王家に嫁ぐ盗賊海賊
盗賊海賊集団であるアラクランにいたユリシロは、小さい頃にアラクランを抜け出し、王宮の衛兵の指導係となり様々な国を渡り歩いていた。20歳になったユリシロは母の願いを叶えるため、父を探すことにする。父を探す決意をしたユリシロは、慣れ親しんでいたキツルを離れ、自分が生まれ育つはずだったリランカを訪れた。その国でユリシロが見た景色はアラクランに荒らされた街並みだった。第二王子がアラクランの捕獲を試みたいると知ったユリシロは協力をかってでる。その褒美として、ユリシロは父の捜索を頼んだのだった。初恋の相手、父との再会を果たすユリシロであったが、それによりユリシロは自分のさだめを知ることになる。さだめと自分の想いに揺れるユリシロだが、ユリシロはある大きな決断をすることにする。
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