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第一章
1-133 国王陛下について
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国王が考えた建物の図案に私達の考えを付け加えられて職人さんと国王自ら出向いて新しいギルドの建設を行なって行った。
私達も仕事の合間に建設現場に赴き手伝いや差し入れなどをしに行っているのだが...。
??????
毎回行くたびに国王が居るのが不思議で...。
国王ってそんなに暇なの?って失礼な考えが浮かぶ程いるのだ。
一度ギルマスに確認すると苦笑いを浮かべていた。
「今の国王には息子が五人。娘が六人いるだが...。」
"えっ?!!そんなに?!てか、あの人一体何歳なの?!!"
ギルマスの言葉に私達は驚いてしまった。
子供が全部で十一人って...。
私達の驚き方にギルマスは不思議そうな表情を浮かべながら国王について教えてくれた。
「この国の今の国王の年齢は確か四十五歳だな。十一歳で前国王から王位を譲り受けたんだ。確か長男は国王が十五歳の時の子供だ。それを皮切りにっていうかなぁー、毎年の様に子供が次々と子供が産まれてあれよあれよと言ってそんな感じだ。
今は長男を中心に子供達に国政を少しずつだが任せていっているらしいわ。
あいつの子供だからな。ガキの頃から賢いんだわ。可愛くないぐらい...。
今や長男と次男で国の政務のほとんどをこなしているぞ。」
ギルマスの言葉に私達は口をあんぐりと開けて呆けてしまった。
若いと思っていたけど...そこまで...とは思わなかった。
「だからこの計画をお前さんから持ちかけられた時は奴が一番喜んでいたんだよ。
やる事ができたってな。
だから気にするな。好きなようにやらせてやってくれ。」
ギルマスにそう言われたら...てか、言われなくても私達は何もいう気はなかった。
"やっぱり私達の国の国王って凄いね。"
"ああ。器がデカイわ。同じ男して尊敬するなぁー。"
"兄さんでもそう思うんだ。"
"はっ?!俺だって尊敬って言葉ぐらい知ってるわ!"
"でも国王にばかり任せっきりっていいのかなぁ?"
「...まずいだろうな。でも、俺たちも仕事をしないといけないからな...。」
私達の会話を聞いてギルマスは肩を揺らしながら笑い出した。
"ちょっ!ギルマスどうしたの?!"
「いや。お前さん達は物言いはあれだけどいい奴らだなぁーと思って。
こっちの仕事は今それ程急ぎはないから無理に毎日こなさなくても大丈夫だ。
気になるなら手伝いに行ったらいいぞ。」
ギルマスの言葉を聞いて私達は素直に喜んだ。
"じゃー急ぎの依頼があったら教えてね。私達も手伝いに行きたいから。"
"おっさん頼んだぞ!"
"ギルマスよろしくお願いします。"
"お願いします!"
「任せた。」
私達はそう言って一度家に戻り準備をして建設現場に行って早速手伝う事にした。
ギルマスは一目散にギルドから出て行く私達をみてやれやれと言った表情をしていたのは私達は知らなかったのだ。
私達も仕事の合間に建設現場に赴き手伝いや差し入れなどをしに行っているのだが...。
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毎回行くたびに国王が居るのが不思議で...。
国王ってそんなに暇なの?って失礼な考えが浮かぶ程いるのだ。
一度ギルマスに確認すると苦笑いを浮かべていた。
「今の国王には息子が五人。娘が六人いるだが...。」
"えっ?!!そんなに?!てか、あの人一体何歳なの?!!"
ギルマスの言葉に私達は驚いてしまった。
子供が全部で十一人って...。
私達の驚き方にギルマスは不思議そうな表情を浮かべながら国王について教えてくれた。
「この国の今の国王の年齢は確か四十五歳だな。十一歳で前国王から王位を譲り受けたんだ。確か長男は国王が十五歳の時の子供だ。それを皮切りにっていうかなぁー、毎年の様に子供が次々と子供が産まれてあれよあれよと言ってそんな感じだ。
今は長男を中心に子供達に国政を少しずつだが任せていっているらしいわ。
あいつの子供だからな。ガキの頃から賢いんだわ。可愛くないぐらい...。
今や長男と次男で国の政務のほとんどをこなしているぞ。」
ギルマスの言葉に私達は口をあんぐりと開けて呆けてしまった。
若いと思っていたけど...そこまで...とは思わなかった。
「だからこの計画をお前さんから持ちかけられた時は奴が一番喜んでいたんだよ。
やる事ができたってな。
だから気にするな。好きなようにやらせてやってくれ。」
ギルマスにそう言われたら...てか、言われなくても私達は何もいう気はなかった。
"やっぱり私達の国の国王って凄いね。"
"ああ。器がデカイわ。同じ男して尊敬するなぁー。"
"兄さんでもそう思うんだ。"
"はっ?!俺だって尊敬って言葉ぐらい知ってるわ!"
"でも国王にばかり任せっきりっていいのかなぁ?"
「...まずいだろうな。でも、俺たちも仕事をしないといけないからな...。」
私達の会話を聞いてギルマスは肩を揺らしながら笑い出した。
"ちょっ!ギルマスどうしたの?!"
「いや。お前さん達は物言いはあれだけどいい奴らだなぁーと思って。
こっちの仕事は今それ程急ぎはないから無理に毎日こなさなくても大丈夫だ。
気になるなら手伝いに行ったらいいぞ。」
ギルマスの言葉を聞いて私達は素直に喜んだ。
"じゃー急ぎの依頼があったら教えてね。私達も手伝いに行きたいから。"
"おっさん頼んだぞ!"
"ギルマスよろしくお願いします。"
"お願いします!"
「任せた。」
私達はそう言って一度家に戻り準備をして建設現場に行って早速手伝う事にした。
ギルマスは一目散にギルドから出て行く私達をみてやれやれと言った表情をしていたのは私達は知らなかったのだ。
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