転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん

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王都

124.

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「ククル、キングを頼む。俺がクイーンの相手をするから。」
「わかった。終わったら加勢するね」
2人同時に左右に分かれる。
「ガル、ファルとりあえず撃ち込むから離れて」
2匹が離れたのを確認して目の前のキングに大きな雷を撃ち込んだ。
「いくよ」
武器を構えて振らつくキングにガル、ファルと同時に攻撃する。
キングは抵抗するがやがてその巨大を地面に倒したのだった。
「アイザックの加勢にいくよ」
直ぐ様、アイザックの方に駆け寄ったがこちらも終わった様でクイーンが倒れている。
「ククル、怪我は無いかい」
「大丈夫、擦り傷程度だよ」
他のオークも合わせて収納し、集落になりかけたこの場を土魔法で更地にした。
洞窟はアイザックが水魔法で潰している。
「はぁ、終わったな」
「終わったね。疲れたよ。帰って寝よ?」
「そうだな」
村に戻ると村長が迎えてくれた。
「お二人とも大丈夫ですか」
「あぁ、大丈夫だ。とりあえず集落は壊滅してきた。ギルドが到着したら呼んでくれるか。それまでは休ませて貰いたい」
「わかりました。ありがとうございます。ゆっくりお休みください」
そのままアイザックと村長宅の当てが割れてる部屋に行きユミンと合流後、疲れもあってかパッタリ眠ってしまった。

「ククル、そろそろ起きてもらっても良いか」
「うーん」
眠たいながらにも起こされたので目を開ける。
どうやらすっかり昼も過ぎてる様でアイザックからの話では既にギルドには集落のあった場所まで同行し、状況説明をしてきたとか。
後は仕留めたオークを見せてほしいとの事で私が起こされた様だ。
「村で全部出すのは無理だよ」
「あぁ、だからフルフルまで同行してほしいそうだ。今から出たら夕方には向こうに到着するみたいだから直ぐにでも出発したいと言われてな。どうする?」
フルフルには色々と行きたくない理由があるから乗り気にはならないが今回ばかりは仕方が無いのかと準備するから外で待っていて貰える様にお願いする。

アイザックが出て行ってから急いで着替えて荷物をしまう。
入れ替わりでユミンが来てくれて片付けは手伝ってくれたので以外とすぐに準備が出来た。


村から出発し、ユミンはギルドの馬車に乗ってもらいアイザックとシッコクに揺られながらフルフル到着後の打ち合わせをする。
とりあえずあそこには長居をしたくないし出来たら街の人と関わりたくない。
私のそんな気持ちはちゃんと理解してくれているので早々に終わらせて街を出ようと言ってくれた。


陽の明るいうちに到着したのでそのままギルドに向かう。
広い解体場にオークを次々にだした。
解体場には微妙な雰囲気が漂う。
一応、ギルマス、サブマスだけにしてもらっている。
「中々の量ですね。査定だけでも丸1日欲しいです。その間、お伺いしたい事がありますが今日、この街に泊まって頂くのは可能でしょうか?」
今話しているのはサブマス。実は前によく受付に座っていたお姉さんで親切にしてもらってたので信用出来るひとだ。
ギルマスは初めて見たけど悪い人では無さそうだ。
私は思い切って以前この街にいた時の出来事を説明し、あまり長居したくないと伝えてみた。
2人はどうやらカイトの事は知っていた様でただ私が被害に遭っていたとは思わなかったようだ。
あの時気づいていたらと謝罪されたがそれこそ自己責任の範疇なので気にしないでと伝えた。
結局、ユミンと3人でギルドの紹介の宿に泊まる事にし明日改めて話をする事になった。

翌日、午前中にギルドに顔を出すと受付にサブマスが座っていた。
「おはようございます。お待ちしておりました」
「「「おはようございます」」」
早速、小部屋に案内されたので先ずは聞き取りに応じる。
次に昨日の査定が終わったとかでお金とお願いしていた魔石を受け取った。
「こちらからは以上となります。何かご質問とかございますか?」
「特に大丈夫だ」
「私も大丈夫です。別件でお願いしたいのですが」
昨日アイザックにポーションの買取をお願いしても良いかと相談していた。特に問題無いとの事なのでサブマスに話をすると了承してくれた。

合計150本買取して貰い、料金を受け取った。
昼過ぎには街を出て折角なので素材のダンジョンに立ち寄って行こうと言う事になった。
私もあそこは最後まで攻略してないしユミンは初ダンジョンだ。
今日は途中で野営して明日ヒルヒルを目指す。
1日休養を挟んで明後日ダンジョンに潜る予定だ。
楽しみにしながらダンジョン目指して進む事にした。
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