離婚率35%

五年目の浮気、七年目の破局。その後のわたし

五年目の浮気、七年目の破局。その後の私

桜色の春、衝撃の告白

満開の桜が咲き誇る春の日、結婚五年目の夫から衝撃的な告白を受けた。

「実は、もう一年以上前から、彼女がいるんだ…」

頭の中が真っ白になった。信じられなかった。愛する夫が、まさかそんなことを…。

許せない。怒りと憎しみと悲しみが嵐のように吹きすさぶ。

「彼が幸せになるのなら」

聖女のようにはなれない自分がみじめ。

葛藤と苦悩の夏

夫は離婚を望んでいた。私は愛していた夫を失いたくなかった。何度も話し合いを重ねたが、彼の心は変わらなかった。

私の心はどんどん暗闇に引き込まれていく。

浮気をされる女性を「サレ女」と呼ぶことがあるらしい。

すべて把握したがる監視女性
一度でも浮気を許した経験がある女性
芸能人の不倫や離婚ネタで盛り上がる
緊張感に欠ける女性
感情移入しやすい女性
生存確認がしつこい女性
夏の日差しが照りつける中、私は深い苦悩に沈んでいた。

もう愛されてはいない。私は捨てられたんだ。

彼のことも自分のことも大嫌い。

もう、誰も信じられない。

失語症になっていく。

口だけパクパク、言葉も出ない。

心の中ではこんなに叫び続けているのに。

私は、彼も自分も許せなかった。

こんな私に価値があるなんて思えなかった。

このまま、負の感情にどっぷりとつかって日本海溝の奥深くに沈んでしまいたい。

ご飯も全く喉を取らなくなり、心配した友達が心療内科に連れて行ってくれた。

よく、小説やドラマで失恋や離婚で自殺をする人がいるけど、正直言えば小ばかにしてた。

感情移入することも寄り添うことも思いやりを示すこともなかった。

自分がその立場にたって、ようやくどれほどつらいものかを思い知らされた。

カウンセリングルームに通い、『課題の分離』を教わった。

課題の分離で考えるなら、浮気するかどうかは『相手の課題』なのよ。

浮気する相手をどう思うか？
浮気された事を踏まえてどうするか？
これらが『自分の課題』よ。

なかなか受け入れられなかった。

私は彼のもので、彼は私のものだと思い込んでいたから。

決断と再生の秋

離婚を決断したのは、秋風が吹き始める頃だった。苦しい決断だったが、自分を大切にするために必要な選択だった。

離婚後、私は新しい生活を始めた。仕事に励み、趣味に没頭し、新しい友達を作った。

雪解けの春、新たな出会い

雪解けの訪れた春、私は偶然一人の男性と出会った。彼は優しく、誠実な人だった。

彼との出会いは、私の心を癒してくれた。

過去を乗り越え、未来へ

五年目の浮気、七年目の破局。あの経験は決して消えることはないだろう。

しかし、私は過去に囚われずに、未来へ歩んでいく。