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過ぎたるは猶及ばざるが如し
俺は何も許してない、最初から!!
力の入らない体じゃ大した抵抗もできないままに、ぺろんと袖がかろうじて引っかかってるだけの服を脱がされる。さっき藤也にやられてるうちにネコ耳は取れてしまってないせいか、するんと首輪も取られた。
柊也に腰をひっぱりあげられて、行き場がなくなった両足、ひょいっと藤也に掴まれた。そう言えば俺、ブーツ履いてたと思うんだけど、ない。
手袋もいつの間にかすっぽ抜けてた。掌半ばくらいしかなかったから手袋はなくなっても仕方ないとして、ブーツまで脱げてるとかそんなに動いた……? 藤也はブーツの事なんか別に気にする様子もないらしい。
そのまま、両足各々をがっちり掴まれて、今度は開くようにしながら藤也に引っ張られて、くりんっと後転するような格好にさせられた。
どこに行ってたのか、俺にとっては行方不明だったクッションを柊也が取り出して背中と腰の辺りに突っ込んだ。
「えっ!? まだヤるの!? も、無理ッ!!」
もしかしなくても、さっきより酷いんですけどこの体勢ッ!
「無理じゃないでしょう? 藤也には二度も許しておいて」
いやいや! 勝手に二回イったってだけで、俺は何も許してない、最初から!!
「それはお前らが勝手にぃ……ッ!! あひゃっ!」
俺の元気な反論はここまでだった。
あらかじめ濡らしてあったらしい柊也の指を、俺のお尻の孔は大した抵抗も見せずに飲み込む。それもいきなり、両手の人差し指同士、二本。
「ふぐぅんっ あっ 広げちゃ、やだぁ!」
その二本の人差し指が、先ほど藤也がやったのと同じように、いや、それ以上に、くいっと左右に俺の孔を開く。
「ああ、真琴の中、充血して真っ赤ですよ。熟れて丁度食べごろの色じゃないですか。でもあれだけ擦られれば仕方ありませんねぇ」
「やだぁ! んなトコ、見な……っでぇ」
普通、絶対、空気に晒されないとこ、また広げて見られた!
「こんなにかわいらしいのに?」
内臓がかわいいとかかわいくないとか、そう言う表現おかしいだろ……
「奥の方に白いものが残っていて、コントラストが卑猥ですよ。ああ、こんな風に言われて感じてしまいますか? 中がうねうね動いて……ほら」
にゅぷって入れられたのは、多分、人差し指と中指。それが内側の襞をぬぐうように動く。
「あ? ッあふぅんっ」
「腰、かくかくしてんぞ? 指入れられて気持ちイイ?」
「奥まで覗けるほど緩んでいたのに、もうきゅうきゅうになってきましたよ? こんなに締め付けて」
普通ならぴったりと窄まっているところをこじ開けられて、中を覗き込みながら撫でられる。
「ちがっ ひゃんっ あっ あぁん……恥ずかしっ……から、やめ、てぇ」
「ふぅん? マコは恥ずかしいと腰振っちゃうんだ?」
違う、断じて。振ってない、絶対。内側触られてちょっと動いちゃっただけだ!
入れた指と、襞をひっかける指で器用にお尻の孔を緩めたまま、ナカまで突っ込んでた指が引き抜かれると、長い指に一目でそうとわかる白っぽく半透明な液体が絡んでいる。
「ずいぶん奥に出してもらったのに、指が届くほどまでぐいぐい押し出してきましたよ、ほら」
ほら、とか言いながら、指広げなくていいから! いっぱい出されたのなんか言われなくてもわかってるからッ!
「結構な量出してもらったみたいですが、精液は体温で気化したら潤滑剤代わりにはなりにくいですから、真琴に痛い思いをさせるわけにもいきませんし、コレ、追加しましょうね?」
いやいや待て待て!! そう言うことしなければいらないだろそれ!!
広げられた間に、指とは絶対に感触が違う無機物が突っ込まれ、指が抜ける。すぐさま、中身がちゅるっと流れこんできた。
「どうですか? 温度は」
「だっ じょー……ぶッ!」
しまった! すごい熱いからやめてとか言っとけばよかった……
「んんんんっ! あっ あああっ やだぁ もう、いっぱぃ なったぁ」
「まだ半分もはいっていませんよ」
ぐぷぐぷと入れられる液体が、お腹の中に溜まっていく。
「はぁ……も、だめ……だめぇ」
だんだん、ぴちゅっとか、ちゅぶんっとか、穴の襞と注射器の挿入口の隙間から入りきらなかったローションが空気を孕んでいやらしい音を立てつつ溢れていく。
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