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金継ぎの青 上:ブルー編
鬼の揺籃
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「———んふ、ふ、ぅ♡っはぁっ♡ぁっぁ、あ♡」
最近主人がとても優しい。受け身側である青井清一の悩みがこれである。手厚すぎると言っても過言ではない。
妊娠中であることを薄い腹が主張し始めてからこっち、青年に負担のかからない体位での行為や、体を触るやわい手つきなどに彼らしくない気遣いが滲むようになった。
ただでさえ根っこのぐらぐらした青井の意識は、そういうものを感じる度に蕩かされて駄目になってしまう。
鬼の逸物を咥え込んだ青年が喘ぐ。
ず、ずっ……♡ぐち、ぬぷ♡
「ひ♡ぁ、ゆっくり、ふぎぃ……っ♡♡♡ぁー、ぁー……♡」
「わぁってる。ゆっくりな……っ」
「ひィっ♡んぐ、ぅうっ……♡♡♡!ぅあ゛っぁっ……♡あー♡」
舌でねぶるようにじっくりと、腫れぼったい肉壁をカリ高の逸物が削っていく。オーガ族のそれは恵まれた体格に相応しくグロテスクだ。縦割れになりかけているアナルを押し拡げ、毎晩後孔の奥深くへ旺盛に精をなすりつけていく。激しく動かれているわけでもないのに、腹の底から痺れるような快楽が背筋を駆け上る。突き上げを食らうたび、青井は枕にしがみついて脳を揺らす性感の波に耐えた。
魔界に連れてこられた当初のような荒っぽい攻め方はされない。バックからの座位でじっくりと過敏な内側を捏ねあげた後……より深くまで繋がり合い、緩やかに絶頂まで導き合う行為が定番になりつつあった。
「んぅ、く……、ひも、ちぃ……♡」
「あ゛~……!出すぞっ!ぐ、ぅウ……っ!!」
「はひゅっ♡ひ、ぁく、アぁッ♡!!あぁぁぁあう♡♡♡!!」
———びゅるる♡どくっどくっ……♡どびゅぅううッ♡♡♡
人外特有の濃い精液を腹の奥に注がれ、放埒の勢いだけで青井は絶頂に追いやられた。腸内へマーキングするように、バルドの亀頭は腸襞全体に精をなすりつけていく。己もとろとろと精を溢しながらゆったりとピストンを繰り返され、オーガに抱かれた青年は涎を垂らしてはくはく音にならない喘ぎを漏らした。
頭の後ろが甘く痺れる。中に出されることで感じるこの恍惚感は、サキュバスの吸精本能によるものらしい。
「ぁ……あぇ……♡」
きゅうきゅうと下腹の疼きが収まらない青井は、無意識のうちに大鬼の首に手を伸ばしてキスをねだる。
人間界の守護を担うヒーロー部隊の一角、ブルーを担っていた青井清一は———男性体でありながら、現在魔王軍幹部バルドの子を腹に宿している。人間界から魔界へ身売りさせられ、手籠めにされてから既に数ヶ月の月日が経っていた。魔王城の一区画を改造して作られたバルド邸に軟禁中の青井は、流されるまま爛れた隠遁生活へとなだれ込んでいる。
腹に這う淫紋が着床を知らせた夜を越えて、二人の行為は母体の修復から「子育て」にその目的を変化させた。魔界植物によってサキュバス化した青井の体は、子への栄養を求めてより多くの精を欲するようになっていたのである。
喜んだのはもはや家主兼主人兼番いであるバルド大幹部だ。恥じらいながらも淫蕩におかわりを強請る青年妻を、その舌が言葉を紡げなくなるまで可愛がって貪り尽くす姿勢に余念がない。
———バルドは毎晩帰ってくるとまず青井の後孔に指を入れ、前立腺を執拗に愛撫して気をやらせる。そして快楽に跳ねるぐったりした妊夫の体を後ろから抱き込み、執念深く自らの精を注いでいく。青井は正気を保てなくなると必ずバックの体勢を不安がった。顔が見えないので嫌なのである。そこまで青年の体が懐いてきたら、体格の良いバルドは中の肉竿をそのままに、抱え込んだ体ごと巨体を寝台に横たえさせる。番いの張ってきた腹を刺激しないよう大事に大事に正面から抱きかかえ、……淫らな交わりを執拗に続けるのだ。手を握られて口さえ塞がれると、苦しいほどの充足感に青井が四肢をびくつかせながらしがみついてくる。その反応を愉しみながらじっくりねっとりと相手を犯すのがバルドの最近のお気に入りだ。
「は、……ふ♡ぁむ、ん、ぅう♡♡」
眉尻をハの字に下げた青井が、オーガの分厚い舌に一生懸命人間の薄い舌を絡めてくる。後頭部を手で包んで支えてやると、心地よさそうに頭を擦りつけてきて可愛らしい。精悍な好青年として売り出していたヒーローの顔が快楽で蕩けているのがたまらなく愉快で、バルドはヒトの小さな口を隅々まで舐め回してやった。鼻を子犬のように鳴らして追い縋ろうとするので、調子に乗って唾液を注いでみるとそれすら大人しく飲み下す。おいおいマジかよ。バルドは息をのんでほくそ笑む。従順で淫乱な元ヒーロー、その上ふくれた腹に自分の子を孕んでいる。興奮しない奴は頭がおかしい。
少し伸びた黒髪を指で梳き、みっともなく鼻水を垂らす小鼻を甘噛みしてやる。浅い呼吸が整うまで待って、もう一度舌を絡めて首の後ろを支え直した。もうどうにでもしてくれと放心した視線がバルドの双眸とかち合う。
ぐぐ、とふてぶてしく鎌首をもたげた種付けペニスを落ち着かせつつ、きゅうと健気に絞り上げる雄膣の動きを堪能する。真面目な面していやらしく育ってしまったものだ。バルドは更に互いの体を馴染ませようと、掘り尽くした内側を我慢汁の滲むペニスで舐っていく。
奥までマーキング中の精子がこぼれてしまわないよう巨根で以て栓をして、未だゆるい絶頂から降りてこられない青井を抱きかかえ直す。青年の鋭い目元は陶然と潤んでいた。虐め抜かれた兵士の肉体もすっかり力を失い、バルドの胸に体を預けている。
「ん、ふぁ……ぁっぁっ……ぅ……♡」
「そうだなあ、気持ちいいなあ。このまま寝ちまえよブルー。……後ろはもうちょっと借してもらうがな」
「……ぁー♡……ぅ、ん……」
青年はくてりと首からも力を抜いて、筋骨逞しい異形の番いに身を任せた。全身が甘だるく、絶頂に次ぐ絶頂で緩やかな吐精が続いている。もうずっと気持ちがいい。張って苦しかった胸も、バルドが絞ってあやしてくれる。ゆす、ゆすと揺りかごの如き快楽に浸かって、青井は重い瞼を閉じた。
最近主人がとても優しい。受け身側である青井清一の悩みがこれである。手厚すぎると言っても過言ではない。
妊娠中であることを薄い腹が主張し始めてからこっち、青年に負担のかからない体位での行為や、体を触るやわい手つきなどに彼らしくない気遣いが滲むようになった。
ただでさえ根っこのぐらぐらした青井の意識は、そういうものを感じる度に蕩かされて駄目になってしまう。
鬼の逸物を咥え込んだ青年が喘ぐ。
ず、ずっ……♡ぐち、ぬぷ♡
「ひ♡ぁ、ゆっくり、ふぎぃ……っ♡♡♡ぁー、ぁー……♡」
「わぁってる。ゆっくりな……っ」
「ひィっ♡んぐ、ぅうっ……♡♡♡!ぅあ゛っぁっ……♡あー♡」
舌でねぶるようにじっくりと、腫れぼったい肉壁をカリ高の逸物が削っていく。オーガ族のそれは恵まれた体格に相応しくグロテスクだ。縦割れになりかけているアナルを押し拡げ、毎晩後孔の奥深くへ旺盛に精をなすりつけていく。激しく動かれているわけでもないのに、腹の底から痺れるような快楽が背筋を駆け上る。突き上げを食らうたび、青井は枕にしがみついて脳を揺らす性感の波に耐えた。
魔界に連れてこられた当初のような荒っぽい攻め方はされない。バックからの座位でじっくりと過敏な内側を捏ねあげた後……より深くまで繋がり合い、緩やかに絶頂まで導き合う行為が定番になりつつあった。
「んぅ、く……、ひも、ちぃ……♡」
「あ゛~……!出すぞっ!ぐ、ぅウ……っ!!」
「はひゅっ♡ひ、ぁく、アぁッ♡!!あぁぁぁあう♡♡♡!!」
———びゅるる♡どくっどくっ……♡どびゅぅううッ♡♡♡
人外特有の濃い精液を腹の奥に注がれ、放埒の勢いだけで青井は絶頂に追いやられた。腸内へマーキングするように、バルドの亀頭は腸襞全体に精をなすりつけていく。己もとろとろと精を溢しながらゆったりとピストンを繰り返され、オーガに抱かれた青年は涎を垂らしてはくはく音にならない喘ぎを漏らした。
頭の後ろが甘く痺れる。中に出されることで感じるこの恍惚感は、サキュバスの吸精本能によるものらしい。
「ぁ……あぇ……♡」
きゅうきゅうと下腹の疼きが収まらない青井は、無意識のうちに大鬼の首に手を伸ばしてキスをねだる。
人間界の守護を担うヒーロー部隊の一角、ブルーを担っていた青井清一は———男性体でありながら、現在魔王軍幹部バルドの子を腹に宿している。人間界から魔界へ身売りさせられ、手籠めにされてから既に数ヶ月の月日が経っていた。魔王城の一区画を改造して作られたバルド邸に軟禁中の青井は、流されるまま爛れた隠遁生活へとなだれ込んでいる。
腹に這う淫紋が着床を知らせた夜を越えて、二人の行為は母体の修復から「子育て」にその目的を変化させた。魔界植物によってサキュバス化した青井の体は、子への栄養を求めてより多くの精を欲するようになっていたのである。
喜んだのはもはや家主兼主人兼番いであるバルド大幹部だ。恥じらいながらも淫蕩におかわりを強請る青年妻を、その舌が言葉を紡げなくなるまで可愛がって貪り尽くす姿勢に余念がない。
———バルドは毎晩帰ってくるとまず青井の後孔に指を入れ、前立腺を執拗に愛撫して気をやらせる。そして快楽に跳ねるぐったりした妊夫の体を後ろから抱き込み、執念深く自らの精を注いでいく。青井は正気を保てなくなると必ずバックの体勢を不安がった。顔が見えないので嫌なのである。そこまで青年の体が懐いてきたら、体格の良いバルドは中の肉竿をそのままに、抱え込んだ体ごと巨体を寝台に横たえさせる。番いの張ってきた腹を刺激しないよう大事に大事に正面から抱きかかえ、……淫らな交わりを執拗に続けるのだ。手を握られて口さえ塞がれると、苦しいほどの充足感に青井が四肢をびくつかせながらしがみついてくる。その反応を愉しみながらじっくりねっとりと相手を犯すのがバルドの最近のお気に入りだ。
「は、……ふ♡ぁむ、ん、ぅう♡♡」
眉尻をハの字に下げた青井が、オーガの分厚い舌に一生懸命人間の薄い舌を絡めてくる。後頭部を手で包んで支えてやると、心地よさそうに頭を擦りつけてきて可愛らしい。精悍な好青年として売り出していたヒーローの顔が快楽で蕩けているのがたまらなく愉快で、バルドはヒトの小さな口を隅々まで舐め回してやった。鼻を子犬のように鳴らして追い縋ろうとするので、調子に乗って唾液を注いでみるとそれすら大人しく飲み下す。おいおいマジかよ。バルドは息をのんでほくそ笑む。従順で淫乱な元ヒーロー、その上ふくれた腹に自分の子を孕んでいる。興奮しない奴は頭がおかしい。
少し伸びた黒髪を指で梳き、みっともなく鼻水を垂らす小鼻を甘噛みしてやる。浅い呼吸が整うまで待って、もう一度舌を絡めて首の後ろを支え直した。もうどうにでもしてくれと放心した視線がバルドの双眸とかち合う。
ぐぐ、とふてぶてしく鎌首をもたげた種付けペニスを落ち着かせつつ、きゅうと健気に絞り上げる雄膣の動きを堪能する。真面目な面していやらしく育ってしまったものだ。バルドは更に互いの体を馴染ませようと、掘り尽くした内側を我慢汁の滲むペニスで舐っていく。
奥までマーキング中の精子がこぼれてしまわないよう巨根で以て栓をして、未だゆるい絶頂から降りてこられない青井を抱きかかえ直す。青年の鋭い目元は陶然と潤んでいた。虐め抜かれた兵士の肉体もすっかり力を失い、バルドの胸に体を預けている。
「ん、ふぁ……ぁっぁっ……ぅ……♡」
「そうだなあ、気持ちいいなあ。このまま寝ちまえよブルー。……後ろはもうちょっと借してもらうがな」
「……ぁー♡……ぅ、ん……」
青年はくてりと首からも力を抜いて、筋骨逞しい異形の番いに身を任せた。全身が甘だるく、絶頂に次ぐ絶頂で緩やかな吐精が続いている。もうずっと気持ちがいい。張って苦しかった胸も、バルドが絞ってあやしてくれる。ゆす、ゆすと揺りかごの如き快楽に浸かって、青井は重い瞼を閉じた。
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