その眠れる獅子(※彼女)を起こしてはなりません

アレトラール王国の東西南北を守護する四つの公爵家。
その公爵家の中で最強を謳われる北のガルツェン公爵家の娘レティーシャは女遊びの激しい王太子ハインリヒに嫌気がさし、一方的に婚約破棄を言い渡す。

追いすがる王太子と国王陛下を全て無視し、北の領地へと戻ったレティーシャへ、新たな縁談が舞い込んだ。

それは隣国アルツヴェイン王国の第二王子との縁談。
『黒狼』と恐れられ、問題児と呼ばれる第二王子との縁談をレティーシャは受けるか否か悩んでいた。

そんな折、第二王子本人がレティーシャの元を訪れる。
噂とは正反対の好青年ぶりを披露する第二王子に次第に心揺れるレティーシャ。

しかし彼女にはどうしても王国を離れられない秘密があった。
『ガルツェンの眠れる獅子』と呼ばれる彼女の、真の意味とは。


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