世界の果てにて
世が戦乱に包まれ、数多の国々が滅亡し、遂に混沌に終焉が来ると思いきや、最後の決戦に惜敗した北方の国が置き土産に人類を恐るべき猛毒で滅ぼし尽くす霧を放った。
国家と言える規模の人類の集落はこの日無くなり、霧が蝕みつつある世界の中、まだ命の火を灯続ける人間は数人。
そんな人類存続の唯一の希望とも言える大陸の端に逃げ込んだ人間の中に、北方の戦士、そして南方の武士が存在した。
これはそんな互いを許しきれず、世界最後の国家間戦争の幕引きに選ばれてしまった二人の若者の勝負である。
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