君の熱で私は溶かされる

 周りに合わせるのが苦手。何で嫌なことを嫌と言わずに付き合わなければいけないの。

 高校2年生の雪宮蕾は昔から友達がいない。周りに合わせようとしない彼女はいつも浮いていた。

 そんな彼女は現在クラスの一部女子からいじめを受けている。カースト上位の人間に刃向かえる人はおらず、全員が傍観者だ。

 いじめがエスカレートしていき、これ以上は耐えられない状況になったとき彼が現れた。

 隣のクラスの学校一のイケメン如月太陽だ。

 接点は中学が同じだけ、ただのお人よしなのか裏があるのか。

 その日から彼女の生活は変わった。

 閉ざされていた彼女の心はゆっくりと溶かされていき、彼のことが気になっていく。

 何故彼が私によくしてくれるのか、この気持ちは何なのか。

 長い間降り積もった雪が、優しい熱でゆっくりと溶かされていく。
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