきた。全力で遊んでいた子供達は、いつの間にか木陰で寝息を立てている。
タクマはザインに話しかける。
「まあ、遊びとはいえ、本気で走り回っていればああなりますよね。体力をつけたら、自然と体調を崩す事も少なくなるかと」
「確かに体力は必要だな。お二人にとってここでの遊びは、良い運動になっているというわけだ」
それからしばらくして、子供達が目を覚ました。
そのまま早めの昼食を取る事になった。出されたのは、パンに鶏のささ身とトマト、レタス、チーズを挟んだサンドウィッチだ。それに、生搾りのオレンジジュースを添えている。
そのメニューを見たザインは、子供達が野菜を嫌がるのではないかと心配した。マギーとショーンは、これまであまり野菜を好んで食べてこなかったのだ。自分の子供であるシーナとルーナも野菜は好きではない。
シーナとルーナが食べるのを躊躇しているところを見て、タクマの子供達が不思議そうな顔で質問する。
「あれー? シーナちゃんもルーナちゃんも食べないのー?」
「おやさい、にがいからきらいなの……」
「おいしくない……」
ザインは、シーナとルーナを注意しようとするが、タクマはそれを止めた。すると、子供達が二人に語りかける。
「お野菜は、大事だよ。お父さんが言ってたんだ、お野菜をいっぱい食べれば、病気になりづらくなるんだって」
「そうそう。病気は苦しいから嫌だよね。ぼくも病気が嫌だからお野菜食べるの。それに、お野菜は苦いだけじゃなくて、色んな味がするからきっと大丈夫だと思うよ」
タクマの子供達に促され、シーナとルーナは恐る恐るサンドウィッチを口に入れた。
次の瞬間、二人の表情が明るくなる。
「あれ? おいしい! にがくない!」
「おやさいのあじはするけど、おいしいあじがする!」
二人は笑みを浮かべながら、サンドウィッチを平らげてしまった。
ザインは、自分の子供達が野菜を笑顔で食べるのを見て、驚きを隠せなかった。そして目の前にあるサンドウィッチを口に入れた。
「! これは……」
タクマが出したサンドイウィッチに入ってる野菜は、細かく刻まれていたり、ドレッシングが掛けられていたり、苦味を感じないように色々と工夫されていた。
「子供は苦みに敏感です。だから小さいうちは野菜が嫌いなんですよ。だったら食べやすいようにしてやれば、あのように食べてくれるというわけです」
この世界のほとんどの家では、ここまで手間を掛けない。ザインとユーミは次からは自分の家でもこうしてもらおうと決心しながらサンドウィッチを平らげる。
ちなみに、スージーとトリス、マギーとショーンは一心不乱に食事を進めていた。
食事が終わると昼を少し回っていたので、いよいよ移動だ。タクマの家の子供達とマギー達は再び会う事を約束してお別れをした。
「さあ、行きましょうか」
タクマは再び空間跳躍を使い、トーランのコラル邸へ跳んだ。
到着すると、そこにはコラルが待機していた。国の重要人物がいるので、護衛を用意してくれたようだ。
「スージー様、トリス様。ようこそトーランへ。宿までの道中の警護は、私の私兵達が行います。タクマ殿がいるので安全だとは思いますが、護衛は必要なものですのでご了承ください」
跪きながらそう言うコラルに、スージーは柔らかな笑みで受け答えする。
「コラル殿。お気になさらないで。護衛が必要なのは分かっています。宿までよろしくお願いしますね」
「はっ! お任せください。ザイン様、今日は宿の視察だそうで、ゆっくりご覧になられてください」
実は、ザインの視察は名目でしかない。身体を休めてもらうのが、本来の目的である。
その事はすでにコラルにも話してあったが、どこに耳があるか分からないので、コラルはその設定を忠実に守っている。
「うむ。コラル殿も忙しいところ、色々と尽力してくれて感謝する。道中の警護は頼んだ」
挨拶が終わると、コラルは全員を馬車へ案内した。
コラル邸の門の前には、豪華な馬車が二台用意されていた。
二台の馬車は同じくらいの豪華さだが、大きさが違う。大きい馬車は王族用、それより一回り小さいのがザイン達の馬車だ。
それぞれに乗り込むと、その前後に馬に乗ったコラルの私兵が付いた。
その後、タクマはザイン一家が乗る馬車に乗り込んだ。タクマが、馬車を護衛するコラルの私兵に声を掛ける。
「じゃあ、出発しようか」
「承知いたしました。全員乗車! 目的地はタクマ殿の宿!」
号令とともに、馬車は出発する。
ちなみに、何故タクマがザインの馬車に乗ったかというと、王妃達が乗っている馬車に乗ってしまうと、いらぬ誤解を受けるかもしれないからだ。これはコラルから言われた事なので、タクマは素直に従った。
「タクマさま。きょうお泊まりするのは、どんなところなの?」
「わたしたち、お泊まりするのははじめてだから、たのしみなの!」
シーナとルーナは人懐っこい笑みでタクマに聞く。
「そうだなあ。きっと今まで見た事のない建物だから、外見を見るだけでも面白いかもしれないね。それに、泊まるお部屋も面白いと思うから、楽しんでくれたら嬉しいな」
タクマは二人に笑顔で答える。
シーナとルーナは目を輝かせて、早く着かないかとそわそわしていた。さすがにザインとユーミははしゃぐ事はなかったが、楽しみにしているようで表情は明るかった。
道中、ザインはタクマに話しかける。
「タクマ殿。挨拶の時には話せなかったが、私の妻が若い事が気になっていたのだろう」
ザインは、自分と比べてあまりにも若いユーミを紹介した際、タクマの表情がわずかに動いた事に気が付いていた。
「それは……」
タクマが言い淀んでいると、ザインは苦笑いを浮かべて口を開く。
「そんな言いづらい事ではないのだ。私が婚期を逃しただけの事だ。だからこそ、ユーミと出会えたのだがな」
ザインは、仕事ばかりしていたせいで結婚できなかったらしい。しかし、そのおかげで今の妻と出会えたという。
ユーミはザインの隣で、頬を赤く染めながら頷いていた。
「なるほど。気を遣ってくれてありがとうございます。確かに年齢差という意味では気にはなりましたが、それ以外は思うところはありません。幸せそうで何よりです」
タクマがそう言うと、ザインは満足そうに頷いた。
そんな事を話していると、馬車が止まった。どうやら宿に着いたようだ。先ほど話しかけた私兵がタクマの所へ近寄ってくる。
「タクマ様。宿に到着しました。周囲に人もおりませんので、降りていただいて大丈夫です」
「ありがとう。では、降りましょうか」
タクマは私兵にお礼を言うと、先に馬車を降りてザイン達に降車を促す。そして、もう一つの馬車に向かい、スージー達をエスコートする。
「皆さん。到着しました。辺りの安全は確保してありますので、降車いただいて大丈夫です」
まずはマギーとショーンを抱っこして降ろしてやる。そして、スージーとトリスの手を取って、降車の手伝いをした。
私兵に降車を手伝われたザイン達も、スージー達のいる馬車の前に来た。そして宿の建物を見て唖然としている。
スージー達も同じような反応を示した。
「大きいわね。それにすごくきれいな建物……」
「ええ。見た事もない建物ですし、それ以上に神聖な感じがします……」
マギーとショーンも宿の大きさを目にして、テンションが上がっているようだ。
「おっきいねー!」
「うん。これがきょう泊まるところなんだね。おっきくてカッコいい!」
全員の反応を見て、タクマは満足そうに頷いた。そして全員に話しかける。
「さあ、中に入りましょう。もっと驚きますから」
56
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
