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愛は変態を助長させる

31:ヤバいぐらいに可愛い【真翔SIDE】

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 悠子ちゃんが俺の家にいる。
それだけで舞い上がってしまうのに、
一緒にご飯を食べて、
一緒にテレビを見て、
一緒にお風呂にまで入ってしまった。

俺はこれ以上ないぐらい浮かれていた。

自分の家で悠子ちゃんと
二人っきりだと思うと、
タガが外れたように
悠子ちゃんを抱きたくなった。

いつになく強引になったのは
否めない。

自宅ということで
気が大きくなっていたのだ。

それに悠子ちゃんも
嫌だとは言わなかった。

だから俺は悠子ちゃんと
風呂に入った時も
可愛い体を洗うふりをして
悪戯をしてしまったし、
浴槽に入るときは
俺の膝に悠子ちゃんを乗せてしまった。

調子に乗って悠子ちゃんの
柔らかい太ももに
俺の欲棒を擦り付けて
スマタをしてしまったけれど、
悠子ちゃんはそれすらも許してくれた。

こんな可愛い子が
俺の嫁に来てくれるなんて
素晴らしすぎる。

……まだ嫁じゃないけど。

俺はできるだけ
自然に悠子ちゃんを
俺の部屋に誘った。

悠子ちゃんがこの家にいたことも
母が親戚の法事のことを
俺に言わなかったことも。

確かに驚いたのだが、
俺に内緒だったと言っても
あの母のことだ。

悠子ちゃんをこの家に
最初から泊めるつもりだったと思う。

それにおそらくだけれど、
親戚の法事というのは
俺の父親関係の人ではないかと
内心思っている。

俺とはまったく関わり合いが
無い父親だが、母は今でもまだ
なんとなく繋がっていそうだ。

それが愛かどうかはわからないが
母が俺にそれを知らせないと言うことは、
きっと俺には知られたくないのだ。

だから俺は無理に追及はしない。

それに今は会ったことも無い
父親のことより、
悠子ちゃんの方が大事だ。

この家には客間がない。

誰か訪ねてきたり
泊めることもないので
予備の布団も無い。

別に俺は床に寝ても
ソファーに寝ても構わないが、
どうせなら悠子ちゃんと
一緒に寝たい。

それも、ベットで。

そしてこの家にあるベットは
俺と母の部屋だけだ。

最初からそれを伝えると
悠子ちゃんは絶対に
居間で一人で寝ると言うか、
タクシーで帰ると
言うに決まっている。

だから俺は悠子ちゃんを
構い倒して、なし崩しに
この家に泊めることにした。

深夜になってしまえば、
さすがに悠子ちゃんも
「帰る」とは言わないだろう。

俺も明日は休みだし、
悠子ちゃんも休みのハズだ。

母の帰宅が遅いのであれば、
明日は一日、この家で
悠子ちゃんとイチャイチャ
できるかもしれない。

一日のんびりイチャイチャ……。
それは何のご褒美だ?

素晴らしすぎる。

と思ったが。

目の前にはそれ以上の
素晴らしいご褒美があった。

下着も履いていない
バスタオルを一枚体に
巻いただけの悠子ちゃんが
俺の前で家の階段を上っている。

もちろん、下から見上げたら
美味しそうなお尻が丸見えだった。

触りたい。

そう思ったら俺は
階段を2段飛ばしで上がって
悠子ちゃんの後ろに立っていた。

驚いた悠子ちゃんの身体が
ぐらついたので慌てて
小さな体を支える。

でも、手だけは
悠子ちゃんの可愛いお尻に触れていた。

俺はこんなに我慢が出来ない男だっただろうか。

自分で自分が信用できない。

だって俺の指は自然に
可愛いお尻に触れ、
その奥の秘所にまで伸びているのだから。

俺の意志じゃない。
指が勝手に動いたんだ。

そんな言い訳をしながら
俺は悠子ちゃんの秘所に触れる。

「なんでこんなに
ユウのこと、
触れたくなるんだろうな」

思わず呟いてしまったのは
心からの本心だ。

俺は悠子ちゃんに出会って
おかしくなってしまったのかもしれない。

だってこんな場所でも
この柔らかい肌に触れ、
快感で責め立てたくなる。

「下から見上げるとね、
ユウのココが、とても
美味しそうに見えたんだ」

何故こんな場所で?と
言いたげな悠子ちゃんに
俺は言い訳するように言った。

「沢山触って、
沢山舐めて、
ユウを味わいたいって思った」

だからいいよね?
って。
俺は悠子ちゃんの秘所を
すりすりと指で擦る。

悠子ちゃんは俺を拒まない。
何故かその自信だけはあった。

「でもユウも、嫌じゃないよね?
だって……ほら、俺の指を
もう受け入れて、濡れて来た」

擦っているとじんわりと
蜜をにじませた秘所の様子を
俺はわざと悠子ちゃんに聞かせる。

俺が求めているだけじゃなくて
悠子ちゃんだって俺のことを
欲しいって思ってくれている。

……そう思いたかった。

だって体の力は抜けて、
俺の指をすぐに受け入れてくれてるじゃないか。

俺はもっと悠子ちゃんを
快感に溺れさせたくて
わざと階段を数段下りた。

そして俺の顔と悠子ちゃんの
可愛いお尻の高さが合うようにして
双丘の奥を舐める。

「ひゃぅっ」

可愛い声がした。

悠子ちゃんは震えながら
階段で思わず四つん這いになる。

まるで俺を求めるように
お尻を俺に突き出して腰を振った。

可愛い。

俺はたまらず、
双丘を割り、その奥を
じゅるじゅると舐める。

「待って、ま、って」

悠子ちゃんが戸惑うように言う。

「キモチイイ?
あぁ、そうだね。
でも階段だと、あぶないかな」

悠子ちゃんの身体は
赤く染まっていて、
秘所からはとろとろと
蜜が零れている。

だけど、このままだと
やはり危ないだろう。

「ユウ、階段を上がって」

俺は悠子ちゃんの秘所に
また触れる。

悠子ちゃんはそれに
促されるように階段を
1段1段登る。

俺が悠子ちゃんのお尻や
秘所を舐めたり吸ったり
つついたりすると、
その刺激に合わせて
悠子ちゃんの手足が動くのだ。

健気な動きが可愛くて。
もっと虐めたくなってくる。

「……俺には
嗜虐趣味はなかったんだけどな」

悠子ちゃんを虐めたいとは思わない。

けれど、俺のために
必死で四つん這いになり
俺の刺激に合わせて
階段を上る姿は正直、
かなり、そそられる。

俺は夢中で悠子ちゃんの
体内を舐めた。

それから指の先を
つぷっと秘所に入れてみる。

そこまで来てようやく
悠子ちゃんは階段を登り切った。

階段の上でお尻を高く上げ、
悠子ちゃんは両手で口を
押さえながら荒い息をしている。

きっと喘ぎ声が漏れないように
我慢していたのだろう。

そんなことしなくてもいいのに。

あのアパートだと声が
漏れてしまうかもしれないけれど、
この家なら大丈夫だ。

窓が閉まっているのであれば
テレビの音量を大きくしても
外に聞こえることはない。

悠子ちゃんの乱れる声を聞いてみたい。

俺だけを求める声を。
快感に溺れる声を聞きたい。

俺は悠子ちゃんの体内から
ゆっくりと指を引き抜くと
やわらかな体を抱き上げた。

「ごめんね、怖かった?」

俺が聞くと、悠子ちゃんは
ふるふると首を振る。

ほら。
悠子ちゃんは俺を拒まない。

なんでだろう。
今日の俺はどうかしている。

こんなに気が大きくなって、
乱暴にこの可愛い体を
組み敷きたいと思っている。

落ち着け。

俺はそう自分に言い聞かせながら
悠子ちゃんを連れて
自分の部屋へと向った。


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