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それぞれの末路
15 カイデン公爵の侍従ー(侍従視点)刑の執行ーその4 R18
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※ 残酷な描写あり。閲覧注意です。R18。食事中は読まないでくださいね。
私は死なないように最新の注意を払って生かされている。舌をかみ切らないように自傷もできないように手足を拘束された。
毎日のように気のおかしい男が犯しに来る。恐怖と苦痛で気絶しそうになるのに、どんなに懇願してもやめてはくれない。
「ひぃひぃ泣いてうるせーよ。黙って足をひろげとけ! お前の殺した女達はなんの罪もねーのに酷い目にあったんだ!」
毎日、毎日、代わる代わる多数の男たちに犯されていくと、もう当たり前になってきて抵抗する気もなくなった。こんなもんで済むならご褒美だ。
そんな頃に、またあのシーザー騎士団長が姿を現した。
「男に犯されるのも飽きただろう? 今度は、午前中いっぱい額に水を垂らしたら、午後は爪と肉の間に熱した針をいれてあげよう。夜は身体中を皆で少しづつ切り刻んであげよう」
ーー嘘だろう? ここまで残酷なことってあるかよ?
固定された顔にポトポトと雫が落ちる。朝から昼までずっと動くこともできない。気が狂いそうになると、やむ。そして、またはじめる。
午後からは、爪と肉の間に針が刺さる。痛みを効果的に持続させる為にそれはゆっくりと行われた。夜には小さなナイフでほんの少しづつ、遺族が切り刻みに来た。
ほんとに少しだけの傷が毎日増えていく。朝になるのも昼になるのも夜になるのも怖い。生きていることが怖い。生きている限り、あいつら被害者の遺族は私に苦痛を与えにくるから。
「お願いだから、殺してください! お願いだから、生かせないで!」
土下座して涙を流して頼み込む。
「あぁ、いいよ」
シーザー騎士団長は爽やかな微笑みで応じてくれた。
「あ、ありがとうございます。感謝します」
ꕤ୭*
私は木の幹をくりぬいた中に入れられた。頭と手足が外に出ている状態だ。そして無理矢理口を開けさせられ大量のミルクとハチミツが流し込まれた。
腹が痛い・・・・・・痛くてたまらないけれど、トイレにも行けない。下痢をおこすと排泄物は木の幹の中に溜まった。顔や手足にも蜂蜜が塗られて炎天下に放置された。
木の中は排泄物でいっぱいになり、甘いにおいと汚物に引き寄せられハエや昆虫が私の身体に卵を産み付けやがった。孵化した幼虫が肉を突き破って私の肉を食らう。
体内でうごめくイモムシが血流を妨げ、腐っていく。死にたいのになかなか死ねないのは、毎日ミルクとハチミツを無理矢理流しこまれるからだ。
餓死もできず、生きながら虫やネズミに肉を食われていく地獄。身体の内からも外からも食われていくんだ。
生きながらにしてハエやミツバチ、スズメバチ、あらゆる虫のエサになった私。しかも、多分隣国から魔術師でも呼んだのか?
一回死んだはずの私はまた初めから罰を受ける。今度はどうやって殺す? あいつらは、そうやって笑い出した。
死ねないってなんでだ?
「これで何回目だった?」
「ちょうど50回目です。拷問刑、全ての種類を疑似体験させました。催眠術ですが、痛みも感覚も実際の体験なみの苦痛と恐怖だと思います。それに応じた痛みを感じさせる装置もつけたので」
「じゃ、そろそろ本番でしろ! 虫を孵化させるのでいいと思う」
「皆さんはどうですか?」
「異議なし」
「賛成!!」
「生きながら虫に食われる虫けら、因果応報にぴったり!」
「じゃぁ、木のボートを持って来てみんなでこのクズを中に入れよう」
「あの汚い沼に浮かべたらいいですよね」
「あぁ、最高だ」
ーーちょっと待て! 今までのは予行練習なのか? じゃぁ、これからが本番? 頼む、嫌だ! 許してくれよぉーー
私は死なないように最新の注意を払って生かされている。舌をかみ切らないように自傷もできないように手足を拘束された。
毎日のように気のおかしい男が犯しに来る。恐怖と苦痛で気絶しそうになるのに、どんなに懇願してもやめてはくれない。
「ひぃひぃ泣いてうるせーよ。黙って足をひろげとけ! お前の殺した女達はなんの罪もねーのに酷い目にあったんだ!」
毎日、毎日、代わる代わる多数の男たちに犯されていくと、もう当たり前になってきて抵抗する気もなくなった。こんなもんで済むならご褒美だ。
そんな頃に、またあのシーザー騎士団長が姿を現した。
「男に犯されるのも飽きただろう? 今度は、午前中いっぱい額に水を垂らしたら、午後は爪と肉の間に熱した針をいれてあげよう。夜は身体中を皆で少しづつ切り刻んであげよう」
ーー嘘だろう? ここまで残酷なことってあるかよ?
固定された顔にポトポトと雫が落ちる。朝から昼までずっと動くこともできない。気が狂いそうになると、やむ。そして、またはじめる。
午後からは、爪と肉の間に針が刺さる。痛みを効果的に持続させる為にそれはゆっくりと行われた。夜には小さなナイフでほんの少しづつ、遺族が切り刻みに来た。
ほんとに少しだけの傷が毎日増えていく。朝になるのも昼になるのも夜になるのも怖い。生きていることが怖い。生きている限り、あいつら被害者の遺族は私に苦痛を与えにくるから。
「お願いだから、殺してください! お願いだから、生かせないで!」
土下座して涙を流して頼み込む。
「あぁ、いいよ」
シーザー騎士団長は爽やかな微笑みで応じてくれた。
「あ、ありがとうございます。感謝します」
ꕤ୭*
私は木の幹をくりぬいた中に入れられた。頭と手足が外に出ている状態だ。そして無理矢理口を開けさせられ大量のミルクとハチミツが流し込まれた。
腹が痛い・・・・・・痛くてたまらないけれど、トイレにも行けない。下痢をおこすと排泄物は木の幹の中に溜まった。顔や手足にも蜂蜜が塗られて炎天下に放置された。
木の中は排泄物でいっぱいになり、甘いにおいと汚物に引き寄せられハエや昆虫が私の身体に卵を産み付けやがった。孵化した幼虫が肉を突き破って私の肉を食らう。
体内でうごめくイモムシが血流を妨げ、腐っていく。死にたいのになかなか死ねないのは、毎日ミルクとハチミツを無理矢理流しこまれるからだ。
餓死もできず、生きながら虫やネズミに肉を食われていく地獄。身体の内からも外からも食われていくんだ。
生きながらにしてハエやミツバチ、スズメバチ、あらゆる虫のエサになった私。しかも、多分隣国から魔術師でも呼んだのか?
一回死んだはずの私はまた初めから罰を受ける。今度はどうやって殺す? あいつらは、そうやって笑い出した。
死ねないってなんでだ?
「これで何回目だった?」
「ちょうど50回目です。拷問刑、全ての種類を疑似体験させました。催眠術ですが、痛みも感覚も実際の体験なみの苦痛と恐怖だと思います。それに応じた痛みを感じさせる装置もつけたので」
「じゃ、そろそろ本番でしろ! 虫を孵化させるのでいいと思う」
「皆さんはどうですか?」
「異議なし」
「賛成!!」
「生きながら虫に食われる虫けら、因果応報にぴったり!」
「じゃぁ、木のボートを持って来てみんなでこのクズを中に入れよう」
「あの汚い沼に浮かべたらいいですよね」
「あぁ、最高だ」
ーーちょっと待て! 今までのは予行練習なのか? じゃぁ、これからが本番? 頼む、嫌だ! 許してくれよぉーー
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