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本章
62話
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-蓮side-
夕食を食べ終わってからというものの、どうも紬の様子がおかしい。
一見そわそわしているように見えてこちらの様子を伺うようにチラチラと見る。
思い当たる節がなく、強いて言うとするならば煙草だろうか。
最近は極力吸わないようにしていたものの、紬を養子にする手続きが思うようにスムーズに進まず苛々してつい先程吸ってしまった。
オメガは匂いにも敏感になりやすいと聞く。
紬の前では特に吸わないように気を使っていたのに。
しかし吸っているときはこちらをじっと見てはいたものの、特に気にするという感じでもなかったが。
さっきから感じているこの違和感はなんだろう。
「紬、何もしねぇからここ。」
トントンと自分の股の間を叩いては呼び寄せる。
素直に股の間に座ってくれる。
すっぽりと紬の体が収まると少し安心した。
見ていない間にどこか行ってしまいそうで…
紬は何も言わず自分の太もも辺りを見つめ黙っていた。
夕食を食べ終わってからというものの、どうも紬の様子がおかしい。
一見そわそわしているように見えてこちらの様子を伺うようにチラチラと見る。
思い当たる節がなく、強いて言うとするならば煙草だろうか。
最近は極力吸わないようにしていたものの、紬を養子にする手続きが思うようにスムーズに進まず苛々してつい先程吸ってしまった。
オメガは匂いにも敏感になりやすいと聞く。
紬の前では特に吸わないように気を使っていたのに。
しかし吸っているときはこちらをじっと見てはいたものの、特に気にするという感じでもなかったが。
さっきから感じているこの違和感はなんだろう。
「紬、何もしねぇからここ。」
トントンと自分の股の間を叩いては呼び寄せる。
素直に股の間に座ってくれる。
すっぽりと紬の体が収まると少し安心した。
見ていない間にどこか行ってしまいそうで…
紬は何も言わず自分の太もも辺りを見つめ黙っていた。
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