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情熱的なあなたと夜明けを迎えて…
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本当に…ここまで来た。
蒼真さんが一人暮らししてるマンションに。
ふと足を止めて見上げる。
こんな素敵なデザイナーズマンションに、私なんかが入ってもいいのかな?
思わずフゥーっと大きな息を吐いた。
この建物は、かなり有名な建築家さんがデザインしたって聞いたことがある。
だから家賃がものすごく高いって…
意を決して1階で部屋番号を押した。
『はい』
『あの、蓮見です』
『上がって来て』
オートロックが解除され、目の前の自動ドアが開く。
そこを通り、奥のエレベーターで最上階へ。
降りたらすぐ目の前に1部屋だけあって、その部屋の前で蒼真さんが待っててくれた。
壁にもたれ、腕組みをしながら…
『こ、こんにちは』
そ、その足の長さは何なの?
白いシャツとブラックジーンズ、いきなりそんなモデル感出されても…
いきなり自分が惨めになるよ。
『よく来たな』
私に近寄ってくる蒼真さん。
その圧倒的な存在感に思わず2、3歩後ずさる。
『あっ、はい。本当に…来て良かったんですか?こんな立派なマンションに私なんかが…』
『来てほしくなかったら絶対に呼ばない』
『あ…はい。ありがとうございます』
早速の甘いセリフに戸惑い過ぎて「ありがとうございます」なんて…何を意味不明なこと言ってるんだろ、私。
月那にいろいろ言われて、昨日からずっとドキドキしっぱなしで、蒼真さんの一つ一つの言動に心が大きく揺れてしまう。
全然堂々と出来なくて、かなり挙動不審だろうと思う。
『あの…言われたように買ってきました』
今夜の食事の材料をすぐ近くのスーパーで揃えた。
『悪かったな』
蒼真さんは、大きめのマイバッグをサッと持ってくれた。
こういうとこ、すごくジェントルマンだと思う。
蒼真さんが一人暮らししてるマンションに。
ふと足を止めて見上げる。
こんな素敵なデザイナーズマンションに、私なんかが入ってもいいのかな?
思わずフゥーっと大きな息を吐いた。
この建物は、かなり有名な建築家さんがデザインしたって聞いたことがある。
だから家賃がものすごく高いって…
意を決して1階で部屋番号を押した。
『はい』
『あの、蓮見です』
『上がって来て』
オートロックが解除され、目の前の自動ドアが開く。
そこを通り、奥のエレベーターで最上階へ。
降りたらすぐ目の前に1部屋だけあって、その部屋の前で蒼真さんが待っててくれた。
壁にもたれ、腕組みをしながら…
『こ、こんにちは』
そ、その足の長さは何なの?
白いシャツとブラックジーンズ、いきなりそんなモデル感出されても…
いきなり自分が惨めになるよ。
『よく来たな』
私に近寄ってくる蒼真さん。
その圧倒的な存在感に思わず2、3歩後ずさる。
『あっ、はい。本当に…来て良かったんですか?こんな立派なマンションに私なんかが…』
『来てほしくなかったら絶対に呼ばない』
『あ…はい。ありがとうございます』
早速の甘いセリフに戸惑い過ぎて「ありがとうございます」なんて…何を意味不明なこと言ってるんだろ、私。
月那にいろいろ言われて、昨日からずっとドキドキしっぱなしで、蒼真さんの一つ一つの言動に心が大きく揺れてしまう。
全然堂々と出来なくて、かなり挙動不審だろうと思う。
『あの…言われたように買ってきました』
今夜の食事の材料をすぐ近くのスーパーで揃えた。
『悪かったな』
蒼真さんは、大きめのマイバッグをサッと持ってくれた。
こういうとこ、すごくジェントルマンだと思う。
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