はっぱ、はっぱ
まだ、うまく言葉を話せなかった小さな男の子。
保育園の帰り道、お父さんの自転車の後ろで、道ばたの葉っぱを見つけるたびに「はっぱ、はっぱ」と嬉しそうに笑っていました。
そういえば、服も靴も、いつも緑。
「みどり」という言葉を知らないその子にとって、「はっぱ」は大好きな色を伝える言葉だったのかもしれません。
時が流れ、男の子は高校生になりました。
もう自転車の後ろには乗りません。
でも――選ぶ服も、履く靴も、やっぱり緑。
お父さんは、幼い日の小さな声を思い出します。
「ずっと、好きだったんだな。」
子どもの頃の「好き」は、いつの間にか大人になっても残っている。
親子の何気ない日常と、子どもの成長を描いた、ちょっと懐かしくて、心があたたかくなるお話です。
保育園の帰り道、お父さんの自転車の後ろで、道ばたの葉っぱを見つけるたびに「はっぱ、はっぱ」と嬉しそうに笑っていました。
そういえば、服も靴も、いつも緑。
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時が流れ、男の子は高校生になりました。
もう自転車の後ろには乗りません。
でも――選ぶ服も、履く靴も、やっぱり緑。
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