あい らぶ? こめ。

神室さち

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前門の虎、後門の狼

そっちじゃないってば!

「やー……ぃっく……だ」

「では、ちゃんと言えますか?」

 泣きながら柊也を見上げて、必死で頷く。


「っと……ひとっり、で……できなっく、て。ごめっ ごめんな、さいッ 俺ッ……ちが……真琴はぁ 人に、してもら……ったほーが、きもち、イイ、ですぅ」


 しゃっくりを堪えて、言葉を紡ぐ。


「でも、とーやおにーちゃ……にも、してもらっ……てもぉ イけ、ませんッ! お願ぃっく。お願い、します。しゅーや兄、様も、お手伝い……って、くださぁい」


 一言一言。言うたびに頭の中の大事なものがガラガラ音を立てて崩れていく気がする。

「そこまで言われたら仕方ありませんね」


 言わせたのはお前だぁあああ!!


 心の中で叫んでも、言ってはいけない。ホントもう、藤也にピシピシされたせいで、内側だけじゃなく外側からの力で物理的に熱を持たされたからか、ジンジンして今までよりずっと先っぽがデカくなってるような気がする。

 太腿を飽きることなく撫でていた手が離れていく。力が入らない足が落ちそうになるのを、藤也が体を斜めにずらして、肩で押さえた。

 腰に回っていた柊也の手が、するすると上へ行く。え? 上?


「ひああっ あっ ああっ!!」

 大きな手がたどり着いたのは、俺の胸。どうして男の胸にもあるんだろうと思っていた、無意味な飾り。

 ちっちゃい乳首を、指の腹で刺激して、勃ち上がった粒が摘ままれる。

 それに気を取られていたら、つぷっと藤也がお尻の孔に指を突っ込んできた。

「ヤッ!? なに? とーや、んなとこ、汚ッ しゅーやッ! 胸違うのッ! 乳首、違うぅ」

「こんくらいダイジョーブ」

「違いませんよ。真琴君の大事なところは自分でしなさい。私たちは飽くまでも『お手伝い』ですからね」

「そうそう。ホレ、握ってるだけじゃなくて俺たちがしたみたいに指でやってみ? さっきからずっと先走りでっぱなしだから、そろそろイけるだろ? ガンバレ」

 二人にされた様に。

 でも、握るだけで節が刺激になった男らしい手と、俺の柔い手じゃ、全然違うんだ。

「私たちのお手伝いとタイミングを合わせて。そう、上手ですよ」

 乳首を捏ねられて、摘ままれて、カリっと爪の先で抉られる。

 お尻の孔に入った指が小刻みに動く。残りの指が、皺をなぞる。

「んッ! はッ! あッ!! あン……ふぁッ ん、ンンッ!!」

「イけそうになってきたでしょう?」

「先っぽ、ピクピクしてきたぞ?」


 二人の言葉に、首を横に振ったのか縦に振ったのか。よくわからない。


「んふッ ふぃんッ! んっく」

「イく時は、ちゃんと言いなさい」


「ンッ っく……イくッ も。もー……出るッ! あっ あぁッ! イっくぅうう……んッ」
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