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過ぎたるは猶及ばざるが如し
思うけどッ 言えるかバカー!!
「はんっ やんッ! もー 抜いて。指、やぁんっ」
体の内側の感じる場所。前立腺のとこを容赦なく擦られて、もう無理って思ってたのに、またぐずぐずと快感の熱が溜まってくる。
「指を抜いて、どうするんですか? 真琴」
柊也の問いと同時に視界が明るくなったと思ったら、藤也が体をどけていた。でも舐めるのはやめてなくて、俺の手を引っ張り上げて手の甲から指、その間……と、それはもうエロい舌遣いで舐めていく。
皮膚がやわらかく敏感なところを這うその舌の感触に体がぷるぷる震えて息も整わない。
はっはっと犬みたいに短い呼吸を続けながら、柊也に求められた問の答えを口に出そうとしてもなかなか言葉にならない。
俺としてはもう、感じちゃってるものの脳みそが溶けだしてて、五分も放置してもらったら思考終了で寝られる自信があるし、このまま放り出してもらっても構わないんだけど、それは絶対、一番出したらダメな答えだ。
そんなこと言って簡単に寝させてくれるヤツらじゃねぇことは学習した。いやむしろ、ここで寝ちゃったらきっと好き放題、される可能性の方が高い。
非常に不本意だけど、やることやって……って言うか、やらせることはとっとと終わらせた方が、多分、安寧の眠りがより近くなる。と思う。
思うけどッ 言えるかバカー!!
さっき藤也の時いろいろ諦めた結果酷いことになったの、さすがに忘れてないんだからなっ
右手の人差し指と中指を、藤也に銜え込まれて、生温かい口の中でアメみたいに舐め回されて、指の間、付け根のところを舌先でくすぐられて背中がゾクゾクする。
「んっ ふんっ やっ だめぇ……」
わざとだろうけど、ちゅぱっと音を立てて指を口から出して、今度は伸ばした舌で唾液まみれになった指を舐められる。
もちろん柊也の指も止まってるわけじゃない。そっちはそっちでぐちゅぐちゅお尻の孔の中をかき回してて。ああもう、頭おかしくなりそう。
言わなくても察して次の段階行ってよ。突っ込みたいなら突っ込んで、おかしくなっちゃったのわかんないくらいしてよ。
さっきドカンと限界イっちゃったせいで、なかなかプチってこないんだけど、それって俺のせい?
「ほら、言わないとずーっとこのままだぞ? それともずーっとこうして気持ちイイこと続けたい?」
続けたくない。続けたくない……けど、なんかもう、中途半端に正気に戻っちゃってるから自分から言うとか無理。
「ちゃんと指を抜いた後どうするか聞かないと、どうしようもないでしょう? こんなにとろとろになって心地よく絡んでくる場所を放っておけませんから」
だーかーらぁ
「ッて……」
上から覗き込んでくる双子の視線から、ふっと顔を逸らす。だって。
「……んなの、ゆーの、はずかし……もん」
………………
なに? なんなの、この間。人が必死こいて答えたんだからなんか言ってよ!
無言の時間に耐え切れなくなったのは俺が一番で、そろーっと、目だけ動かして窺ってみる……と。
「まったく。この子は」
二人ともそろったように止まって──柊也の指は入りっぱなしだけど、藤也はホントに俺の手を取り落したのにも気づいてないくらい、ぽかんとした顔だ。
間の抜けた顔でも絵になるとか、卑怯すぎる。でもそんな表情も一瞬。笑い声とともに消えた。
「っははははははは! なんかもー 今更すんげぇ かわいいなぁ マコは」
うるさい。かわいい言うな。アタマ揺れるくらいくしゃくしゃにするなっ
「なんで? 結構さっきまでハズカシーことバカスカ言ってたのに」
「だって。こー言え、みたいの……と、自分で言え、みたいの、ちがうし……」
テンプレがあったら敬語も使えるとか、そう言うのと似てると思う。アドリブで正しい敬語を話せって言われたら、舌もつれそうになるじゃんか。
「先ほどは藤也に無駄にサービスが良かったような気がしますが?」
「あれはッ なんかも、あン時は……ふりきっちゃったのッ!」
正気の部分がゼロって言うよりマイナスになったらあんまり何にも考える余地もなくて言えちゃうってのもあるし。
とにかく今は無理ッ!
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