あい らぶ? こめ。

神室さち

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一難去ってまた一難

で空気の密度が濃くなっていく。

「ちょぉい待ち。アンアン言ってる口に突っ込むのは忍びねぇから先に塞いでいい?」

 コリコリと俺の乳首を飽きることなくいじってた藤也が、待ったをかける。

「マコ? もっかい俺の、こっちのお口でして?」

 どうせ半開きになっている俺の口に、藤也が親指と人差し指を突っ込んで、くいっと口を開けさせる。

 半開きよりやや、さらに開いた口を、藤也の先っぽがちょんと突いた。

 歯に、弾力のある先端が当たる。口を開けると、遠慮なく侵入してくるそれ。乾いてしまった唇を巻き込んで入ってきたから、自分の唇と一緒に、ちょっと歯を立てたらぴくんと跳ね上がった。


 あむあむと噛むと、ぴくぴくするのが面白い。

 この歯ごたえと言うか、噛みごたえ。さっき──いやもうものすごく前みたいだけど──さっき食べた中華の最後に出てきたライチに似てるかも。

「二人とも、遊んでいないで。いつまで待たせるつもりですか」

 いつの間にか体を起こしていた柊也が、ちょっと不機嫌そうな声で言う。ごめん、忘れてたわけじゃないんだ、突っ込まれたままだし。


 いいよ、動いて。


 って、口は塞がってるから、腰を後ろに振ると、それで通じたらしくて、柊也が動き出した。ゆっくりと引いて、俺の気持ちいポイントを太いところで撫でて、また入ってくる。大きなストローク。

 その前後する動きにつられて、藤也のを咥えた口も前後する。喉奥に丸い先っぽが当たるのと同時に、鼻先が下の毛に当たるか当たらないかって感じ。

「ふっ んっ! んふぅ ん……」

 声が出せない分、鼻から漏れる。だって、その場所をこすられるたびに、さっき全部解消したはずの熱が、少しずつ溜まっていこうとするから、せめて息で吐き出さないと。

 そんで、息も当然鼻で吸うわけで、下の毛に近いところで息を吸うと、何とも言えない男臭い匂いがする。いい匂いじゃないのに、癖になっちゃいそうな、フェロモンみたいな匂い。

「こう、鼻から抜ける嬌声ってのもいいねぇ 息がいちいちかかるのもなんか、ゾクゾクする」

 真上から聞こえる藤也の声も、なんだか熱っぽい。

「こっちもイイですよ。ぐずぐずに蕩けているのに、狭くて絡みついて」

 口元からは唾液が絡んだ音が、お尻からはジェルが絡んだ音が、どちらも濁音を響かせている。

 そのまま誰も言葉もなく、じゅるじゅるじゅぶじゅぶ濡れた音と、俺の鼻から抜ける嬌声と、二人がどちらともなくこぼす短い吐息交じりの声だけが室内を支配する。



 三人の熱気で空気の密度が濃くなっていく。
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