氷塊は太陽と桜温泉に融かされて
オオカミ獣人の氷優(ひゆう)とレッサーパンダ獣人の日菜太(ひなた)は、たった二人だけの写真同好会に属する同好会仲間であり、大の親友同士。
これは、そんな二人の甘くて切ない卒業物語。
氷優と日菜太は、三年間のキロクをそれぞれのアルバムにまとめて交換する約束を交わした。同好会の卒業記念品でもあるそれは、離れ離れになっても強くあるためのもの。
「アルバムのラストは旅立ちの春で締めくくろう」
同好会活動の最終章、卒業旅行で二人は春の温泉街へ赴く。
桜温泉で、氷優と日菜太が知るものとは──。
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