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はじまり
4.
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朝、早起きしてギルドに向かう。
昨日の夜ついて来ると言ったカイトをなんとか断って1人で依頼を受ける事にした。
こないだ登録したばかりなので今のわたしはGランク、クエストボードで受けれる依頼を見ていると薬草の採取が1番多い。次のランクに上がるには5つの依頼を失敗なくこなせば良いみたいなので常備依頼の薬草の種類をチェックし受付で薬草地図を貰って早速門から直ぐの草原に向かった。
薬草は10本単位の買取で10束で依頼達成扱いらしいので早速鑑定で目的の薬草を探した。
依頼内容
・ポーション草
・毒消し草
・魔力草
・テンテン草
回復ポーション、毒消しポーション、魔力回復ポーション、万能ポーション全て初級の材料らしく何処にでも生えている薬草らしい。但しあまりにも採取が雑だと買取してもらえないとの事なので丁寧にナイフで切り取り10本づつ束にしながら収納に入れていった。
私が採取している間プルは視界の中でコロコロ転がりながら遊んでいる。
2時間程で全ての薬草を6束作れたのでお昼ご飯を食べようと一度手を止めた。
「プルおいで。休憩するよ」
切り株に座って膝にプルを乗せる。
マリアさんから頂いたサンドイッチをほうばりながらしばらく休憩した。
しかし鑑定はありがたいスキルだ。
そういえば調合スキルがあったしポーション作って見ようか。
そう考えたら作り方が頭に浮かんだ。
「えっとポーション草と魔法で出した水をいれて魔力を流して」
なんとなく冒険者ショップで買った鍋に材料を入れて魔力を流すと一瞬鍋の中が青く光り、収まった所で中を覗くと青い液体の入った瓶が5本転がっていた。
鑑定すると回復ポーションBとなっている。ポーションには商品ランクがS、A、B、Cと4ランクあるみたいでBなら普通みたいだ。同じ要領で他の三種類の薬草もポーションにしてみた。
全て普通のランクで5本づつ出来上がった。
とりあえず収納に片付けて街に帰ろうかと思ったら草むらからホーンラビットが3匹現れた。
低ランクの魔獣だ。多分討伐はできるし、確か常備依頼でホーンラビットのツノがあった。お肉も食用になるので狩る事にした。プルを腰の巾着にしまって剣で応戦する。
運が良かったのかわざわざ剣につっこんでくれた。まずは1匹、後の2匹は水魔法で溺死させた。
そのまま収納に片付けて周りを警戒してみたが他にはいない様なので力を抜いた。
ピコン
頭の中で、何か音がしたがなんなのかわからない。
疲れたので街に戻る事にした。
ギルドに行って買取をしてもらう。
薬草については累計での依頼達成になるらしく今日の分だけ換金した。
受付のお姉さんにホーンラビットの解体もお願いしたいと伝えると事情を聞かれたので伝える。
「怪我がなくって良かったです。肉は買い取りましょうか」
ツノは買取をお願いして肉は持ち帰る事にした。
解体が終わるのを待ちながらクエストボードを除いているとホーンラビットはツノ3本で依頼完了らしいがFランクの依頼だったみたいだ。他も見ているとポーションの買取も常備依頼で10本で1依頼になるらしくこちらはEランクの依頼だ。
他のランクの依頼が受けれるか受付で確認するとどちらも大丈夫との事で早速買取してもらう事にした。
ポーションを作れる冒険者が少ないらしくまたお願いしますと頼まれた。
明日もう一度草原に行けばランクアップできそうだ。
お肉も貰ったし家に帰ることにした。
「ただいま。マリアさんお肉」
「おかえり。怪我はなかったかしら。お肉ってどうしたの」
「草原で狩ってきました。よかったら使って下さい」
ニコニコ顔で鞄から出してマリアさんに渡す
「あらあら、ありがとう。でも狩ってきたって大丈夫だった」
心配そうにこちらを除き込むので
「大丈夫でした」
笑顔で答える。入口からカイトの声がした
「どうした」
マリアさんがカイトに説明する。
「珍しいな、草原にホーンラビットが出るのは。普通Gランクなら逃げるけどな。無理はするなよ。で明日も行くのか」
「うん、そのつもり」
「じゃあ、明日は一緒にいくぞ。今日狩れたからと言っても魔獣は危険だ。一応戦い方もみたいからな。」
危険だと言われたら仕方がないので明日は一緒に行きことになった。
夕食は自分で狩ってきたお肉を食べさせてもらい、お風呂に入って明日に備えた。
昨日の夜ついて来ると言ったカイトをなんとか断って1人で依頼を受ける事にした。
こないだ登録したばかりなので今のわたしはGランク、クエストボードで受けれる依頼を見ていると薬草の採取が1番多い。次のランクに上がるには5つの依頼を失敗なくこなせば良いみたいなので常備依頼の薬草の種類をチェックし受付で薬草地図を貰って早速門から直ぐの草原に向かった。
薬草は10本単位の買取で10束で依頼達成扱いらしいので早速鑑定で目的の薬草を探した。
依頼内容
・ポーション草
・毒消し草
・魔力草
・テンテン草
回復ポーション、毒消しポーション、魔力回復ポーション、万能ポーション全て初級の材料らしく何処にでも生えている薬草らしい。但しあまりにも採取が雑だと買取してもらえないとの事なので丁寧にナイフで切り取り10本づつ束にしながら収納に入れていった。
私が採取している間プルは視界の中でコロコロ転がりながら遊んでいる。
2時間程で全ての薬草を6束作れたのでお昼ご飯を食べようと一度手を止めた。
「プルおいで。休憩するよ」
切り株に座って膝にプルを乗せる。
マリアさんから頂いたサンドイッチをほうばりながらしばらく休憩した。
しかし鑑定はありがたいスキルだ。
そういえば調合スキルがあったしポーション作って見ようか。
そう考えたら作り方が頭に浮かんだ。
「えっとポーション草と魔法で出した水をいれて魔力を流して」
なんとなく冒険者ショップで買った鍋に材料を入れて魔力を流すと一瞬鍋の中が青く光り、収まった所で中を覗くと青い液体の入った瓶が5本転がっていた。
鑑定すると回復ポーションBとなっている。ポーションには商品ランクがS、A、B、Cと4ランクあるみたいでBなら普通みたいだ。同じ要領で他の三種類の薬草もポーションにしてみた。
全て普通のランクで5本づつ出来上がった。
とりあえず収納に片付けて街に帰ろうかと思ったら草むらからホーンラビットが3匹現れた。
低ランクの魔獣だ。多分討伐はできるし、確か常備依頼でホーンラビットのツノがあった。お肉も食用になるので狩る事にした。プルを腰の巾着にしまって剣で応戦する。
運が良かったのかわざわざ剣につっこんでくれた。まずは1匹、後の2匹は水魔法で溺死させた。
そのまま収納に片付けて周りを警戒してみたが他にはいない様なので力を抜いた。
ピコン
頭の中で、何か音がしたがなんなのかわからない。
疲れたので街に戻る事にした。
ギルドに行って買取をしてもらう。
薬草については累計での依頼達成になるらしく今日の分だけ換金した。
受付のお姉さんにホーンラビットの解体もお願いしたいと伝えると事情を聞かれたので伝える。
「怪我がなくって良かったです。肉は買い取りましょうか」
ツノは買取をお願いして肉は持ち帰る事にした。
解体が終わるのを待ちながらクエストボードを除いているとホーンラビットはツノ3本で依頼完了らしいがFランクの依頼だったみたいだ。他も見ているとポーションの買取も常備依頼で10本で1依頼になるらしくこちらはEランクの依頼だ。
他のランクの依頼が受けれるか受付で確認するとどちらも大丈夫との事で早速買取してもらう事にした。
ポーションを作れる冒険者が少ないらしくまたお願いしますと頼まれた。
明日もう一度草原に行けばランクアップできそうだ。
お肉も貰ったし家に帰ることにした。
「ただいま。マリアさんお肉」
「おかえり。怪我はなかったかしら。お肉ってどうしたの」
「草原で狩ってきました。よかったら使って下さい」
ニコニコ顔で鞄から出してマリアさんに渡す
「あらあら、ありがとう。でも狩ってきたって大丈夫だった」
心配そうにこちらを除き込むので
「大丈夫でした」
笑顔で答える。入口からカイトの声がした
「どうした」
マリアさんがカイトに説明する。
「珍しいな、草原にホーンラビットが出るのは。普通Gランクなら逃げるけどな。無理はするなよ。で明日も行くのか」
「うん、そのつもり」
「じゃあ、明日は一緒にいくぞ。今日狩れたからと言っても魔獣は危険だ。一応戦い方もみたいからな。」
危険だと言われたら仕方がないので明日は一緒に行きことになった。
夕食は自分で狩ってきたお肉を食べさせてもらい、お風呂に入って明日に備えた。
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