16 / 16
2章
16.
しおりを挟む
その部屋はどこか見覚えのある部屋だった。
そう、私がこの世界に来た時に驚いた大きなお姫様の部屋。
あの城の部屋に内装がそっくりだった。
メイドは私が部屋に入るとお辞儀をしていなくなった。
また閉じ込められてしまった。
なんか上手くいかないな。
この世界に来てから常に何かしらのトラブルに巻き込まれている。
考え事をしていると。
トントン
扉を叩く音が聞こえた。
「はい。」
私が返事をするとゆっくりとドアが開いた。
「リアちゃん。何してるの?」
驚いた。目の前にいるのはメイドの姿をしたいちはなちゃんだった。
「えっ、どうしてこんなところに。」
私は興奮して大きな声を出してしまった。
「しーっ。声おっきいよ。私ここに潜入してるんだからさ。」
「私はここに来た経緯を話した。」
「ところでどうしていちはなちゃんはここにいるの?」
「私あの後、とある組織に雇われてこの城に潜入捜査してたの。そしたらリアちゃんに似てる人が椅子に縛られてるの見て、好きを伺ってここに来たってわけ。リアちゃん捕まっちゃってたんだね。私ちゃんがここから出る方法考えるから下手に刺激しちゃダメだよ。」
「あの人はなんなの。あとこの場所は。」
「ここは魔王の城だよ。リアちゃんとさっき話してたのが魔王。とんでもなく強いから絶対怒らせないでね。」
「強いの?」
「そりゃもう。リアちゃんもとっても強いけどその比じゃないよ。王国の騎士たち総動員でも勝てないくらい強い。」
「そんなに。」
とても魔王という感じではなかったが。あの青年がねー。
「とにかく大人しくしてるんだよ。リアちゃんたら大人しくできない子だから。今回はお願いだよ。私ちゃんがここに来たことも誰にも言っちゃダメだからね。なんとかするからさ。」
そういうと、いちはなちゃんは部屋から出て行った。
そうは言われても何もしないではいられなかった。
どうにかしてここから逃げる手立てはないか考えなきゃ。
そう、私がこの世界に来た時に驚いた大きなお姫様の部屋。
あの城の部屋に内装がそっくりだった。
メイドは私が部屋に入るとお辞儀をしていなくなった。
また閉じ込められてしまった。
なんか上手くいかないな。
この世界に来てから常に何かしらのトラブルに巻き込まれている。
考え事をしていると。
トントン
扉を叩く音が聞こえた。
「はい。」
私が返事をするとゆっくりとドアが開いた。
「リアちゃん。何してるの?」
驚いた。目の前にいるのはメイドの姿をしたいちはなちゃんだった。
「えっ、どうしてこんなところに。」
私は興奮して大きな声を出してしまった。
「しーっ。声おっきいよ。私ここに潜入してるんだからさ。」
「私はここに来た経緯を話した。」
「ところでどうしていちはなちゃんはここにいるの?」
「私あの後、とある組織に雇われてこの城に潜入捜査してたの。そしたらリアちゃんに似てる人が椅子に縛られてるの見て、好きを伺ってここに来たってわけ。リアちゃん捕まっちゃってたんだね。私ちゃんがここから出る方法考えるから下手に刺激しちゃダメだよ。」
「あの人はなんなの。あとこの場所は。」
「ここは魔王の城だよ。リアちゃんとさっき話してたのが魔王。とんでもなく強いから絶対怒らせないでね。」
「強いの?」
「そりゃもう。リアちゃんもとっても強いけどその比じゃないよ。王国の騎士たち総動員でも勝てないくらい強い。」
「そんなに。」
とても魔王という感じではなかったが。あの青年がねー。
「とにかく大人しくしてるんだよ。リアちゃんたら大人しくできない子だから。今回はお願いだよ。私ちゃんがここに来たことも誰にも言っちゃダメだからね。なんとかするからさ。」
そういうと、いちはなちゃんは部屋から出て行った。
そうは言われても何もしないではいられなかった。
どうにかしてここから逃げる手立てはないか考えなきゃ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
10
この作品の感想を投稿する
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる