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ニューヨークの危機
空母ニューヨークの出航
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アマテラス改は英国、ポーツマス軍港へ空母ニューヨークと交代のため帰到する。 ここで、まだ読者には公開していない空母ニューヨークについて説明しよう。 米国海軍は艦艇の名前を偉人や都市の名前とすることが多い。 空母、ロナルド・レーガンなど、数多ある。 現在、米国鎌倉造船で新型空母は建造中であり、ドーバーには、まだ派遣できない。 しかし、英国に貸しを作る意味でも、米国は最新空母を派遣したのだ。 造船は米国鎌倉造船製であるから日本の空母と変わりはない。 だが、戦闘機などはファルコンの2300PSが主であ、ジェット機ではない。 まだ、ジェット機は日本のみであった。 原子力動力も技術指導の最中であり、国家最高機密扱いなので、まだ空母には搭載されていない。 だが、現在、建造中の新型は原子力動力搭載を想定している。 (米国での原子爆弾開発は、完成の一歩手前の状態であり、制御が難しいので難航しているようだ。) 建造中の新型になればジェット機搭載空母となる予定で、パイロットの訓練を日本近海で日本空母によりおこなっていたのだ。 空母着艦は非常に困難であり殉職者が少なくない、よって定期的に訓練していないと事故確率が増えるのだ。 レシプロと違う速度であり、いままでの指向性アンテナ誘導では人間が追いつかないのだ。 訓練でおぎなうしかない、のだ。 着艦のリスク軽減の研究は日本でも、なかなか進んではいない。 話を戻そう、空母ニューヨークはポーツマス軍港を出航した。 飛行甲板にはファルコンが輝いている。 ジュラルミンの地肌のままだ。 一応、コクピットの前面は反射防止の黒色つや消しである。 あとは翼に米軍の青色星型マークだ。 現在の米軍のファルコンは戦闘機タイプは20ミリバルカン1基のみだ。 装弾数が多い(3000発)から1基で十分だ。 補助席で2人までOKだ。 爆装タイプは250キロ爆弾が6発までOK、また短魚雷1本がOKだ。 2人乗りで、後席が爆撃誘導と後部機関銃を兼ねる。 機関銃は13ミリ口径である。 偵察タイプは写真機を複数搭載でき、2人で、後部座席に偵察員が乗り、視界が妨げられないコクピットであり、偵察に特化した機体だ。 あとは、双発月光が、まんま米軍向けに、名前をジェーンと名がついている。 由来はなんと西部の女流ガンマンからつけたらしい。(カラミティ ジェーン) ジェーンは空中警戒用レーダーを装備して、増槽(ガソリンタンクの予備)を腹につけると、24時間飛行可となる。(実際は24時間など持たない、せいぜい3時間交代だ。) まあ、空母の上に飛ばして潜水艦の警戒するための機体である。 空母には電磁カタパルト(原子力でないと超電磁カタパルトは発電能力から無理だ。)が2基設置されて、以前は250メートルだったカタパルトが現在は150メートルに性能が上がった。 その分、飛行甲板が広く使えるのだ。 アマテラス改との違いは船首のセーラー幼女がニューヨークではパツキンの自由の女神であることだ。 とうぜん、幼女ではない。 まあ、人気ではアマテラス改のセーラー幼女に、勝てないと思うのは著者だけだろうか。 ドーバーに空母と、取り巻きの駆逐艦などが展開して、とても独逸帝国がドーバー越えなどは、不可能に見える。 独逸帝国はどのような作戦を考えているのか、英国情報部も完全にはつかめなかった。
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