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ふたたび王都へ3
99.
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まずはマリアント様とどの様に調合すりつもりなのか検討して行く。
本を覗き込みあれこれ検討していく。
「とりあえず、一度試してみますね」
必要な、素材は庭に植えているものが殆どで失敗しても大丈夫と判断し、調合する事にした。
手元に意識を集中して魔力を注ぐ。
魔力に合わせて一瞬光かけたがすぐに光量はなくなった。
「うーむ、難しい」
今、調合しているのは魔力ポーションの最高峰が作れるレシピだ。
失敗作はただの水になってしまう為いつもの調合の様にはいかない。
「ククルでも同じ結果ね。私が調合しても同じなの。普通の作り方と違い失敗作が下級になる訳ではないから大変なのよね。」
そこからも二人であれこれ試してみたけど水しか出来上がらない。
どれくらい時間ぎたったのか。調合室にノックの音が響いた。
「マリアント様、ククル様一度休憩なさりませんか?」
ハナが入室してきたので一度手を止める事にした。
「あら、もうこんな時間なのね」
調合室には窓がない為気付かなかったが日が暮れ掛けている。
「マリアント様よかったら夕食一緒に如何ですか?」
時間も時間なのでお誘いしてみた。
「まぁ、良いのかしら。そういえばお腹も空きましたわね。折角なのでお呼ばれしようかしら」
遠慮していたハナも無理矢理座らせ3人で食事をする。
「まぁ、とても美味しいわ」
「お口に合う様でよかったです」
今日のメニューはお肉の煮込みとサラダ、ポパイキッシュとスープにパンだ。
「ククルったら腕の良い料理人を抱えているのね。我が家の料理人より美味しいわよ。」
「うちは料理人なんていないですよ。お肉は午前中に私が仕込みました。後はハナが作ってくれたの」
「まぁ、それは凄いわね。」
私が料理をする事に驚きつつも沢山食べて下さったのでちょっぴり嬉しかった。
食後、少し休憩してまたもや調合に挑戦する。
中々上手くいかず、途方に暮れているとピコが影から出てきた。
#あのねー、熱を加えながらゆーっくり魔力混ぜるの。でね、ピカッでしたら出来上がりだよ?#
「マリアント様、ピコが調合の仕方を教えてくれました。」
とりあえず説明して私から挑戦する事にした。
マリアント様には少し離れたところから見守ってもらう。
ピコが手伝ってくれるのでゆっくり魔力を注ぐ。
30分位作業を続けてりと急に眩い光を放った。
”ポン”
光が収まると同時に今回効果音。
釜の中を除くと一つのポーションが出来上がっていた。
早速二人で鑑定する。
特級魔力ポーション…ランクSS固定
凄い物が出来上がった。
「「…」」
お互い無言で顔を見合わせる。
「と、とりあえず今度は私が挑戦してみますね」
私と違うところは熱を加えるのに魔道具を使い、ゆっくりと魔力を注いでいる。
30分後
「はぁ、もう無理だわ。魔力がつきそう。」
マリアント様が作業の手を止めた。
「これ、かなりの魔力量がいるわね。完全に回復させても1日一回できるかどうかだわ。魔力量の多いククルならでわね。」
「あはは、、、」
「もお、羨ましいわ。とりあえず作り方はわかったから今度挑戦してみるわね」
それから作業場を片付けマリアント様を玄関までお送りする。
「ククル、もしよかったら先程のポーション陛下に献上してもらえるかしら。」
古代のポーションを復元できたとの事で報告が必要らしくお願いされたので了解しポーションを差し出した。
「あら、貴女も一緒に行くわよ。そうね、マーサス達が帰ってきたら日程決めて連絡するわ。また、その時ね」
ヒラヒラと手を振り帰っていった。
よくよく考えると巻き込まれてる様な気がする。
とりあえずアイザックが帰ってくるまで封印する事にした。
アイザックが帰宅した日の夕食後、改めてポーションの事を報告する。
「…」
「アイザック?」
「う、そ、そうか。とりあえずマーサスからの連絡を待つ事にしようか」
深い溜め息混じりに答えてくれた。
翌日、3日後に謁見するとの知らせが来たのだ。
本を覗き込みあれこれ検討していく。
「とりあえず、一度試してみますね」
必要な、素材は庭に植えているものが殆どで失敗しても大丈夫と判断し、調合する事にした。
手元に意識を集中して魔力を注ぐ。
魔力に合わせて一瞬光かけたがすぐに光量はなくなった。
「うーむ、難しい」
今、調合しているのは魔力ポーションの最高峰が作れるレシピだ。
失敗作はただの水になってしまう為いつもの調合の様にはいかない。
「ククルでも同じ結果ね。私が調合しても同じなの。普通の作り方と違い失敗作が下級になる訳ではないから大変なのよね。」
そこからも二人であれこれ試してみたけど水しか出来上がらない。
どれくらい時間ぎたったのか。調合室にノックの音が響いた。
「マリアント様、ククル様一度休憩なさりませんか?」
ハナが入室してきたので一度手を止める事にした。
「あら、もうこんな時間なのね」
調合室には窓がない為気付かなかったが日が暮れ掛けている。
「マリアント様よかったら夕食一緒に如何ですか?」
時間も時間なのでお誘いしてみた。
「まぁ、良いのかしら。そういえばお腹も空きましたわね。折角なのでお呼ばれしようかしら」
遠慮していたハナも無理矢理座らせ3人で食事をする。
「まぁ、とても美味しいわ」
「お口に合う様でよかったです」
今日のメニューはお肉の煮込みとサラダ、ポパイキッシュとスープにパンだ。
「ククルったら腕の良い料理人を抱えているのね。我が家の料理人より美味しいわよ。」
「うちは料理人なんていないですよ。お肉は午前中に私が仕込みました。後はハナが作ってくれたの」
「まぁ、それは凄いわね。」
私が料理をする事に驚きつつも沢山食べて下さったのでちょっぴり嬉しかった。
食後、少し休憩してまたもや調合に挑戦する。
中々上手くいかず、途方に暮れているとピコが影から出てきた。
#あのねー、熱を加えながらゆーっくり魔力混ぜるの。でね、ピカッでしたら出来上がりだよ?#
「マリアント様、ピコが調合の仕方を教えてくれました。」
とりあえず説明して私から挑戦する事にした。
マリアント様には少し離れたところから見守ってもらう。
ピコが手伝ってくれるのでゆっくり魔力を注ぐ。
30分位作業を続けてりと急に眩い光を放った。
”ポン”
光が収まると同時に今回効果音。
釜の中を除くと一つのポーションが出来上がっていた。
早速二人で鑑定する。
特級魔力ポーション…ランクSS固定
凄い物が出来上がった。
「「…」」
お互い無言で顔を見合わせる。
「と、とりあえず今度は私が挑戦してみますね」
私と違うところは熱を加えるのに魔道具を使い、ゆっくりと魔力を注いでいる。
30分後
「はぁ、もう無理だわ。魔力がつきそう。」
マリアント様が作業の手を止めた。
「これ、かなりの魔力量がいるわね。完全に回復させても1日一回できるかどうかだわ。魔力量の多いククルならでわね。」
「あはは、、、」
「もお、羨ましいわ。とりあえず作り方はわかったから今度挑戦してみるわね」
それから作業場を片付けマリアント様を玄関までお送りする。
「ククル、もしよかったら先程のポーション陛下に献上してもらえるかしら。」
古代のポーションを復元できたとの事で報告が必要らしくお願いされたので了解しポーションを差し出した。
「あら、貴女も一緒に行くわよ。そうね、マーサス達が帰ってきたら日程決めて連絡するわ。また、その時ね」
ヒラヒラと手を振り帰っていった。
よくよく考えると巻き込まれてる様な気がする。
とりあえずアイザックが帰ってくるまで封印する事にした。
アイザックが帰宅した日の夕食後、改めてポーションの事を報告する。
「…」
「アイザック?」
「う、そ、そうか。とりあえずマーサスからの連絡を待つ事にしようか」
深い溜め息混じりに答えてくれた。
翌日、3日後に謁見するとの知らせが来たのだ。
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