小さな国だった物語~

12世紀、現在のウクライナ~西ロシアの一帯は、キエフを中心とする、ルーシと呼ばれる諸公国の集合体によって統治されていた。

1132年、ル-シの間で大公の座を巡る争いが勃発すると、リャザン公グレプは西方への備えとして、トゥーラの地に小さな砦を築くことにした。

さらに臣下の意見を容れたリャザン公は、ロイズと名乗る青年を、彼の伴侶と共にトゥーラに送る――


『専守防衛』
小さな国を守ろうとする二人だが、ルーシの大地には戦禍が拡がっていく――

小さな国にも、家族があり、絆は紡がれ、恋が生まれる――

それらを守るため、二人が選ぶ道は?

これはキエフとモスクワ。
現在まで続く、1000年の呪いの物語――

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参考文献:
ロシア原書年代記(名古屋大学出版会)
中沢敦夫 『イパーチイ年代記』翻訳と注釈 /富山大学人文学部
日本古代ロシア研究会 各資料  ほか
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