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5,(エロ)
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「ハル、手じゃなくて布とかで洗わない?」
だんだん上に上がっていく動きを意識しながら言う。
「布など、アモル様のお肌が繊維で擦れてしまいます。……私が触るのはお気に召しませんか?」
えっと、いつも布で洗ってるよ?
「そういうわけじゃないけど……」
僕が引き下がるとまた手の動きが再開する。ハルにはどうしても引け目を感じてしまい強く言えない。
上がってきた手のひらがするりと二の腕の裏を撫でた感触に体がこわばった。焦っていると、手のひらが離れて右腕を洗いだす。
安心したのも束の間、右腕の二の腕の裏まですぐに手が上がってきて、今度はそのまま肩から鎖骨、うなじまで手のひらが洗い上げていく。
「っ、ふふふっ、あははっ……あぁっ、ハルぅ……くすぐったいよ、ひゃあっ!はははっ!」
予感した通り、指で弱いところを撫でられると擽ったくて仕方がない。
笑いながら反射的に身をよじって手の動きから逃れようとした。
「アモル様、暴れないでくださいませ。」
「わ、分かってるけどっ、ふふっ……我慢できない、よっ……ふひゃっ!」
「では、少し洗い方を変えますね。」
ハルはそう言ってこれまで手のひら全体で撫でるように触っていたのを、指の腹だけ肌に当たるように少し手のひらを丸めた形に変えた。
触る強さも、撫でるんじゃなくて少し肌に押し付けて滑らすような、どちらかといえばなぞる動きになる。
「んんっ……くぅ……」
相変わらずぞわぞわするけど、擽ったくて仕方がないという感じではなくなった。
「如何ですか?」
「うん、大丈夫……かも?」
何だかじわっと変な感じがする触り方だけど、さっきのくすぐったいのよりは耐えられる気がする。
「では続けますね。」
つつつ、と肩から胸に向かって指が滑り降りてくる。
「ふぅっ……!?」
擽ったいわけじゃないけど、肌が指先と擦れ合う感覚に背筋がぞわっとした。
「大丈夫ですか?触り方お戻ししましょうか。」
「ううん……今のままでいいから。」
擽ったいのよりはマシだもの。
指は円を描くように僕の胸部を両手で洗っていく、何だか動くたびにジンジンして、正直少し気持ちいい。
特に乳首を擦られると体が跳ねるくらい反応してしまう。
どうしよう。これ、エッチな気分になる気持ち良さだ。
ハルはただ洗ってくれてるだけなのに。
うう、だめだ。意識すると余計に下半身が……!
慌てて首をもたげだしたそこを両手で隠す。
「アモル様、如何されましたか?」
「あ、いや、ちょっと下が寒くて……」
むしろ熱くなって困ってるんだけど、嘘ついちゃった。
「気が付かず失礼いたしました。お湯をお掛けします。」
僕の非常事態に気付いていないハルが下半身にザプッとお湯を掛けてくれる。
その後背中を洗われ少しムズムズして、洗う箇所が腰に移動してきて更に反応してしまった。
ピ、ピンチだ……。
「アモル様、前をお洗いしますので、手を退けていただけますか?」
どうにか前屈み気味で腰からくる快感に耐えていると、ハルからどんでもないお願いをされる。
「いや、いいよ、ここは自分で洗うからっ!」
「私に任せていただけないのですか?」
普通誰にも任せないよっ。
やめてそんな目で見られたって流石にここは!
この状態を見せるわけには!
「アモル様……」
「…………い、良いけど、びっくりしないでね。」
だめだ。もう僕ハルに逆らえる気がしない。
恥ずかしくて消えてしまいたくなりながら、そっと前を隠していた手を退ける。
お腹に着きそうなくらい反り返った僕の性器が押さえつけを失ってふるっと揺れた。
呆れたのか、ハルは何も言わずにそこを見ている。
どうしよう。恥ずかしい。僕なんてものをハルに見せちゃったんだろう。
「ご、ごめんなさい。」
消え入りそうな声でどうにか言うと、手をまた股間に持っていく。
顔が熱くて火が吹き出そうだ。嫌われたかもしれない……後悔で目に涙が滲んでくる。
恥ずかしいところをまた覆う直前で、ハルにぐっと両手を掴まれて阻止された。
その力の強さに何だかドキッとしてしまう。
今までハルには優しく触られたことしかない。
「は、ハル?」
困惑しながら呼びかけると、ふっと力が緩んだ。
「失礼いたしました。つい目を奪われてしまいました。手を退けていただいてありがとうございます。お洗いしますね。」
多分フォローなんだろうけど、言われた方は冗談でも恥ずかしい。
何も返せないでいるとハルは躊躇いもせず勃起した性器に触れる。
「ひゃうっ……待って!で……出ちゃう……から……も、触らないでぇ」
触れてくる手に縋って懇願した。
羞恥心で死ぬってあるなら、僕はもう死んでると思う。
けど、ハルに洗われてイってしまったらそれこそ気まず過ぎる。
「……失礼します。」
ハルは手を離してくれた。
その代わり、ぬるっと温かいものに中心が包まれる。
それがハルの口の中だって気付くのにしばらくかかった。
気付く頃にはハルの舌が僕の敏感なところをなぞりあげ、口内全体でちゅうっと吸い付かれる。
「っん、はあぁ……」
頭に突き刺さる気持ち良さ。
ザラザラした舌が、先っぽの穴のところをねっとり擦り上げると体がガクガク震えた。
ハルの手に縋っていた手がいつのまにか絡め取られて、長い指が僕の指の股を通って甲をぎゅっと掴む。
僕も無意識に強く握り返していた。
もう片方の手は濡れるのも構わず僕の腰に回されて、ぐっと体がハルの方に引き寄せられる。
腰を引くこともできず、ハルの口の中で僕の性器が快感でヒクヒク震えた。
「あっ、出る……でちゃ……ああああぁっ!」
巧みな愛撫に長く耐えることも不可能で、ハルの熱い口内に包まれたまま僕は背を反らせて射精した。
嘘でしょ……初めて舐められてイっちゃった。しかもハルに……。
荒い息のまま呆然と見下ろすと、ハルがこちらを見上げて話し出した。
待って、僕が出したやつどこやったのハル。
「失礼いたしました。そのまま出してしまうと洗ったところが汚れてしまうので、こうする他なかったのです。決して我を忘れアモル様を襲ったのではありません。お分りいただけますか?」
いつもより早口な気がするハルの言葉。
「うん、分かったよ。ありがとう……?」
とりあえず僕のためだったらしいので、お礼を言っておく。
元はと言えば僕がハルに触られて勃ってしまったからだし、それで嫌われなくて良かった。
「では、改めてこちら洗わせていただきますね。」
くったりした僕の息子に手を伸ばすハル。
え、ちょっともう勘弁して……
だんだん上に上がっていく動きを意識しながら言う。
「布など、アモル様のお肌が繊維で擦れてしまいます。……私が触るのはお気に召しませんか?」
えっと、いつも布で洗ってるよ?
「そういうわけじゃないけど……」
僕が引き下がるとまた手の動きが再開する。ハルにはどうしても引け目を感じてしまい強く言えない。
上がってきた手のひらがするりと二の腕の裏を撫でた感触に体がこわばった。焦っていると、手のひらが離れて右腕を洗いだす。
安心したのも束の間、右腕の二の腕の裏まですぐに手が上がってきて、今度はそのまま肩から鎖骨、うなじまで手のひらが洗い上げていく。
「っ、ふふふっ、あははっ……あぁっ、ハルぅ……くすぐったいよ、ひゃあっ!はははっ!」
予感した通り、指で弱いところを撫でられると擽ったくて仕方がない。
笑いながら反射的に身をよじって手の動きから逃れようとした。
「アモル様、暴れないでくださいませ。」
「わ、分かってるけどっ、ふふっ……我慢できない、よっ……ふひゃっ!」
「では、少し洗い方を変えますね。」
ハルはそう言ってこれまで手のひら全体で撫でるように触っていたのを、指の腹だけ肌に当たるように少し手のひらを丸めた形に変えた。
触る強さも、撫でるんじゃなくて少し肌に押し付けて滑らすような、どちらかといえばなぞる動きになる。
「んんっ……くぅ……」
相変わらずぞわぞわするけど、擽ったくて仕方がないという感じではなくなった。
「如何ですか?」
「うん、大丈夫……かも?」
何だかじわっと変な感じがする触り方だけど、さっきのくすぐったいのよりは耐えられる気がする。
「では続けますね。」
つつつ、と肩から胸に向かって指が滑り降りてくる。
「ふぅっ……!?」
擽ったいわけじゃないけど、肌が指先と擦れ合う感覚に背筋がぞわっとした。
「大丈夫ですか?触り方お戻ししましょうか。」
「ううん……今のままでいいから。」
擽ったいのよりはマシだもの。
指は円を描くように僕の胸部を両手で洗っていく、何だか動くたびにジンジンして、正直少し気持ちいい。
特に乳首を擦られると体が跳ねるくらい反応してしまう。
どうしよう。これ、エッチな気分になる気持ち良さだ。
ハルはただ洗ってくれてるだけなのに。
うう、だめだ。意識すると余計に下半身が……!
慌てて首をもたげだしたそこを両手で隠す。
「アモル様、如何されましたか?」
「あ、いや、ちょっと下が寒くて……」
むしろ熱くなって困ってるんだけど、嘘ついちゃった。
「気が付かず失礼いたしました。お湯をお掛けします。」
僕の非常事態に気付いていないハルが下半身にザプッとお湯を掛けてくれる。
その後背中を洗われ少しムズムズして、洗う箇所が腰に移動してきて更に反応してしまった。
ピ、ピンチだ……。
「アモル様、前をお洗いしますので、手を退けていただけますか?」
どうにか前屈み気味で腰からくる快感に耐えていると、ハルからどんでもないお願いをされる。
「いや、いいよ、ここは自分で洗うからっ!」
「私に任せていただけないのですか?」
普通誰にも任せないよっ。
やめてそんな目で見られたって流石にここは!
この状態を見せるわけには!
「アモル様……」
「…………い、良いけど、びっくりしないでね。」
だめだ。もう僕ハルに逆らえる気がしない。
恥ずかしくて消えてしまいたくなりながら、そっと前を隠していた手を退ける。
お腹に着きそうなくらい反り返った僕の性器が押さえつけを失ってふるっと揺れた。
呆れたのか、ハルは何も言わずにそこを見ている。
どうしよう。恥ずかしい。僕なんてものをハルに見せちゃったんだろう。
「ご、ごめんなさい。」
消え入りそうな声でどうにか言うと、手をまた股間に持っていく。
顔が熱くて火が吹き出そうだ。嫌われたかもしれない……後悔で目に涙が滲んでくる。
恥ずかしいところをまた覆う直前で、ハルにぐっと両手を掴まれて阻止された。
その力の強さに何だかドキッとしてしまう。
今までハルには優しく触られたことしかない。
「は、ハル?」
困惑しながら呼びかけると、ふっと力が緩んだ。
「失礼いたしました。つい目を奪われてしまいました。手を退けていただいてありがとうございます。お洗いしますね。」
多分フォローなんだろうけど、言われた方は冗談でも恥ずかしい。
何も返せないでいるとハルは躊躇いもせず勃起した性器に触れる。
「ひゃうっ……待って!で……出ちゃう……から……も、触らないでぇ」
触れてくる手に縋って懇願した。
羞恥心で死ぬってあるなら、僕はもう死んでると思う。
けど、ハルに洗われてイってしまったらそれこそ気まず過ぎる。
「……失礼します。」
ハルは手を離してくれた。
その代わり、ぬるっと温かいものに中心が包まれる。
それがハルの口の中だって気付くのにしばらくかかった。
気付く頃にはハルの舌が僕の敏感なところをなぞりあげ、口内全体でちゅうっと吸い付かれる。
「っん、はあぁ……」
頭に突き刺さる気持ち良さ。
ザラザラした舌が、先っぽの穴のところをねっとり擦り上げると体がガクガク震えた。
ハルの手に縋っていた手がいつのまにか絡め取られて、長い指が僕の指の股を通って甲をぎゅっと掴む。
僕も無意識に強く握り返していた。
もう片方の手は濡れるのも構わず僕の腰に回されて、ぐっと体がハルの方に引き寄せられる。
腰を引くこともできず、ハルの口の中で僕の性器が快感でヒクヒク震えた。
「あっ、出る……でちゃ……ああああぁっ!」
巧みな愛撫に長く耐えることも不可能で、ハルの熱い口内に包まれたまま僕は背を反らせて射精した。
嘘でしょ……初めて舐められてイっちゃった。しかもハルに……。
荒い息のまま呆然と見下ろすと、ハルがこちらを見上げて話し出した。
待って、僕が出したやつどこやったのハル。
「失礼いたしました。そのまま出してしまうと洗ったところが汚れてしまうので、こうする他なかったのです。決して我を忘れアモル様を襲ったのではありません。お分りいただけますか?」
いつもより早口な気がするハルの言葉。
「うん、分かったよ。ありがとう……?」
とりあえず僕のためだったらしいので、お礼を言っておく。
元はと言えば僕がハルに触られて勃ってしまったからだし、それで嫌われなくて良かった。
「では、改めてこちら洗わせていただきますね。」
くったりした僕の息子に手を伸ばすハル。
え、ちょっともう勘弁して……
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