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ロゼの素性
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「さっきはありがとうございます。助けていただいて」
講義が終わったあと、ロゼさんにお礼を言う。
「……あれくらい、別に。たいしたことじゃありませんから。それに、昨日も助けてもらいましたし」
相変わらず目を合わせずにそう言ってくるロゼさん。
昨日のこと、というのは中庭での一件のことだろう。
あれに関しては私が勝手にやったことだし、気にしなくていいのに。
と、私はあることに気付いた。
「ロゼさんの教科書、すごい書き込みですね」
そう、今もロゼさんが開いている教科書はかなり使い込まれており、あちこちに書き込みがされている。相当細かく読み込んでいる証拠だろう。
私が言うと、ロゼさんはぽつりと告げた。
「……勉強は、嫌いじゃないです。やればやっただけ結果が返ってきますから」
「なるほど」
「それに、私にはこれくらいしかできませんから……」
「?」
ロゼさんの様子はどこか落ち込んでいるようだった。
……どうしてそんな顔をするんだろう?
勉強熱心なのはいいことだと思うけど。
「そこの金髪の女子。キミが噂になっている転入生か?」
そんなふうにロゼさんと話していると、横から声をかけられた。
そこには四人の男子生徒。
私はその中の三人に見覚えがあった。
「あっ、昨日中庭でロゼさんを虐めていた人たちじゃないですか!」
そう、そこにいたのは昨日中庭で私が撃退したいじめっ子だった。
警戒心を上げる私に対し、四人の中で唯一見覚えのない男子生徒がフンと鼻を鳴らした。
「では、やはりキミだったのか。エリックの魔術を防いだというからどんな逸材かと思えば、こんな貧相な女だとはね」
「貧相って……」
この人は初対面のはずだというのになんて失礼な。
その男子生徒はあくまで偉そうに尋ねてくる。
「金髪女。キミの名を聞いておこうか」
「……セルビアですけど」
「セルビアか。ボクの名はルーカス・ライオット。数多くの優秀な魔術騎士を輩出してきたライオット家の嫡男だ。
転入早々このボクに声をかけられたことを光栄に思うといい」
自信満々な表情でそんな名乗りを上げられた。
「はあ、そうですか」
「なんだ貴様その反応は!? ボクの自己紹介を聞いていなかったのか!?」
「いや、ちゃんと聞いていましたけど……」
正直ライオット家なんて言われても何が何やらだ。私にそういう世俗的な知識を求めないでほしい。
改めて目の前の人物を観察する。
赤に近い金髪の美男子だ。背はすらっと高く振る舞いが気取っている。
たぶん貴族なんだろう。
年齢は、おそらく私と同じか少し上くらいに見える。
一緒にいるということは、ロゼさんを虐めていた三人組の仲間なんだろう。
私はつっけんどんな口調で言った。
「それで、そのルーカスさんが何の御用ですか?」
「ぼ、ボクの名を軽々と呼ぶとは……! いや、もういい。それより確認させてもらおう。キミは昨日中庭でこのエリックの魔術を防いだそうだね?」
取り巻きの男子の一人を指さしながら尋ねてくるルーカスさん。
その男子は昨日、ロゼさんに対して火の玉をぶつけようとしていた人だ。
確かにルーカスさんの言う通り、私はそれを障壁魔術で妨害した。
「……そうですが」
「もう一つ質問だ。キミは昨日この学院にやってきた転入生で間違いないか? 測定室の魔力水晶を破壊したという噂の」
ルーカスさんがそう言った途端に周囲がざわめいた。
『おい、今魔力水晶を破壊したって言ったか!?』
『それって昨日測定室が爆発したってアレだよな……あの子がそうなのか!?』
『マジか。あんな大人しそうな顔してとんでもないな』
ちょっ、一気に注目を浴びてしまっているんですが!
「ま、待ってください。どうしてそんな話になるんですか!?」
「フン、とぼけても無駄さ。キミは今日までこの講義には出ていなかっただろう。最近学院にやってきた証拠だ」
「うっ……」
「それに、キミはロゼを庇ったそうだな。ここの生徒でそんなことをするやつはいない」
「え? どうしてロゼさんが出てくるんですか?」
私の奥で気配を殺しているロゼさんを嘲るように、ルーカスさんはそんなことを言う。
なぜロゼさんを庇うと私がよそ者ということになるのか。
疑問を覚える私だけど、ルーカスさんはそれには答えず話を進める。
「まあ、そんなことはどうでもいい。それよりセルビア、ボクの研究会に入らないか?」
「……研究会?」
耳慣れない言葉に目を瞬かせると、ルーカスさんはこう説明した。
「研究会というのは、生徒同士で作る研究チームのようなものだ。何かテーマを決め、座学、実技問わずそれを突き詰める。講義以外の時間を使ってね。
普通の学院でいう、クラブ活動のようなものさ」
「はあ……」
いまいちピンとこないけど、要は自由時間を使って好きな題材を研究する集団ということだろうか。
「ボクの研究会では主に魔術戦闘の鍛錬を行う。この研究会に入ればボクが直々に指導してやるし、中央魔術騎士団や宮廷魔術師庁への推薦の近道にもなる。
……どうだ、嬉しいだろう? 誇らしいだろう? ボクが直々に勧誘してやるなんて滅多にない栄誉なんだぞ」
そこまで言ってからルーカスさんは私に手を差し出してきた。
「というわけでセルビア。キミも我が研究会に参加――」
「え? 嫌ですけど」
ぴしっ、と周囲が凍り付いたような気がした。
「な、なんだと……? 貴様、ボクに誘われることがどれだけ名誉なことか理解してないのか!?」
唖然とした様子で口を開閉させるルーカスさん。
彼だけでなく、教室中から私の言葉に驚愕しているような気配が伝わってくる。
どうやらここの生徒にとって、ルーカスさんの研究会への誘いを断るというのは有り得ない行為らしい。
……まあ、そんなこと私の知ったことじゃないんですが。
「そもそも私は研究会に入るつもりはありませんし、あなた方の仲間になるのもご免です」
「どういう意味だ!」
「わかりませんか? 寄ってたかって女の子一人を攻撃するような人たちとは相容れない、と言っているんです」
研究会に入るメリット以前に、私はこの人たちが気に入らない。
ロゼさんのようなか弱そうな雰囲気の女子を囲んで威圧するなんて論外だ。
そんな人たちの一味に加わるなんて冗談じゃない。
「……ふむ。なるほど」
一方、ルーカスさんはなにやら納得したように頷き、にやりと笑った。
「なんとなくキミの狙いがわかったよ、セルビア。どうやらキミはそこの女に取り入ろうとしているようだね」
「取り入るって……ロゼさんにですか?」
突拍子もない言葉に困惑する。ルーカスさんの研究会に入らないと言っただけで、どうしてそんな話になるのか。
ルーカスさんは自信満々に言葉を続ける。
「この学院に来たばかりならそうするのも無理はない。だがそれは無駄な努力だ。その女と縁を持ってもメリットなどないよ。
――たとえその女が、『賢者』様の孫娘であるといってもね」
………………え?
私は思わず背後のロゼさんを振り返った。
「そ、それは本当ですか? ロゼさんって……」
「……はい。その通りです」
頷かれた。ということは本当に――
「そんな、ロゼさんが――メイド狂いの変人の孫娘だなんて……!」
「待て転入生。貴様この街の最高権力者にとんでもない呼び方をしなかったか」
いけない。動揺のあまり以前オズワルドさんが言っていた表現がそのまま出てしまった。
講義が終わったあと、ロゼさんにお礼を言う。
「……あれくらい、別に。たいしたことじゃありませんから。それに、昨日も助けてもらいましたし」
相変わらず目を合わせずにそう言ってくるロゼさん。
昨日のこと、というのは中庭での一件のことだろう。
あれに関しては私が勝手にやったことだし、気にしなくていいのに。
と、私はあることに気付いた。
「ロゼさんの教科書、すごい書き込みですね」
そう、今もロゼさんが開いている教科書はかなり使い込まれており、あちこちに書き込みがされている。相当細かく読み込んでいる証拠だろう。
私が言うと、ロゼさんはぽつりと告げた。
「……勉強は、嫌いじゃないです。やればやっただけ結果が返ってきますから」
「なるほど」
「それに、私にはこれくらいしかできませんから……」
「?」
ロゼさんの様子はどこか落ち込んでいるようだった。
……どうしてそんな顔をするんだろう?
勉強熱心なのはいいことだと思うけど。
「そこの金髪の女子。キミが噂になっている転入生か?」
そんなふうにロゼさんと話していると、横から声をかけられた。
そこには四人の男子生徒。
私はその中の三人に見覚えがあった。
「あっ、昨日中庭でロゼさんを虐めていた人たちじゃないですか!」
そう、そこにいたのは昨日中庭で私が撃退したいじめっ子だった。
警戒心を上げる私に対し、四人の中で唯一見覚えのない男子生徒がフンと鼻を鳴らした。
「では、やはりキミだったのか。エリックの魔術を防いだというからどんな逸材かと思えば、こんな貧相な女だとはね」
「貧相って……」
この人は初対面のはずだというのになんて失礼な。
その男子生徒はあくまで偉そうに尋ねてくる。
「金髪女。キミの名を聞いておこうか」
「……セルビアですけど」
「セルビアか。ボクの名はルーカス・ライオット。数多くの優秀な魔術騎士を輩出してきたライオット家の嫡男だ。
転入早々このボクに声をかけられたことを光栄に思うといい」
自信満々な表情でそんな名乗りを上げられた。
「はあ、そうですか」
「なんだ貴様その反応は!? ボクの自己紹介を聞いていなかったのか!?」
「いや、ちゃんと聞いていましたけど……」
正直ライオット家なんて言われても何が何やらだ。私にそういう世俗的な知識を求めないでほしい。
改めて目の前の人物を観察する。
赤に近い金髪の美男子だ。背はすらっと高く振る舞いが気取っている。
たぶん貴族なんだろう。
年齢は、おそらく私と同じか少し上くらいに見える。
一緒にいるということは、ロゼさんを虐めていた三人組の仲間なんだろう。
私はつっけんどんな口調で言った。
「それで、そのルーカスさんが何の御用ですか?」
「ぼ、ボクの名を軽々と呼ぶとは……! いや、もういい。それより確認させてもらおう。キミは昨日中庭でこのエリックの魔術を防いだそうだね?」
取り巻きの男子の一人を指さしながら尋ねてくるルーカスさん。
その男子は昨日、ロゼさんに対して火の玉をぶつけようとしていた人だ。
確かにルーカスさんの言う通り、私はそれを障壁魔術で妨害した。
「……そうですが」
「もう一つ質問だ。キミは昨日この学院にやってきた転入生で間違いないか? 測定室の魔力水晶を破壊したという噂の」
ルーカスさんがそう言った途端に周囲がざわめいた。
『おい、今魔力水晶を破壊したって言ったか!?』
『それって昨日測定室が爆発したってアレだよな……あの子がそうなのか!?』
『マジか。あんな大人しそうな顔してとんでもないな』
ちょっ、一気に注目を浴びてしまっているんですが!
「ま、待ってください。どうしてそんな話になるんですか!?」
「フン、とぼけても無駄さ。キミは今日までこの講義には出ていなかっただろう。最近学院にやってきた証拠だ」
「うっ……」
「それに、キミはロゼを庇ったそうだな。ここの生徒でそんなことをするやつはいない」
「え? どうしてロゼさんが出てくるんですか?」
私の奥で気配を殺しているロゼさんを嘲るように、ルーカスさんはそんなことを言う。
なぜロゼさんを庇うと私がよそ者ということになるのか。
疑問を覚える私だけど、ルーカスさんはそれには答えず話を進める。
「まあ、そんなことはどうでもいい。それよりセルビア、ボクの研究会に入らないか?」
「……研究会?」
耳慣れない言葉に目を瞬かせると、ルーカスさんはこう説明した。
「研究会というのは、生徒同士で作る研究チームのようなものだ。何かテーマを決め、座学、実技問わずそれを突き詰める。講義以外の時間を使ってね。
普通の学院でいう、クラブ活動のようなものさ」
「はあ……」
いまいちピンとこないけど、要は自由時間を使って好きな題材を研究する集団ということだろうか。
「ボクの研究会では主に魔術戦闘の鍛錬を行う。この研究会に入ればボクが直々に指導してやるし、中央魔術騎士団や宮廷魔術師庁への推薦の近道にもなる。
……どうだ、嬉しいだろう? 誇らしいだろう? ボクが直々に勧誘してやるなんて滅多にない栄誉なんだぞ」
そこまで言ってからルーカスさんは私に手を差し出してきた。
「というわけでセルビア。キミも我が研究会に参加――」
「え? 嫌ですけど」
ぴしっ、と周囲が凍り付いたような気がした。
「な、なんだと……? 貴様、ボクに誘われることがどれだけ名誉なことか理解してないのか!?」
唖然とした様子で口を開閉させるルーカスさん。
彼だけでなく、教室中から私の言葉に驚愕しているような気配が伝わってくる。
どうやらここの生徒にとって、ルーカスさんの研究会への誘いを断るというのは有り得ない行為らしい。
……まあ、そんなこと私の知ったことじゃないんですが。
「そもそも私は研究会に入るつもりはありませんし、あなた方の仲間になるのもご免です」
「どういう意味だ!」
「わかりませんか? 寄ってたかって女の子一人を攻撃するような人たちとは相容れない、と言っているんです」
研究会に入るメリット以前に、私はこの人たちが気に入らない。
ロゼさんのようなか弱そうな雰囲気の女子を囲んで威圧するなんて論外だ。
そんな人たちの一味に加わるなんて冗談じゃない。
「……ふむ。なるほど」
一方、ルーカスさんはなにやら納得したように頷き、にやりと笑った。
「なんとなくキミの狙いがわかったよ、セルビア。どうやらキミはそこの女に取り入ろうとしているようだね」
「取り入るって……ロゼさんにですか?」
突拍子もない言葉に困惑する。ルーカスさんの研究会に入らないと言っただけで、どうしてそんな話になるのか。
ルーカスさんは自信満々に言葉を続ける。
「この学院に来たばかりならそうするのも無理はない。だがそれは無駄な努力だ。その女と縁を持ってもメリットなどないよ。
――たとえその女が、『賢者』様の孫娘であるといってもね」
………………え?
私は思わず背後のロゼさんを振り返った。
「そ、それは本当ですか? ロゼさんって……」
「……はい。その通りです」
頷かれた。ということは本当に――
「そんな、ロゼさんが――メイド狂いの変人の孫娘だなんて……!」
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