婚約者に捨てられた聖女ですが、素敵な騎士団長に見初められました。

 神の祝福を受け聖女として国を護ってきたイザベルは、その名声、地位を羨んだ妹マリアによってその座を追われた。
 偽の聖女の烙印を押され、彼女を慕っていた人々が彼女を訝み、最愛の婚約者だったレオンハルトにまでも暴言を浴びせられ、国を追われることとなり、絶望の末に命を絶つことを決意したイザベルだったが―――

 気がつくと、隣国の騎士団長に介抱されていた。

 これは、全てを失った聖女が全てを取り戻す物語。
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