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第7章 新国テンプルム
第296話 モテ期到来
ユシーネは書籍版には出てこないキャラです。
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あれから10日ほどが経ち、すでに外壁は作り終わって、僕たちは国の設計――施設や農地等の配置エリアを検討しながら順次開発している。
僕も含めてみんなで相談しながら色々決めていて、とりあえず王城は真ん中に建てることにした。
僕の国は周辺5カ国からのアクセスを想定しているので、やはり中心にあるほうが、どこから来ても訪れやすいだろうという考えだ。
現在、僕の作った運搬用怪力ゴーレム30体がフル可動で働き、もう少しでその王城も完成する。
ほかの施設としては、当然冒険者たちにも来て活動してもらいたいので、冒険者ギルドの建物は絶対に必要だ。
僕の国の規模として、3ヶ所ほど建設する予定だ。
あとは神殿や商業ギルド、魔術師ギルド用の施設も必要だし、国営の宿泊施設も用意しておきたいところ。
ケットさんは盗賊ギルドの施設も作って、冒険者用アイテムの販売を強化したいとも言っている。
町の警備関係や収容所、舞台劇場などの芸術系、大勢が集まれる会場などなど、人の動線に合わせて配置を考える。
それ以外としては、農地は郊外にして、貴族への贈与用には一部の区画も残しておく予定だ。
観光も楽しんでほしいので、ちょうど良いサイズの山を『空間双移転』で持ってきてある。
山の中腹――眺めの良さそうなところに、人が上がれる高台を作るつもりだ。
ほかにも国土にはすでに適度に植物を持ってきてあるので、そのまま自然な公園として利用する。
このあたりのことは、シャルフ王から紹介された専門家にも相談して、色々助言ももらっている。
だいたいの完成図が決まったので、このあとはそれに沿って作っていく予定だ。
追加の都市開発は、人口がもっと増えてからまた考えよう。
ちなみに、国土は基本的には王である僕のモノ=国の土地だ。
国民を迎え入れるため、最初は僕が居住用の家屋を用意するが、今後は移住してきた人たちに土地を貸し出し、必要な建物を建設・売買してもらおうと思っている。
整地で何も無かった大地だったけど、自然豊かな山と綺麗な植物を取り込んだので、だいぶ見栄えが良くなった。
ただ、このために切り取られた元の自然の場所――『空間双移転』で交換した不毛な地は、その周りの地形とはアンバランスになっちゃっているけどね。
これに関しては、時間が経てば自然に直ると思う。
ちなみに、僕たちが毎晩泊まっている『空間裂狭邸館』の中はとても快適だった。
素晴らしい作りの個室が20部屋もあるし、キッチンを兼ねた広い食堂も付いてるので、何1つ不満が無い。
なので、ずっとエーアストに帰らずにここで作業をしている。
そんな調子で開発を進めていたある日、思いもよらない訪問者が来た。
なんと、元クラスメイト――エーアストの神徒たちだ。それが10人ほど……しかも全員女子。
フリーデンの地下牢で会ったユシーネさんや、『魔眼』のサマンサ、『超能力』のマズリィンまで居る。
えっと……何しに来たのかな?
「みんな、『魔王の芽』の除去以来だね。そのあと体調はどう? 何か後遺症なんかはないかい?」
「全然平気よ。すっごく元気。これも全部ユーリ君のおかげだわ」
えっ……ユーリ君?
「ほんと、ユーリ君がいなかったら、アタシたち今ごろどうなっていたことか……」
サマンサまでユーリ君だなんて、いったいみんなどうしちゃったの?
学校時代は、そんな呼ばれ方なんてしたことなかったのに。
「ユーリ君って、ここに国を作って王様になるんでしょ? すっごーい……もう結構出来上がってきてるのね!」
「あれ、なんで知ってるの? そうだ、そもそもよくこの場所が分かったね?」
「私たちは対魔王軍世代よ。色々と情報は入ってくるわ」
「聞いてビックリしちゃった。でもユーリ君なら、きっといつか王様になると思ってたわ」
「そうそう、学校時代から優秀だったものね」
いえ、学校時代の僕は正真正銘のゴミでした。
「実はあたし、あの頃からユーリ君のこと気になってたのよね」
「あっ、ずるーいっ、わたしも好きだったよ」
「私もずっとユーリ君を見てたんだから!」
ちょっとまって、君たち3人はイケメンのカインと付き合ってたでしょ?
どうなってんのコレ!?
「ユーリ君、あたしたち国作りのお手伝いに来たの! なんでもするから命令して」
あのマズリィンまでどうしちゃったの?
何かのイタズラ? 僕をからかってるの?
「アンタたち、学校時代はさんざんユーリのことバカにしてたクセに……!」
「そうよ、今ごろユーリの魅力に気付いたって遅いんだからね」
「痛い目に遭いたくなかったら、今すぐ消え失せたほうがいいことですわよ」
なんかメジェールたちが凄い殺気を発してるんだけど……。
彼女たちとは魔王軍とのことでも色々あったし、そのことを聞きながら手伝ってもらっても僕は構わないんだけど?
「い、いいじゃんメジェール、私たちせっかく来たんだから、ちょっとくらいそばに居たって……」
「ダメッ、絶対ダメ! 今すぐ帰らないと、力ずくで叩き帰すわよ」
「ほ、ほら、王様の側室って大勢いるでしょ? あたしたちも是非加えてもらえたら……」
「どうやら殺されたいようですわね」
「お、王女様こわい……」
メジェールたちほか、アニスさんやネネまで凄まじい殺気を出し始めたので、クラスメイトの女性たちには転移水晶で帰ってもらった。
こんな遠いところまでわざわざ来てもらったのに、なんか申し訳ない気が……。
「アンタがそんなんだから不幸な女が増えるって言ってるのに、まだ分かんないのっ!」
「あ、はい、すみません……」
なんかよく分からないけど反省した僕だった。
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あれから10日ほどが経ち、すでに外壁は作り終わって、僕たちは国の設計――施設や農地等の配置エリアを検討しながら順次開発している。
僕も含めてみんなで相談しながら色々決めていて、とりあえず王城は真ん中に建てることにした。
僕の国は周辺5カ国からのアクセスを想定しているので、やはり中心にあるほうが、どこから来ても訪れやすいだろうという考えだ。
現在、僕の作った運搬用怪力ゴーレム30体がフル可動で働き、もう少しでその王城も完成する。
ほかの施設としては、当然冒険者たちにも来て活動してもらいたいので、冒険者ギルドの建物は絶対に必要だ。
僕の国の規模として、3ヶ所ほど建設する予定だ。
あとは神殿や商業ギルド、魔術師ギルド用の施設も必要だし、国営の宿泊施設も用意しておきたいところ。
ケットさんは盗賊ギルドの施設も作って、冒険者用アイテムの販売を強化したいとも言っている。
町の警備関係や収容所、舞台劇場などの芸術系、大勢が集まれる会場などなど、人の動線に合わせて配置を考える。
それ以外としては、農地は郊外にして、貴族への贈与用には一部の区画も残しておく予定だ。
観光も楽しんでほしいので、ちょうど良いサイズの山を『空間双移転』で持ってきてある。
山の中腹――眺めの良さそうなところに、人が上がれる高台を作るつもりだ。
ほかにも国土にはすでに適度に植物を持ってきてあるので、そのまま自然な公園として利用する。
このあたりのことは、シャルフ王から紹介された専門家にも相談して、色々助言ももらっている。
だいたいの完成図が決まったので、このあとはそれに沿って作っていく予定だ。
追加の都市開発は、人口がもっと増えてからまた考えよう。
ちなみに、国土は基本的には王である僕のモノ=国の土地だ。
国民を迎え入れるため、最初は僕が居住用の家屋を用意するが、今後は移住してきた人たちに土地を貸し出し、必要な建物を建設・売買してもらおうと思っている。
整地で何も無かった大地だったけど、自然豊かな山と綺麗な植物を取り込んだので、だいぶ見栄えが良くなった。
ただ、このために切り取られた元の自然の場所――『空間双移転』で交換した不毛な地は、その周りの地形とはアンバランスになっちゃっているけどね。
これに関しては、時間が経てば自然に直ると思う。
ちなみに、僕たちが毎晩泊まっている『空間裂狭邸館』の中はとても快適だった。
素晴らしい作りの個室が20部屋もあるし、キッチンを兼ねた広い食堂も付いてるので、何1つ不満が無い。
なので、ずっとエーアストに帰らずにここで作業をしている。
そんな調子で開発を進めていたある日、思いもよらない訪問者が来た。
なんと、元クラスメイト――エーアストの神徒たちだ。それが10人ほど……しかも全員女子。
フリーデンの地下牢で会ったユシーネさんや、『魔眼』のサマンサ、『超能力』のマズリィンまで居る。
えっと……何しに来たのかな?
「みんな、『魔王の芽』の除去以来だね。そのあと体調はどう? 何か後遺症なんかはないかい?」
「全然平気よ。すっごく元気。これも全部ユーリ君のおかげだわ」
えっ……ユーリ君?
「ほんと、ユーリ君がいなかったら、アタシたち今ごろどうなっていたことか……」
サマンサまでユーリ君だなんて、いったいみんなどうしちゃったの?
学校時代は、そんな呼ばれ方なんてしたことなかったのに。
「ユーリ君って、ここに国を作って王様になるんでしょ? すっごーい……もう結構出来上がってきてるのね!」
「あれ、なんで知ってるの? そうだ、そもそもよくこの場所が分かったね?」
「私たちは対魔王軍世代よ。色々と情報は入ってくるわ」
「聞いてビックリしちゃった。でもユーリ君なら、きっといつか王様になると思ってたわ」
「そうそう、学校時代から優秀だったものね」
いえ、学校時代の僕は正真正銘のゴミでした。
「実はあたし、あの頃からユーリ君のこと気になってたのよね」
「あっ、ずるーいっ、わたしも好きだったよ」
「私もずっとユーリ君を見てたんだから!」
ちょっとまって、君たち3人はイケメンのカインと付き合ってたでしょ?
どうなってんのコレ!?
「ユーリ君、あたしたち国作りのお手伝いに来たの! なんでもするから命令して」
あのマズリィンまでどうしちゃったの?
何かのイタズラ? 僕をからかってるの?
「アンタたち、学校時代はさんざんユーリのことバカにしてたクセに……!」
「そうよ、今ごろユーリの魅力に気付いたって遅いんだからね」
「痛い目に遭いたくなかったら、今すぐ消え失せたほうがいいことですわよ」
なんかメジェールたちが凄い殺気を発してるんだけど……。
彼女たちとは魔王軍とのことでも色々あったし、そのことを聞きながら手伝ってもらっても僕は構わないんだけど?
「い、いいじゃんメジェール、私たちせっかく来たんだから、ちょっとくらいそばに居たって……」
「ダメッ、絶対ダメ! 今すぐ帰らないと、力ずくで叩き帰すわよ」
「ほ、ほら、王様の側室って大勢いるでしょ? あたしたちも是非加えてもらえたら……」
「どうやら殺されたいようですわね」
「お、王女様こわい……」
メジェールたちほか、アニスさんやネネまで凄まじい殺気を出し始めたので、クラスメイトの女性たちには転移水晶で帰ってもらった。
こんな遠いところまでわざわざ来てもらったのに、なんか申し訳ない気が……。
「アンタがそんなんだから不幸な女が増えるって言ってるのに、まだ分かんないのっ!」
「あ、はい、すみません……」
なんかよく分からないけど反省した僕だった。
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