電車内の自殺

疲れて電車に乗った。終電だった。席はガラガラで、ぐったりと座る人々は皆一様に目を閉じていた。私もそうしようとした。取れる限りの楽な姿勢を取ろうと僅かな時間の試行錯誤を経て、目を閉じようとした。けれど、目前にいた二人の女性の存在に気がついた時、私は俯き気味にそちらへ目を向けたのだった。
24hポイント 0pt
小説 86,816 位 / 86,816件 現代文学 3,964 位 / 3,964件